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[CP+2013:新映像創世記]Vol.03 変わりゆくレンズを取り巻く状況を探る

#Report NOW! #CP+ #CP+2013:新映像創世記

2013-02-03 掲載

様々なレンズや周辺機材が出展

本来レンズは写真や映画、ビデオでは使い勝手や機能性能など異なった要求項目があり、それぞれ別々の歴史的流れで発展してきた。その中で一眼レフカメラだけはレンズとカメラが同じメーカーという独特な路線をたどってきた。絞りやフォーカスなどカメラ本体とレンズのやり取りが微妙で、オートフォーカスなど電気的なやり取りが必要になると各社各様の仕様に応じた電気的な通信が必要になる。これがオートフォーカスのスピードであったり精度に影響することから、基本的にメーカー間で互換性はなくレンズを他の用途に使うこともなかった。

ところが、10年ほど前DOFがマニアを中心に写真用のレンズをビデオ撮影に使い出し、更にREDやアストロデザイン、最近ではブラックマジックデザインも価格的に手頃で入手性もよく性能も良いことから一眼レフカメラ用のレンズマウントを採用するようになってきた。もちろん使い勝手という面では動画撮影用に設計されていないため必ずしも良いとは言えず、それ用に作られたPLマウントのレンズもこうした目的用にリーズナブルな製品が発売されるようになってきた。比較的短期間にしかも安価にPLマウントのレンズを発売できた背景には一眼レフカメラ用の光学系を流用しているという事情もあるようだ。

写真の業界でもレンズを取り巻く状況はデジタル一眼レフやミラーレスカメラの普及につれ変わりつつあるようで、フィルム時代のように単焦点のレンズを何本も保有するのではなくズームレンズが当たり前となりつつある。単焦点レンズを使うのはズームレンズのレンジではカバーできない焦点距離や特殊な用途か特に単焦点レンズでの撮影にこだわりのあるマニア向け製品という方向に進んでいる。単焦点レンズはF1クラスの明るいレンズや特に高画質をうたった製品がレンズ専業メーカーを始めとして出ており、性能的にも価格的にも純正品を上回るサードパーティの製品も出てきている。

フィルムカメラの時代は3倍程度のズーム比が一般的だったのが5倍や10倍の物が普通になってきた。その分、一眼レフカメラ用のレンズラインナップだけでなくミラーレス一眼やビデオ用など異なるカメラのレンズラインナップやイメージサイズやフランジバックの異なるレンズなど品種の幅が広がってきている。今回のCP+でも様々なレンズや周辺機材が出展されていたほか、レンズの機構やバーツなどもカメラメーカーやレンズメーカー各社からアピールされており、技術的な優位性もアピールされていた。

CarlZeiss
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CarlZeiss 35mmフルサイズ対応の単焦点レンズDistaon T* 1.4/55(参考出品)。キヤノンEFマウント用ZEとニコンFマウント用ZF2が用意されている。いずれもマニュアルフォーカス。

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CarlZeiss 35mmフルサイズ対応の中望遠レンズApo Sonnar T* 2/135(参考出品)。マニュアルフォーカスで、キヤノンEFマウント用ZEとニコンFマウント用ZF2がある。アポクロマートレンズを採用することで色収差を大幅に低減した。

Voigtländer
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Voigtländerマイクロフォーサーズ用マニュアルフォーカスレンズNOKTON 42.5mm F0.95 Micro Four Thirds(参考出品)。開放F値が0.95と非常に明るいレンズ。

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Voigtländerマイクロフォーサーズ用マニュアルフォーカスレンズNOKTON 50mm F1.5 Aspherical Silver modelとBlack model。Lマウントのレンズ光学系を採用したモデル。

TAMRON
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タムロンマイクロフォーサーズ用高倍率ズームレンズ14-150mm F3.5-5.8 Di。35mm判換算28-300mm相当の画角でVC手ぶれ補正機能が搭載される。

Sony
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ソニー高倍率ズームレンズE PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS。写真奥はE 20mm F2.8いずれも参考出品。NEX-EA50JHなどに装着可能で、電動ズームに対応している。

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ソニーα用交換レンズPlanar T* 50mm F1.4 ZA SSM(参考出品)。35mmフルサイズをカバーするAマウントレンズ

SIGMA
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色収差を極限まで補正したシグマ 35mm F1.4 DC HSM。左のUSB DOCKを使用することで、レンズファームウェアのアップデートや合焦位置の調整を行うことができる。同社の一眼レフカメラ用交換レンズ

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ミラーレスカメラ用レンズ シグマ 60mm F2.8 DN。マイクロフォーサーズシステムで120mm相当(35mm判換算)、Eマウントシステムで90mm相当(35mm判換算)の高性能な中望遠レンズ

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シグマ120-300mm F2.8 DG OS HSM。ズーム全域でF2.8をキープ。単焦点レンズに匹敵する高画質を実現した高倍率ズームレンズ。マウントはシグマのほかニコンマウントとキヤノンマウントに対応

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シグマ17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM。APS-Cサイズのセンサーに対応したレンズで、シグマ、キヤノンのほかソニー、ニコン、ペンタックス用のマウントレンズが発売される予定。

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シグマ30mm F1.4 DC HSM。APS-Cサイズのセンサーに対応したレンズに対応。既存の30mm F1.4 EX DC HSMのリニューアル版だが、各種収差補正などが行われている。

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シグマ35mmフルサイズに対応レンズ35MM F1.4 DG HSM。オートフォーカス速度の向上や描写性能にこだわったフラッグシップモデル。

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シグマミラーレスカメラ用交換レンズ30mm F2.8 DN。30mm F2.8 EX DNの後継機種で、マイクロフォーサーズおよびソニーEマウントに対応。ブラックとシルバーの2種類が用意される

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シグマミラーレスカメラ専用高性能広角レンズ19mm F2.8 DN。対応マウントはマイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用が用意される

KENKO TOKINA
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Samyang 8mm F2.8 Fisheye。対角画角約180°の魚眼レンズ。対応カメラとしてフォーサーズ、ソニー、ペンタックス用がある。韓国製で実売3万円台

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ケンコーコンパクトで安価な望遠レンズ600mm F8 FL、400mm F6.7 ED、400mm F6.7およびミラーレンズ200mm F4

Panasonic
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パナソニックLUMIX G交換レンズ42.4mm F1.2(参考出品)。35mm判換算で85mm相当でF1.2と明るいレンズ。ポートレートなどで大口径を生かした浅い深度を生かした表現が可能。発売は今年から来年の予定

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パナソニックLUMIX G交換レンズ150mm F2.8。35mm判換算で300mm F2.8となる大口径望遠単焦点レンズ

Canon
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キヤノンEF600mm F4L IS II USM、EF500mm F4L IS II USM 、EF400mm F2.8L II USM。軽量・コンパクトで高い機動力と優れた光学性能を両立させている

KIPON
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IBELUX 40mm F0.85。日本では各種マウントアダプターとして有名なKIPONだがドイツのIB/E OPTICSと共同開発したF0.85という非常に明るいレンズ。価格未定、今月7月に発売が予定されている

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KIPONの各種レンズアダプター。キヤノンEOS M用各種レンズアダプターが新製品として出品されたほか、ソニーやオリンパス、パナソニックのミラーレスカメラ用がトレンド商品ということであった。楽天などネット販売で容易に入手可能

JJC PHOTOGRAPHY EQUIPMENT
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中国の写真用品メーカーJJC PHOTOGRAPHY EQUIPMENTの各種マウントアダプター。ブースにはリモコンなども出展していたが取り扱い商品はLEDライトやGPSユニット、マイクロホン、バッグ、各種フードなど多岐にわたる。


Vol.02 [CP+2013:新映像創世記] Vol.04

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[ DATE : 2013-02-03 ]
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