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[CEATEC2012]Vol.01 映像業界が担うデバイスやインターフェースの未来を見る

#Report NOW! #CEATEC JAPAN 2012

2012-10-03 掲載

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10月2日から千葉県千葉市の幕張メッセでITとエレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2012」が始まった。10月2日が特別招待日で、10月3日から10月6日まで一般公開される予定だ。CEATECというと日本の家電メーカーが一堂に会する国内最大のITとエレクトロニクスの展示会で、国内において液晶テレビなどの家電の新製品を実際に見たり一足先の最新技術を知りたいならばこのイベント以上のものはないといっていいだろう。特に映像制作に関わるならば、液晶テレビや携帯電話といった機器が今後どのような方向で進んでいくのか知っておいて損はないはずだ。会場で展示された最新の機材や業界動向をさっそくレポートしよう。

見どころは4Kのラインナップの充実

昨年のCEATECでもっとも話題になったのは、開催前日に発表された東芝のグラスレス3D対応4K液晶テレビ「55X3」だ。民生向けテレビとしては世界初の3840×2160ピクセルを実現した4K対応液晶テレビで、同時期に発表されたソニーの4K対応ビデオプロジェクター「VPL-VW1000ES」と共に家庭用ホームシアターに4Kを開幕させたマイルストーン的な存在となった製品だ。それから1年が経過して、今年のCEATECでは各メーカーがどのように4Kの試作や製品を展示するかが注目だ。

TOSHIBA
ceatec2012_01_02.jpg 東芝ブースの様子。メインはデジタルプロダクツではなく、ステージはスマート家電関連の「スマートホーム」を展示

まずは、昨年リリースした「55X3」で家庭用4K液晶テレビをリードする東芝ブースから紹介しよう。レグザコーナーで「レグザ4K第二世代へ」というキャッチでアピールしていたのは4K対応84インチの液晶テレビの試作機だ。昨年発表した「55X3」の55インチよりもさらに大型化を実現した84インチという大きさと、4K超解像高画質化技術の「レグザエンジンCEVO 4K」と呼ばれる新エンジンを搭載しているのが特徴だ。

ceatec2012_01_03.jpg 4K関連製品は2年目に突入。「4K第二世代」というキャッチを使ってアピールしていた

パネルのメーカーについては一部の報道では韓国のメーカーの名前が上がっているが、説明員にこのことを尋ねても具体的なメーカー名の返答をもらうことはできなかった。今回出品した84インチモデルは現時点で商品名も決まっていない状態で、発売は2013年春の予定だ。

ceatec2012_01_04.jpg ブースに展示されていた84インチの4K液晶テレビ。3台並べて大々的にアピールしていた add_ceatec2012_toshiba.jpg HDDとSSDの特徴を併せ持つハイブリッドドライブ。大容量かつ容量単価の安価なHDDと高速動作が可能なNANDフラッシュメモリーを組み合わせたもので、8GBメモリーと自己学習キャッシングアルゴリズムを採用することで、OS起動やアプリケーションの高速起動が可能
SONY
ceatec2012_01_05.jpg ソニーブースの正面には3台の4K対応の84インチ液晶テレビ「KD-84X9000」を配置して大々的にアピール

ソニーブースでもっともアピールしていたのは4K対応の84インチ液晶テレビ「KD-84X9000」だ。ソニーのBRAVIAシリーズで初の4K解像度対応モデルだ。低解像度のネット動画からデジタル放送、Blu-rayディスクのHD解像度までの映像を4K解像度にアップスケールすることができる超解像高画質回路「4K X-Reality PRO」を搭載しており、美しい映像に作り変えて4K映像を楽しむことができるのが特徴だ。ブースではフルHDとアップスケールした状態の比較を行って、美しさをアピールしていた。発売は11月23日。価格は168万円だ。

ceatec2012_01_06.jpg ブース正面で展示していた「KD-84X9000」の様子。人の大きさと比較しても84インチというのがいかに大きいのがわかる ceatec2012_01_07.jpg 「KD-84X9000」のデモではフルHD映像(右)とフルHD映像を4Kにスケールアップ(左)した実写映像の比較が行われていた ceatec2012_01_08.jpg 高精細画像をモニタに表示した際のフルHD映像(右)とフルHD画像を4Kにスケールアップ(左)した際の比較も行われていた。スケールアップした映像はやはりきれいだ ceatec2012_01_09.jpg こちらが4Kパネルで表示した状態 ceatec2012_01_10.jpg

4Kのパネルを生かしたコンテンツの例として、プレイステーション3専用のソフト「PlayMemories Studio」を使う方法をアピールしていた。デジタルカメラで撮った写真を無線LANやカード経由でプレイステーション3に取り込んで4Kのパネルに表示して楽しむことができるというものだ。表示した写真の美しさに驚く人も多かった。

Panasonic
ceatec2012_01_11.jpg

パナソニックのブースでは、20インチの4K対応LCDが展示されていた。自社開発製のIPSα液晶パネルを採用した4K表示ディスプレイで、216ppiという高精細化と、フルHDパネルと同等の消費電力を実現しているのが特徴だ。また、スーパーハイビジョン対応の145インチの8Kのプラズマディスプレイの展示も注目を浴びていた。

ceatec2012_01_12.jpg 20インチという小型のサイズで4Kを実現。視野角が向上しているのも特徴だ ceatec2012_01_13.jpg スーパーハイビジョン用の145インチ8Kプラズマディスプレイ。スーパーハイビジョンはハイビジョンの16倍にあたる3300万画素の超高精細映像を実現する規格だ
SHARP
ceatec2012_01_14.jpg シャープブースは液晶テレビや液晶ディスプレイを大々的にアピールしていた。IGZO液晶新技術のコーナーはとても大きかった

シャープブースでもICC-LED TVという技術を搭載した4Kの液晶モニタが展示されていた。アイキューブド研究所により開発されたICCと呼ばれる技術とシャープの4Kパネル技術を統合した商品で、光刺激に対する人間の認知過程を再現するという技術だ。ICC-LED以外でシャープのブースで圧巻だったのは、IGZOと呼ばれる新技術を使った液晶ディスプレイだ。IGZOとはインジウム、ガリウム、亜鉛を酸化加工したもののことで、高精細化ができて、低消費電力、ノイズが少なくなるのでタッチなどのスムーズな動きができるというのが特徴。実際の用途としてはテレビのモニタではなく、PCのモニタやサイネージなどに利用されるだろうとのことだ。スマートフォン向けのフルHD液晶パネルも目を引く存在だった。CGシリコン技術を使用し、わずか5インチの中に1080×1920のフルHDをカバーするというものだ。

ceatec2012_01_15.jpg ブースの中にICC-LEDとフルHDの比較するコーナー。同じ信号を入力したフルHD(左)とICC-LED(右)の比較。例えばサルの映像の場合、毛並みがふさふさして表情も生き生きとしているように見える感じだ ceatec2012_01_16.jpg いろいろなIGZO液晶新技術を使ったディスプレイ展示されていた。写真は32インチの4Kディスプレイのデモ。縦型と横型に変えることができる構造になっていた ceatec2012_01_17.jpg タッチパネルに対応したIGZO液晶新技術を使った32インチの4Kディスプレイ ceatec2012_01_18.jpg a-SiディスプレイとIGZOディスプレイの消費電力の比較。約半分の消費電力で動作が可能なことがわかる ceatec2012_01_19.jpg 参考出展されていた5インチの高精細ディスプレイ。5インチで1920×1080を実現している。スマートフォンでフルHDの時代はもうそこまできている感じだ
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[ DATE : 2012-10-03 ]
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