PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [CEATEC JAPAN 2013]Vol.03 見えてくる新しい潮流と組み込みディバイス

News

[CEATEC JAPAN 2013]Vol.03 見えてくる新しい潮流と組み込みディバイス

2013-10-04 掲載

CEATECでは製品はもちろん最新のディバイスなども出展されている。これらは発売間際の製品もあれば、開発途上のものもあり、なかには想像もできない製品に組み込まれるディバイスもある。今回展示されたこうしたものの中から映像や音声などに関わりがありそうなものを中心に紹介しよう。

注目のSeeQVault出揃う

CEATEC13_03_01.jpg

SeeQVaultは、様々な対応機器での再生互換性と強固なセキュリティを同時に実現する新たなコンテンツ保護技術で、SDカードやUSBメモリー、ハードディスクなどに適用可能。いずれもSeeQVaultに対応していることが必要だが、ソニーや東芝がメモリーなどの発売を発表しており、HDコンテンツの記録に新たな選択肢となる模様。従来記録を行ったレコーダーでなければ再生できないといった問題があったが、SeeQVaultを利用することで、こうした縛りから解放されるほか、4Kなどにも対応可能となっており、今後の普及が期待される。

SeeQVaultは、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝4社が2011年から開発を進めてきた新たなコンテンツ保護技術で、今年の1月に設立された会社NSM InitiativesLLCがライセンス提供を行っている。

CEATEC13_03_02.jpg

東芝SeeQVault対応16GB&32GB microSDメモリーカード。最大転送速度は、読み出し40MB/s、書き込み20MB/秒。SDメモリーカード規格Ver.2.0に準拠しているので、従来のSDHC対応機器でも利用できるほか、CPRM技術も搭載している。

CEATEC13_03_03.jpg

ソニーSeeQVault対応ポータブルワイヤレスサーバーWG-C20。スマートフォンやタブレットPC内のデーターをワイヤレスでSDメモリーカード、USB外付けハードディスクなどにコピーが可能。microSDメモリーも合わせて発売になる。

CEATEC13_03_04.jpg

試作品のSeeQVault対応クレードル。データーの転送やメモリーへの電源供給もワイヤレスで行うことが可能。クレジットカードサイズとなっているが小型化も可能で、カメラなどの記録メディアとしても使うこともできる。

次世代ユーザーインターフェースFingerLink

CEATEC13_03_05.jpg

富士通次世代ユーザーインターフェースFingerLink。デスク上の地図や書類などを読み取り、読み取った内容に応じた情報を投射することができる次世代ユーザーインターフェース。たとえば、地図に描かれた地形を認識して、地図上を指さすことでその地域の情報を投射したり、その情報を携帯端末に転送したりできる。来年をめどに開発が進んでいるという。

番組連動放送Hybridcast

CEATEC13_03_06.jpg

9月2日にサービスを開始した番組連動放送Hybridcast(ハイブリッドキャスト)。NHKが開発を進めてきたこの技術を基にすでにいくつかの放送が始まっているが、テレビ朝日やTBS、フジテレビ、WOWOW、北海道テレビなどが実用化に向けて進めており、対応受信機が発表されるなど、いよいよ実用化のときを迎えている。

次世代移動通信(5G)

CEATEC13_03_07.jpg

NTTドコモ次世代移動通信(5G)。現行のLTEと比べて1000倍以上の容量拡大が可能になる次世代移動通信(5G)は東京オリンピック開催の2020年ころの商用化を念頭に進められている。iPhone 5やGalaxyの普及に伴い動画を始めデーター通信量の増大に伴うトラフィック解消のため期待されている。ブースではシミュレーターを使った高速・大容量・低遅延をデモしていた。

まだまだ見つかる新しい潮流

■タックシステム
CEATEC13_03_09.jpg

AKiTiO Thunder Hub、Neutrino Thunder D3、Neutrino Thunder Duoなど。Computex 2013で披露されたThunder Hubの実機が展示されていた。Thunderbolt×2ポートにE-SATA、USB3.0、1394Bポートを備えている。

CEATEC13_03_10.jpg

ADDER KVMシステム。2系統のDVIまたはHDMI信号、オーディオ、USB2.0をLANケーブルで50mまで延長することができるX-DVI PRO-MSのほかDisplayPortやThunderbolt videoに対応したLink XD522など、PCとキーボード&ディスプレーなどをマシーンルームなど離れたところに設置できる。

■アストロデザイン
CEATEC13_03_11.jpg

アストロデザインはコンテンツエクスペリエンスゾーンに2K4Kモニターやレコーダーを出展。独自ブースではプロトコルアナライザーVA-1839などの測定機器を出展。写真はGVIF(Gigabit Video InterFace)の各機能を表示・測定することができるプロトコルアナライザーVA-1839。

■計測技術研究所
CEATEC13_03_12.jpg

HD→4Kアップコンバート+FE超解像変換FEシリーズ。ナイキスト周波数を超える成分を独自技術によって生成し、リアル4Kに迫る高精細な映像をリアルタイムに変換できるアップコンバーター。コンテンツエクスペリエンスゾーンで出展。

■京セラ
CEATEC13_03_13.jpg

ピエゾスピーカー。壁や机などに接触(置く)させるとそれがスピーカーになるというもの。参考出品だが1mm厚のピエゾスピーカーとともにデモされていた。機器への組み込みのほかサラウンドスピーカーなど様々な利用が期待できそうだ。

■フォスター
CEATEC13_03_14.jpg

超音波パラメトリックスピーカーシステム。指向性が鋭く狙ったところに音声を届けることができる。ガンマイクと組み合わせることで遠距離通話システムとして使うことも可能。

■KOA
CEATEC13_03_15.jpg

マッスルスーツ。圧縮空気を特殊なチューブに送り込むことで、筋肉と同じ役割を担う動作補助ウェア。KOA株式会社と東京理科大学(小林宏研究室)が共同開発したもので、重たい荷物を持ち上げても腰を痛めない。障害者への補助機器としての使用も可能という。ただ、重たいものを持ち上げる場合、力だけでなくバランスも重要で、そのあたり慣れが必要かもしれない。


Vol.02 [CEATEC JAPAN 2013] Vol.04

[ Category : ]
[ DATE : 2013-10-04 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[CES2018]Extra.02 テクノロジーが我々の五感を研ぎ澄ます〜音、匂い、触覚〜

txt:西村真里子 編集部 / 構成:編集部 五感を研ぎ澄ませば見えてくること GoogleがCES2018特設テントやGoogle Assist採用プロダクトブースへのス... 続きを読む

[CES2018]Extra.01 停電のエレクトロニクスショーその時考える“電気”のこと

txt:小寺由子&編集部 / 構成:編集部 印象的だった今年のCES2018 1月12日に幕を閉じたCES2018。様々な余韻を残しながら、例年にない大きな変化が見られ... 続きを読む

[CES2018]Vol.07 大量中華ブースが繰り広げる「もうひとつのCES」〜真の主人公ここにあり

“DESGIN & SOURCE”と銘打たれた新設ブース。しかしその実態は…。大きさはほぼLVCCサウスホールと同じ規模面積。このテントの大きさを見るだけでも価値あり…。 txt... 続きを読む

[CES2018]Vol.06 制作・開発者目線から見たCES2018〜なぜ僕らはCESに足を向けるのか?

txt:清水幹太 編集部 /  構成:編集部 見方によって景色は大きく変わる これを書いている筆者は、普段はテクニカルディレクター及び開発者として様々な制作・開発プロジ... 続きを読む

[CES2018]Vol.05 気になるディスプレイ関連の注目ポイント

txt:江口靖二 / 編集部 構成:編集部 CES2018で気になったディスプレイ製品色々 サムスンのメディア向けカンファレンスで発表された「The Wall」 ... 続きを読む

[CES2018]Vol.04 CES2018で静かに盛り上がる「なんかいい」UX大系

txt:清水幹太  / 構成:編集部 直感的な“なんかいい”もの VRに人工知能、暗号通貨、あるいはAIスピーカー等々、最新技術の動向を色濃く投影するCESではある... 続きを読む

[CES2018]Vol.03 カメラコントロールボックスCCB-WD1で広がる映像の可能性

txt:小寺由子 編集部 / 構成:編集部 米国ラスベガスにおいて、恒例のCES2018が開催された。以前はその年の新製品や今後のコンセプトモデルなどが多数発表され、各社新製... 続きを読む

[CES2018]Vol.02 時代の潮目〜これからはモビリティが最上位概念であることを示したCES2018

txt:江口靖二 編集部 / 構成:編集部 CES2018のキーワードとは CESはご承知の通り、ここ数年テレビやデジタル家電だけの領域ではなく、IoTやAIなども含め... 続きを読む

[CES2018]Vol.01 混沌のCES開催〜“非接触性”の増加、未来のモビリティ提案

txt:西村真里子 編集部 / 構成:編集部 全く予想のつかないCES 今年のCESはいろんな意味で大いに荒れた。それは展示内容もそうだが、会期中珍しくラスベガ... 続きを読む

特集記事

新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編 新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編
2017年から2018年にかけて発売する、人気のスチルカメラ用レンズも含めた最新の単焦点シネレンズを紹介。
CES2018 CES2018
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2018をレポート。
最新カメラ探訪2018 最新カメラ探訪2018
国内3大メーカーが世に問う「映像表現を進化させるプロダクト」とは?最新カメラ事情を紹介。
PRONEWS AWARD 2017 PRONEWS AWARD 2017
2017年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
Inter BEE 2017 Inter BEE 2017
千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2017をレポート。
InterBEE2017の歩き方 InterBEE2017の歩き方
目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2017の歩き方」を紹介。
inside DaVinci 14 inside DaVinci 14
4月に行われたNAB2017にて発表となったDaVinci Resolve 14を紹介。
SIGGRAPH2016 How to Media Composer | First
誰でも無料で使えるAvid Media Composer | Firstのセットアップ方法や、使い勝手を解説していく。
QBEE2016 BIRTV 2017
中国・北京で開催されたアジア地区ではInterBEEと並ぶ大規模な放送機器展 BIRTVをレポート。
SIGGRAPH2017 SIGGRAPH2017
世界最大のCGとインタラクティブ技術の学会・展示会SIGGRAPH2017をレポート。
THE ROAD TO VR THE ROAD TO VR
幅広いジャンルで活用されているVRが、いかに普及、どのように進化していくのかを考える。
Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017 Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017
米国ハリウッドで開催された映画撮影機材の専門展示会 Cine Gear Expoをレポート。
QBEE2017 QBEE2017
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
After Beat NAB SHOW 2017 After Beat NAB SHOW 2017
東京秋葉原のUDXにおいて開催されたAfterNABshowで今年のNABの総括を考える。
NAB2017 NAB2017
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会 2017 NAB Showをレポート。

トップ > 特集 > [CEATEC JAPAN 2013]Vol.03 見えてくる新しい潮流と組み込みディバイス