株式会社ズームは、最大8チャンネルの入力が可能なZOOMハンディレコーダーのフラッグシップモデルとして「H8」を2020年7月中旬に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別40,500円前後。

H8は、スマートフォン感覚で操作できる2.4インチのカラータッチスクリーンを備え、プロジェクトに合わせて機能とUIを最適化する3つのアプリ(FIELD、MUSIC、PODCAST)により、多目的に使用できるハンディレコーダー。XYステレオマイク(XYH-6)を標準で付属しており、6系統の外部入力(4つのXLR入力と2つのXLR/TRSコンボ入力)と合わせて、8チャンネル分の入力信号をマルチトラックに録音可能。

FIELDアプリ
最大12トラック(別売のH8用マイクカプセルが必要)の録音が可能なフィールドレコーディング用アプリ。各トラックのレベルチェックが容易に行える大型メーター表示に加え、ローカット、コンプレッサ、リミッタ、ノイズゲートなどの主要な設定が行える。


MUSICアプリ
最大10トラック(別売のH8用マイクカプセルが必要)のMTRとして利用可能な音楽制作用アプリ。ギターアンプモデルを含む70種以上の内蔵エフェクト(Guitar Lab対応)と3バンドEQを使用でき、各トラックの音量や定位を設定してミックスダウンまで行える。


PODCASTアプリ
ポッドキャスト制作やライブ配信に適したアプリ。タップ一つでジングルや効果音などを再生できるサウンドパッドを使用できる。4マイク入力+4サウンドパッドを利用可能。


同社独自のマイクカプセル交換システムに対応し、用途に応じてMSステレオマイク、ショットガンマイクなど、既存のZOOM製マイクカプセルと交換可能。さらに、2020年後半リリース予定のXY/ABマイク、VRマイク、4ch XLR入力の3つのマイクカプセルを利用でき、ポータブルレコーディングの可能性を拡張できるとしている。H8の主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • フィールドレコーディング、音楽制作、ポッドキャスト制作に適した3タイプのアプリ
  • ZOOM独自のマイクカプセル交換システムを採用
  • 最大12トラック同時録音(ステレオマイク+バックアップ録音、6系統の外部入力、L/Rミックス)
  • 4系統のXLRマイク入力と2系統のXLR/TRSコンボジャックを装備
  • 各インプットにゲイン調整ノブと-20dBのPADスイッチを装備
  • 付属「XYH-6」マイクカプセルには3.5mmステレオジャックのMic/Line入力を装備
  • +24/+48Vのファンタム電源を供給可能
  • 最大512GBのSD、SDHC、SDXCカードにダイレクト録音
  • 録音ミスを防止するオートレコード、プリレコード、バックアップレコード機能
  • ローカット、コンプレッサ、リミッタ、ノイズゲートを内蔵
  • PC/Mac/iPad用のUSBオーディオインターフェースとしても使用可能
  • 単3アルカリ乾電池またはNiMH(ニッケル水素)充電池が使用可能
  • 単3アルカリ乾電池で15時間以上駆動