株式会社エーディテクノは、MATRIX ELECTRONIC TECHNOLOGY社(AVMATRIX)の1Uラックマウント対応16×16 3G-SDIマルチビューワー&マトリックススイッチャー「MMV1630」を 2020年10月28日に発売する。希望小売価格は税別169,900円。

MMV1630は、マルチビューワーモードとマトリックススイッチャーモードの2つのモードを搭載した16×16 3G-SDIマトリックスデバイス。16入力16出力の映像端子は3G/HD/SD-SDIとすべてのSDIエンベデッドオーディオとタイムコードデータの入出力に対応している。また、出力信号は最大3G-SDIまでの任意のフォーマットへアップ/ダウンスケーリングすることができる。

マルチビューワーモードでは16系統のSDI入力とSDI出力は1対1スルー出力され、16系統の入出力端子とは別で搭載されたSDI出力端子2系統とHDMI出力端子1系統からマルチビュー画面を出力することができる。マルチビュー画面は表示するソース選択や画面分割方法を含め計20種類のパターンから選択可能。

入力された音声16chから任意選択した2chのオーディオレベルメータ表示や各表示映像のチャンネル名を表示するアンダーモニターディスプレイ(UMD)、入力信号フォーマット情報を画面表示するオンスクリーンディスプレイ(OSD)など映像確認を容易とする機能を多数持ち合わせている。映像信号を表示する機器に合わせ、計9種類(1080p60~720p50まで)のフォーマットにスケーリング変換が可能。また、スイッチャーモードでは入力された各信号を任意の出力端子に切替・出力することができる。

メニュー操作ボタンや信号切替え状況確認用2.2インチLCDディスプレイを備えたメタルフロントパネルは、デザイン性と実用性を両立した設計となっている。フロントパネルでの操作の他、LAN経由やRS-422経由にてPCソフトウェアで簡単に信号切替えや設定変更などの制御が可能。また、広範囲電圧に対応したネジロック式のDC入力端子を2系統搭載し、万一の断電やアクシデントに備えて冗長化された設計となっている。MMV1630の主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 切替可能な2つのモード:マルチビューワーとマトリックススイッチャー
  • SDI 16入力16出力
  • マルチビュー用2系統SDI出力と1系統HDMI出力
  • 20種類のマルチビューパターン
  • 3G/HD/SD-SDIマルチフォーマット対応
  • オーディオレベルメータ/タイムコード/UMD/入力信号フォーマット情報表示機能
  • アップ/ダウンスケーリング出力対応(※マルチビューワーモード時のみ)
  • SDIエンベデッドオーディオ対応
  • 1U EIAラックマウント
  • 多彩なコントロール方法:LAN/RS-422
  • ネジロック式DCコネクタと2系統電源入力(電源冗長化)