株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Zマウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応のテレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」と「Z TELECONVERTER TC-2.0x」を2020年9月に発売する(国内での予約販売受付開始は7月23日10時より)。希望小売価格は1.4倍モデルが税別71,200円、2倍モデルが税別76,700円。

NIKKOR Zレンズの高い光学性能を活かしつつ、Z TELECONVERTER TC-1.4xは1.4倍、Z TELECONVERTER TC-2.0xは2倍に主レンズの焦点距離を拡大可能(テレコンバーターをレンズに装着すると、レンズの明るさがTC-1.4xでは1段分、TC-2.0xでは2段分暗くなる)。装着しても最短撮影距離は変わらないため、被写体をよりクローズアップして撮影することもできる。主レンズのAF性能やVR性能を最大限に活かすことができ、快適な撮影を実現するとしている。

また、同社の「S-Line」に属したNIKKOR Zレンズと同等の高い防塵・防滴性能を有し、優れた防汚性能を発揮する「フッ素コート」をレンズの最前面および最後面に採用している。

2020年9月発売予定の「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」に「Z TELECONVERTER TC-1.4x」を装着することで焦点距離を280mmまで、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」を装着することで焦点距離を400mmまで拡大可能。同製品に対応するミラーレスカメラ用交換レンズは、今後順次投入予定。主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 主レンズの性能を活かしながら、焦点距離を1.4倍、2倍に拡大し、望遠域での表現の幅をより拡げるフルサイズミラーレスカメラ対応のテレコンバーター
  • 装着しても主レンズの最短撮影距離を変えないため、被写体によりクローズアップした撮影が可能
  • テレコンバーター使用時に発生する各種収差を最小限に抑え、主レンズの高い描写力を活かす光学設計
  • 決定的瞬間を逃さない、主レンズのAF性能やVR性能を最大限に活かした設計
  • 随所へのシーリングや、レンズマウントゴムリングをレンズ側、ボディー側の両側に採用した高い防塵・防滴性能
  • 埃や水滴が付着しにくく、付着しても拭き取りが容易なニコン独自の「フッ素コート」を最前面および最後面のレンズ面に採用