DJIは、マグネットとモジュール式のカメラ「Action 2」を正式に発表した。しかし、その発表会の傍らで、ひっそりと別製品も発表されていた。それが「DJI Mic」だ。映像クリエイターのゲームチェンジャーの可能性を秘めているはずなのだが…。

DJI Micは、ウェアラブルでデュアルチャンネルオーディオレコーディングシステムだ。同時に発表された「DJI Action 2」や、スマートフォン用スタビライザー「OM 5」と使用できるなど、汎用性を持つ。主流のスマートフォンやラップトップで使用しても音声録音が必要な映像制作者にとっては、必要不可欠なアクセサリーとなるだろう。

基本的に、Action 2カムがGoProではなくInsta360に対するDJIの回答だとすれば、新しいDJI MicはRode Wireless Go IIマイクシステムの市場シェアをターゲットとしていることは見えている。出荷日は2022年1月、価格は税込40,700円で、現在予約受付中だ。

新しい「DJI Mic」について知っておくべきこと

DJI Micは、最大250mの距離で卓越した音質とデュアルチャンネル録音を実現する。DJI Micにはマイクを内蔵した送信機が2台付属している。どちらの送信機も無指向性音声に対応しているため、複数人でのインタビューや小規模なスタジオ運営に最適な製品といえる。DJIによると、同社の最新の暗号化技術を採用したDJI Micの強力なワイヤレス伝送は、音の遅延を抑え、音声を安定させる設計だという。送信機単体でも録音は可能だ。また送信機には外部入力もあるので手持ちのラべリアマイクを使うこともできる。

特筆すべきは、それぞれのチャンネルを介して別々に録音することも、ポストプロダクション時に対応できるという点だ。チャンネル選択を容易にし、入出力の設定やその他の重要な操作に簡単にアクセスできるよう、受信機にはタッチスクリーンディスプレイが搭載されている。

またモバイル性を考慮して、DJI Micシステム全体を2.4GHzの周波数帯でワイヤレス接続している。また、干渉防止技術により、駅やショッピングモール、オフィスなどでも安定した音声を飛ばし、収録することができる。

トランスミッター部分が大きく無骨な感じがあるがマグネットによってうまく設置することができそうだ

トランスミッターは1個あたり約30gと軽量で、内蔵のバッククリップやクリップマグネットを使って装着することが可能だ。また、ホットシューアダプター使用でデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ、スマートフォンのブラケットなどに取り付けも可能だ。

レシーバーには、USB-C、Lightning、3.5mm TRSの各ポートが搭載で、DJI Micは、ほとんどのスマートフォン、カメラに対応してると言える。

オーディオ体験の向上

DJI Micのその他の機能や特徴には、以下のようなものがある。

セーフティトラック:セカンダリーオーディオトラックは、バックアップとして-6dBの音量で記録されている。これにより、歪みやクリッピングなどの問題で音が聞こえない場合も、音声を保護することができる。

マルチレベルゲインコントロール:入力と出力の感度を-12dB~12dBの間で調整でき、周囲の環境に合わせて最適な設定を行うことが可能。

マイクウインドスクリーン:風や騒音を効果的に抑制しながら、クリアなサウンドを録音することができる付属品。

超高速ペアリング:初期設定が完了すると、送信機と受信機の両方が充電ケースから取り出されると同時に、使用デバイスと自動的にペアリングされる。

充電時間:室温では、充電ケースを使ってトランスミッターとレシーバーをフル充電に約1時間10分必要となる。充電ケースのフル充電には、約2時間40分かかる。

まだ未知数のDJI Micだが、編集部でもいち早くレビューを考えている。引き続き続報をお伝えしていきたい。