SoVeC株式会社は、株式会社ベイクルーズとの共同事業トライアルとして、ファッションEC(Eコマース)サイト向けに、撮影、編集、納品といった一連の動画制作の工程を自動化することで、動画コンテンツを簡単かつ低コストで作成できる自動動画制作ソリューションの実証実験を開始する。

マーケティング・テクノロジー(MarTech)領域の新サービスへのニーズが高まる中、SoVeCでは、「テクノロジーの力でコミュニケーションを進化させる」というMissionのもと、ソニーグループの技術を活用した先進的なサービス事業における知見と、ベクトルグループのコミュニケーション戦略実行力を活用し、企業のマーケティング活動の最適化・効果の最大化を図る為の新たなソリューションを提供している。ソリューションの第一弾として、2019年11月7日にはAIを活用した自動動画生成クラウドサービス「SoVeC Smart Video」の提供を開始している。

ファッションECサイト向けソリューションのサービスイメージ

近年、ECサイトのプロモーションやショッピングセンターの新たな集客施策の1つとして動画を活用するケースが増えており、特にファッションECサイトにおいては動画活用のニーズが急速に高まっている。同ソリューションは、動画撮影システムと自動編集を行うクラウドサービスが一体となっており、動画撮影専門のスタッフでなくても簡単に動画コンテンツの撮影から編集まで行うことが可能となり、オペレーションの効率化やコスト削減を実現するとしている。

動画生成ワークフロー

同ソリューションの基本構成は、カメラによる撮影やエッヂコンピューティングによる動画解析を操作するPCアプリケーション、および、自動編集とシステム連携による納品を行うクラウドサーバーから生成されている。

撮影システムは撮影スタジオなどに常設し、撮影は専用アプリケーションをインストールしたパソコンを操作することで簡単に行える。また、撮影した動画は、ソニーのディープラーニング技術「Neural Network Libraries」を活用して開発したアルゴリズムによって解析後、専用クラウドサーバーへ転送されて用途に合わせた動画コンテンツに自動編集される。

さらに、納品も自動化されており、編集を終えた動画は即座に指定されたサーバーへ格納される。また、指定サーバーへの格納以外にも専用ダウンロードサイトからの納品も可能。

ファッションECサイト向けソリューション:活用実例イメージ