音系・映像系それぞれ個別に展示スペースを設けるローランド

■ローランドブースレポート

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*プレイリストで全編流れます)

ローランド映像関連展示

ローランドは、NAB Showで発表したビデオ・フィールド・コンバーターVC-50HDとビデオ・フィールド・レコーダーF-1の連携をデモしたほか、ビデオ・ミックス/ライブ・スイッチャーLVS-800をデモした。世界初公開となったのは、デジタル伝送システムのDigital Snake製品の新製品。新たにコンパクト版の入出力ユニットS-0808、統合/分岐ユニットS-4000Mを出展した。

■Roland VC-50HD/F-1 Ver.2

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DV25MHzとHDVの記録方式を採用していたF-1は、Ver.2になりMPEG2 TS 2~50Mbps記録にも対応した。F-1のバージョンアップとともに製品化したのがVC-50コンバーターだ。HD/SD-SDI信号とDV25MHz/HDV/MPEG2 TS 2~50MbpsのIEEE 1394を双方向で変換でき、同時にHDMIモニター出力をすることができるのが特徴だ。このF-1とVC-50を組み合わせることで、HD/SD-SDIの信号をDV25MHz/HDV/MPEG2 TS 2~50Mbpsに変換してF-1で記録したり、DV25MHz/HDVファイルベースで収録したファイルから非圧縮の映像出力を得ることができる。MPEG2 TS 2~50Mbpsに対応したことで、ストリーミングやBlu-rayディスク記録などへの応用もしやすくなった。

■Roland LVS-800

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LVS-800は、2系統のPC入力とSDビデオの入出力に対応した小型スイッチャー。BNC入力6系統、S-Video入力4系統を切り替えながら、D-Sub15pin経由で1600×1200までのPC画面とのミックスが可能になる。タイトルや背景を合成処理するダウンストリームキーヤーを搭載している。ライブイベントやストリーミング中継などに活用できそうだ。

■Voice from Roland[映像系ブース編]

ローランド音関連展示

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■ローランド音関連展示ブース

■Roland V-STUDIO700

■Roland M-380

■Roland REAC S-0808/S-4000M

I/OユニットS-0808は、同社のデジタルスネーク製品のなかでもっともコンパクトなI/Oユニット。外部バッテリー駆動や REAC 経由での電源供給に対応しており、AC 電源の確保が難しい現場にも、デジタル・オーディオ伝送システムの導入が可能。展示では、Vマウントのバッテリーを装着してデモを行っていた。

マージユニットS-4000は、最大4系統のREAC信号を1系統のREAC信号に統合、内部ルーティングの変更や自動アサインも可能なほか、REAC機器への電源供給にも対応している。REAC信号を分配するスプリット機能やPCやV-Mixerから内部ルーティングを自由に設定することも可能となっている。またラックマウントミキサーM-380は同社のフラッグシップモデルミキサーM-400 の機能性能を踏襲し、使いやすいラックマウントタイプにしたもので、DAWへのライブ・レコーディングや、外部PCからの遠隔操作にも対応している。

■Voice from Roland [音系ブース編]