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[再現NAB2020:Carl Zeiss]「ZEISS CZ.2シネズームレンズシリーズ」

2020-04-22 掲載

ラージフォーマットカメラに取り付けたCZ.2 15-30mm T2,9の画角は、スーパー35mm判の10-20mmに相当し、超広角ズームとなる。写真で装着されているカメラはRED MONSTRO 8K VV(写真:Carl Zeiss・過去のNAB展示風景より)

ZEISS CZ.2シネズームレンズシリーズ

フルサイズ対応レンズの需要を見越し、最初のフルサイズ対応ズーム「ZEISS CZ.2 70-200mm/T2.9」を発表したのは2012年のNABだった。近年各メーカーから35mmフルサイズのシネマカメラが出揃い、本格的なフルサイズ時代に突入したこともあり、改めて今年のNABのCarl ZeissブースではZEISS CZ.2シネズームレンズシリーズを紹介予定だったという。

ツァイスのCZ.2シネズームシリーズは、使い易い焦点距離をカバーする3本のレンズで構成。広角のCZ.2 15-30mm、広角から中望遠までをカバーするCZ.2 28-80mm、望遠のCZ.2 70-200mm、いずれも開放値はT2.9コンスタント。3本のレンズとも35mmフルサイズのイメージサークルをカバーしており、Eマウント、EFマウント、PLマウントなど合計5つのマウントに交換可能なため、ソニーFX9やキヤノンEOS C500 Mark II、ARRI ALEXA Mini LF 、ソニーVENICEなど、各種フルサイズカメラにネイティブに対応する。マウントは交換式のため、異なるマウントシステムのカメラでも同じレンズを使用できる。

CZ.2シネズームシリーズは無理のないズーム倍率で設計されており、描写性能はシャープで、1本あたりの大きさと重量も程よく抑えられている。さらにそれぞれのレンズのカバー画角とパースペクティブを考慮した上で、絞り羽根枚数を選定しており、15-30mmが9枚、28-80mmが10枚、70-200mmは18枚を組み込み、逆光によるサンスターや被写体の後ボケの描写など、各レンズのもっとも効果的な描写を可能にしているという。

昨年春、企業を舞台にしたテレビドラマの撮影で使われるCZ.2 28-80mm T2,9。このズーム域は会議室のセットをパンして収録しつつ、半身大アップまでを1本で撮ることが出来るため、レンズ交換に時間がかけられないが映像品質は落とせない、という現場で威力を発揮しているという。カメラはARRI ALEXA LF(写真:Carl Zeiss)

CZ.2 15-30mm、CZ.2 28-80mm、CZ.2 70-200mmの3本ともコンパクトなため、頻繁にシーンチェンジが行われるような現場における移動やセットアップの負担を最小限に抑えることができる。現在はカメラ本体の小型軽量化も進み、カメラセットアップ全体の効率化により撮影現場の流れを乱すことなく、これまでよりもスムーズな撮影ができるようになったことから、特に昨年から今年にかけて、劇場公開映画の撮影で多くCZ.2シネズームが採用されているようだ。

今年2月、戦国時代をベースにした映画作品の撮影で使われるCZ.2 70-200mm T2,9。レンズが軽量でコンパクトなため、三脚の上から遠景を撮った後にすぐにローアングルで殺陣をナメるような忙しいカット割りなど、従来の大型ズームレンズでは実現できない機動的な撮影を可能した。ここで使われたカメラはSony VENICE(写真:Carl Zeiss)

レンズの開発は物理と光学技術の均衡の上にのみ成立するとし、CZ.2の開発にあたっては、35mmフルサイズの高画素カメラでの使用を前提に、あくまでも画質を犠牲にせず、どこまで小型化できるかというのが課題だったという。どのレンズも前枠の縁ギリギリまで前玉がはまっており、まさに限界まで無駄を省いた設計だ。

■一言アピール!

CZ.2シネズームシリーズは大手のレンタル会社に配備されておりますので、常時レンタルにてお使いいただけます。複数本セットでご購入の際はセット割引が適用となるため、ご自分の会社で2本ないしは3本でまとめて購入されるケースも増えております。交換マウントをご用意いただければカメラ機種を選ばずにお使いいただけるレンズですので、「資産」としても有効にご活用いただけるレンズです。大判センサーカメラが標準となりつつある現在、ぜひCZ.2をお試し頂きたいと思っています。

※2020年4月時点でCZ.2シネズームを配備しているレンタル会社:アークビデオ、小輝日文、特殊映材社、ナックレンタル、西尾レントオール、ビデオサービス、ライトアップ(50音順)


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[ DATE : 2020-04-22 ]
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