Blackmagic Designの発表によると、コリア・アニメーション・ハイスクールが、複数のURSA BroadcastATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KATEM 1 M/E Advanced Panelを組み込んだ新しい放送ワークフローを構築したという。20年近く使用されてきた放送スタジオが一新され、プロ仕様の4KおよびHDスタジオとなった。2020年後半に学生が教室に戻って来たときに使用予定とのこと。

2000年に韓国ハナムに開校したコリア・アニメーション・ハイスクールは、3学年制の中等教育機関であり、様々なクリエイティブ/アートメディアのコースを展開。同校の学生たちは、創造性を自由に表現するための最先端のプロフェッショナルな技術を学ぶ。

3台のURSA Broadcast、ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KおよびATEM 1 M/E Advanced Panel採用の新しいBlackmagic Design放送ワークフローは、テレビ/映画制作学部で使用され、放送コンテンツを使用した実践的な学習カリキュラムを提供。学生がスタジオで作成したコンテンツは、学校集会で全学生が視聴する。また、学校のイベントを放送/配信する学生もこれらのBlackmagic Design製品を使用している。

テレビ/映画制作学部の教員であるパク・サンミン氏は次のようにコメントしている。

昨年、新しいスタジオシステムを構築するにあたり、様々なメーカーのカメラをテストしました。その際に、カメラ性能だけでなく、私たちのシステムおよびスペースの構想にフィットするかどうかを重視しました。

完全なBlackmagic Designワークフローを導入することにしました。このシステムはコンパクトで設定しやすいパワフルなSDIセットアップです。学生たちは、ハイレベルなプロたちが使用するのと同じテクノロジーを使用できます。

URSA BroadcastカメラおよびATEMスイッチャーに加え、コリア・アニメーション・ハイスクールでは、Blackmagic Design ATEM Camera Control Panel、モニタリング用のSmartView 4KおよびSmartScope Duo 4K、収録/再生用のHyperDeck Studio 12G、さらに多くのMini Converterモデルも導入した。

私たちは、同校の学生をアーティストとして育成したいと考えているので、彼らはあらゆるジャンルのビデオコンテンツを作成できます。学生たちはコンテンツの企画と制作のワークフローを実際に体験しますが、その過程でプロ仕様の放送システムを使用します。Blackmagic Design製品は非常にパワフルで、簡単に操作を習得できます。つまり、学生たちは新しいテクノロジーの解明よりも、学習と制作にフォーカスできるのです。

URSA Broadcast以外にも、テレビ/映画制作学部ではATEM 4 M/E Broadcast Studio 4Kなどのスイッチング・プラットフォームを採用しており、学生たちはこれらを使用できる。多数の入出力を扱うことが可能な使い勝手の良いスイッチャーを使用できることは、自由に創造性を発揮できる環境に置かれている学生たちにとって非常に重要だとしている。

学校側は、学生たちがSuperSourceや内蔵メディアプールなどの放送品質の機能にアクセスできることを特に重視している。ATEM Camera Controlと併せて使用することで、学生たちは一般的なマルチカム・ライブプロダクションのワークフローを自分たちのビジョンに活かす術を習得できる。

ATEM 4 M/Eは、トランジション、キーヤー、DVE、マルチビューなどの基本的な機能を搭載しており、内蔵メディアプールではスチルフレームやグラフィックソースを瞬時に使用できます。SuperSourceを使いこなす学生たちのポテンシャルにも注目しています。学生たちは非常にクリエイティブです。4つのビデオソースのレイヤーや、ピクチャー・イン・ピクチャーを、彼らがどのように使いこなすのか見るのが楽しみですね。

Blackmagic Design製品は、予算以上の価値を提供してくれます。学生が学ぶ上で必要な機能だけではなく、より高度な機能も搭載しています。また放送用の全システムを構築できるほど費用効率が高いんです。さらに、Blackmagic Designのカメラやスイッチャーをシステムのメインに据えることで、相乗効果やバランス、調和性がより高まりますね。