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[IBC2020]アドビ、Creative Cloudビデオ製品のアップデートを公開

#Adobe #Premiere Pro #After Effects #Adobe Creative Cloud #IBC2020 #Adobe MAX 2020

2020-09-15 掲載

アドビは2020年9月15日、Creative Cloudビデオ製品のアップデートを公開した。公開に先立ち、製品アップデートを紹介するプレス向けオンライン発表会が行われたので、その内容を紹介しよう。

まずは、「ワークフローの合理化とスピード強化」がテーマのPremiere Proのアップデートから紹介する。

「シーン編集の検出」や「放送向けのHDR」に対応したPremiere Pro

■完成済みビデオシーケンスの編集点を自動で見つけ出す「シーン編集の検出」

「シーン編集の検出」はシーンごとに検出し、カット編集が簡単に行える機能。2020年6月のアップデートではベータ版として搭載されていたが、今回は正式機能として搭載された。

例えば、犬が映ったワンクリップの完パケがタイムラインにあるとする。このクリップからすべての犬のカットを削除するには、カットの切替部分に目合わせでカットポイントを入れて削除する作業が必要だった。この作業には時間がかかり、地味で大変だった。このカットポイントを入れるシーンの切り替わりをAdobe Senseiが検索して入れてくれるのが「シーン編集の検出」機能だ。

(01)タイムラインで対象の素材を選んで右クリックする。コンテキストメニューの「シーン編集の検出」を選択すると、実行される。

(02)「シーン編集の検出」は、2020年6月のアップデートでプレビュー版として搭載されたが、そこからアップデートしている。「検出された各カットポイントにカットを適用する」や「検出された各カットポイントにクリップマーカーを作成する」「検出された各カットポイントからサブクリップのピンを作成する」などから選択可能だ。

(03)各ダイヤログにチェックを入れて「分析」をクリックすると、Adobe Senseiが自動的にシーン編集を選択し、これまでタイムラインに一個しかなかったクリップが4つに分けられる。精度も高く、きちんと前後の切替のところにカットポイントが打たれる。機能にチェックを入れれば、別々のファイルとしてサブクリップが作られるのも今回の特徴だ。

■HDR放送に対応した番組を制作できる「放送向けのHDR」

「放送向けのHDR」は、Rec.2100と呼ばれるハイブリッドログガンマのHDRに対応した機能だ。

(01)画面は、ProRes 4:2:2のHLGの画面で撮った素材を読み込んだところ。プログラムモニターをみると、白の部分が飛んでしまっている。画面上のチョコレート部分が飛んでしまう状況がRec.709の発生だとしている。

(02)メインメニューの「シーケンス」→「シーケンス設定」を選択し、「ビデオ」グループに新しく追加された「作業カラースペース」プルダウンを「Rec.2100 HLG」に設定する。

(03)Rec.709ではハイの部分が飛んでいたが、Rec.2100 HLGではダイナミックレンジの広さできちんと表示されるようになる。

(04)さらに、Rec.2100 HLGもウェーブフォームモニターで確認可能。カラースペースの設定に「HLG」が選択できるようになった。新バージョンの登場でHDRワークフローがPremiere Proでも増えそうだ。

■書き出し設定に簡単にアクセスできる「クイック書き出し」

「クイック書き出し」という機能も新しく搭載された。これまでのPremiere Proは、メインメニューの「ファイル」メニュー→「書き出し」→「メディア」を選択してさまざまな設定を行い、書き出しを行っていた。このフローは細かい設定が可能だが、4~5工程の手順を踏む必要があり、プリセットですぐに書き出せれば便利だと思うユーザーも多いはずだ。

そこで、もっと素早くプリセットを使って書き出したいという要望に応えたのが「クイック書き出し」機能だ。ベーター版の機能で、プロジェクト画面の中に新しくアイコンを搭載。「クイック書き出し」はアイコンをクリックして、プリセットを選んで書き出しボタンをクリックするだけでファイルとして書き出し可能だ。

3Dのエクスペリエンスを向上させたAfter Effects

After Effectsにもいつくかの機能刷新が行われている。特に目玉は、3Dのエクスペリエンスの向上だ。今までも擬似的に3D空間として確認可能だったが、今回のバージョンアップによって直感的かつ、高速に編集、ワークフローを組むことが可能となった。

■カメラナビゲーションツールを搭載

シーンをレイヤーとオブジェクトが本当に3Dの空間で回転、拡大、縮小、パンが可能になり、効率的で精密な調整が行える。

(01)Illustratorのファイルをレイヤーとして重ねた状態だと、After Effectsは2Dで見ているので、どのようにレイヤーが重なっているのかがわかりにくかった。

(02)新バージョンは、3D空間でみることができるように改善された。左の上に「カーソルの周りを周回」「カーソルの下でパン」「カーソルに向かってドリー」の3つのアイコンが今回追加された。

(03)「カーソルに向かって周回」は、このレイヤーが、コンポジションの中を3D空間で見ることができる。

(04)「パン」は、3D空間の中でパンをする。

(05)「ドリー」は、引いたり、寄ったりして見られる。

■3Dトランスフォームギズモ

(01)3Dギズモにも対応。ある1つのレイヤーを選ぶと、XY軸のピンクや緑、靑のカーソルが表示される。Z軸を動かすと、選択したレイヤーのZ軸方向に動く。Y軸に回転したり、X軸に回転させることも可能になる。

(02)「3Dビューからカメラを作成」という機能も追加された。例えば、斜め上から見ている状態でカメラを設定すると、そのアングルのカメラの生成が可能。ちょっと違う視点でカメラを置きたい場合、ビューでカメラを作ることで、その視点での確認が簡単にできるようになった。

パフォーマンスと安定性の向上を実現

パフォーマンスも向上しており、After EffectsのチャンネルエフェクトがGPUアクセラレーションに対応し、最大1.65倍の高速化を実現。

それ以外にもマルチチャンネルファイルのOpenEXRプレビューが最大3倍、AuditionやPremiere ProのVST3とVST2プラグインのエフェクトスキャンが高速化。ProResのマルチカム編集のパフォーマンス向上も行われている。

今回のアップデートでは、今年の春から始まったアドビのパブリックベーター版という取り組みを通じて実現しており、これまで以上に安定性、効率化、機能向上が実現できたのも、1つの特徴だという。

ベータ版アプリケーションは、引き続きAdobe Creative Cloudから入手可能だ。興味がある方は、ぜひダウンロードして利用してみてほしい。


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[ DATE : 2020-09-15 ]
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