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Blackmagic Design製品事例:映画「吹哨人(The Whistleblower)」の場合

2020-01-20 掲載

Blackmagic Designの発表によると、中国発、シュエ・シャオルー監督の新作映画「吹哨人(The Whistleblower)」の撮影に、URSA Mini ProやMicro Cinema Camera、Micro Studio Camera 4Kなど、数々のBlackmagic Designカメラが使用されたという。それらのカメラパッケージに加え、同アクションスリラー作品では他の様々なBlackmagic Design製品も使用され、数多くのシーンが撮影された。

中国、オーストラリア、アフリカで撮影された「吹哨人(The Whistleblower)」は、海外の鉱業会社に勤める中国人社員が、致命的な事故を経験した後、その会社が開発した新テクノロジーに健康リスクがあることを発見する、というストーリー。

中国とオーストラリアの共同制作となったこの作品には、ACSの撮影監督マーク・スパイサー氏、ACSのセカンドユニット撮影監督マーク・ウェアハム氏、撮影監督リッキー・シャンバーグ氏のほか、これまでにFast&Furious作品を手がけた制作チームのメンバーたちによって撮影された、乗り物を使用したハイスピードでドラマチックなスタントシーンが数多く含まれている。

このプロジェクトでアシスタント・カメラオペレーターを務めたミシェル・ピザニス氏は、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「ワイルド・スピード SKY MISSION」、「マイティ・ソー バトルロイヤル」などの大規模なアクション映画を手がけている。すでに他の作品でBlackmagic Designのカメラやその他の製品を使用した経験があったピザニス氏は、「吹哨人(The Whistleblower)」の撮影に使用するアクションスタントリグの構築を依頼されたという。

同作品のアクションシーンおよびスタントシーンは他のあらゆる大ヒット映画に引けを取らず、道路や水上で繰り広げられるハイスピードの追跡シーンや、驚くほどドラマチックな戦闘シーン、トンネルやその他の狭い空間で出演者の身体に装着されたリグで撮影したPOVショット、膨大な数の物理的エフェクトが含まれている。それらのシーンを撮影する上で、ピザニス氏は、大きな衝撃を受けたり、衝突する車に装着したり、高いところから落としたりしても問題なく撮影できる様々なリグを構築する必要があった。

そのような撮影を行うために、複数のURSA Mini Proを用いた背景プレート用のカメラアレイや、Micro Cinema CameraやMicro Studio Cameraを用いた車用・オートバイ用のリグなど、複数のリグが作成された。また、各リグには収録・モニタリング用にBlackmagic Design Video Assist 4Kも組み込まれた。大きなリグのひとつは背景プレート用のカメラアレイで、追跡シーンの車に取り付けられた。

ピザニス氏:背景プレート用のカメラアレイには6台のURSA Mini Proを使用しました。驚くほど良く機能してくれました。ダイヤル式フィルターのおかげで、マットボックスや外部フィルターを使用する必要がありませんでした。これにより、20mm Zeiss PL Ultra Primeレンズを装着した全く同じカメラを6台、内側に向けて出来るだけ近くに並べることができました。

アフリカのマラウイ共和国にURSA Mini Proを持って行きましたが、6台のカメラが2つのペリカンケースにすべて収まったので、遠征ロケにも最適でした。背景プレート用のカメラアレイで使用した後は、それらのカメラをメインの撮影にも使用し、すべてのBロールをRAWで収録しました。

また、撮影チームは、1台のURSA Mini Proをワイドのエスタブリッシング・ショット用に常に確保しておいた。

ピザニス氏:それらの多くはダッチアングルの固定ショットでした。これにより、AカメまたはBカメを取り外さす手間が省け、シーンを複数のカメラで撮影できました。

車やその他の車両のスタントショットでは、4台のMicro Cinema Cameraおよび2台のMicro Studio Camera 4Kで構築したリグが使用された。これらの小型カメラは、狭い空間での撮影や、車両のあらゆる部分に取り付ける上で最適だったという。

ピザニス氏:Micro Studio 4Kは、カメラが安全な状況で4Kで撮影するために使用しました。一方、カメラが危険に晒される状況では、カメラに直接収録でき、ペリカンケースに入れて衝撃から守れるMicro Cinema Cameraを使用しました。衝撃を受けても、すべて完璧にレンダリングしてくれました。Video Assist 4Kは、カメラアレイのセットアップと、ポータブルのビデオビレッジに使用しました。それらの自動録画機能には非常に感心しました。カメラがトランスミッターを介して録画すれば、Video Assist 4Kに収録して再生できます。全カメラで同時に撮影を行うトリガースイッチを構築することができました。また、Ambient NanoLockitでゲンロックとタイムコードも使用することができました。

また、「吹哨人(The Whistleblower)」の制作では、撮影中に重要なモニタリング環境を構築するために、DITのマイケル・イースター氏のカートに搭載したBlackmagic Design製品も使用された。Blackmagic Design製品を使用したことで、イースター氏は、撮影現場でカメラからのライブ映像をワイヤレスSDI経由で受信し、それらのフッテージに一時的なルックを適用し、カメラ構成をモニタリングし、露出を評価し、各シーンおよびセットアップに対する参照素材を収集・表示し、同じく撮影現場でグレーディング済みの映像をクリエイティブチーム用にライブモニターに送信することができた。

イースター氏は、Smart Videohub 40×40やVideohub Smart Control、UltraStudio Mini Monitor、Mini Recorder、SmartScope Duo 4K、DaVinci Resolveなど、数々のBlackmagic Design製品を使用した。

イースター氏:私のDITカートには色々なBlackmagicデバイスが乗っています。その中心にはSmart Videohub 40×40があります。Videohub Smart Controlを組み込むことで、ワイヤレスSDIレシーバーからのイメージを自分のLUTボックスやGrade 1 Reference OLED Monitor、クアッド分割SDIデバイス、Video Operator、カート上の他の様々なシステムにルーティングできます。撮影では、7台のカメラから受信するイメージを、ワークステーションにぶら下げた7台のモニターでチェックする日もありました。

また、Mini MonitorとMini Recorderを使用したことで、参照用のビデオやスチルをキャプチャーおよび表示できました。露出を管理しやすくするために、SmartScope Duo 4Kをヒストグラムか波形、あるいは私のLUTボックスのフォルスカラー露出ツールに設定しました。フッテージの確認にはDaVinci Resolveを使用しました。


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[ DATE : 2020-01-20 ]
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