性能、画質

カタログスペックでは感度や最低被写体照度が公開されていないが、感度はF5.6~F8あたりのようである。最近のこのクラスのカメラでは、F11ほどの感度があるのでちょっと暗めな印象だ。もっとも感度はSNとの兼ね合いがあるので、一概にはいえないが感度アップした時の実写画像と見比べてもてもやはりF8あたりが妥当な感じだ。撮像素子が1/3型なので、このあたりはつらいところだろう。

解像度はこのクラスのカメラとして充分な解像度があると思うが、空間画素ずらしの影響であろうか、サーキュラーゾーンチャートでの偽解像が上下より左右方向にでている。グレースケールやカラーチャートの映像は綺麗にでている。

レンズ交換できない小型ビデオカメラでも3kg前後の重量があり、片手で長時間撮影を続けるのはよほどの腕力がないとかなりつらい。一方標準的な肩乗せカメラは5kg以上の重量があっても案外長い時間撮影ができるものだ。

GY-HM700は小型ビデオカメラほどの重量で肩乗せ式を採用しており、非常に特異な存在である。機能や拡張性という点では肩乗せ式で、重量は小型ビデオカメラ並というのは他に例がないと思う。価格的には実勢価格で100万を切っており、ちょうど小型ビデオカメラと肩乗せ式カメラの中間といったところだ。

 
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高解像度チャートの実写映像。右はその一部分

 
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サーキュラーゾーンチャートの実写映像。右はその一部分

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グレースケールの波形モニター写真と実写映像

DSCN61011.jpg JVC GY-HM700 006.jpg
  マルチバーストチャートの波形モニター写真と実写映像。右はその一部分
DSCN6118.jpg JVC GY-HM700 008.jpg
DSCN610911.jpg JVC GY-HM700 009.jpg
   

カラーチャートのベクトルモニター写真と実写映像

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仕様

  • 撮像素子:1/3型プログレッシブCCD×3
  • 色分解プリズム:F1.4、3色分解プリズム方式
  • 記録フォーマット:MPEG-2 Long GOP
  • ゲイン:0/3/6/9/12/15/18dB、ALC
  • 電源:DC12V約23W(レンズ、LCDモニター含む)
  • 外形寸法:幅231×高さ243×高さ514mm
  • 質量:約3.6kg
  • 価格:オープン

txt:稲田出 構成:編集部

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