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[CES2014]Vol.04 ShowStoppersで未来を覗いてみる!

2014-01-09 掲載

今元気のある会社やユニークなプロダクトに出会えるShowStoppers

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Google Glassをかけた取材関係者が目立つ今年のCES。そのレンズに未来は見えるか

CESは回を重ねるごとに来場者・展示が増えている。今年は1月7日朝の速報で3200の展示が行われ、200万平方フィート以上の展示スペースの規模に成長した。期間中で会場をくまなく見て歩くのは、不可能!なスケールである。

「ShowStoppers」は、一般公開を前にプレス招待客のみに開放してプレゼン・展示を行うことを目的としている。「ShowStoppers」のコンセプトは、Hot Products | Cool Companies | Meet the Press(超イケてる商品を持つイケてる会社が、メディアに出会う!)である。ShowStopperという言葉はもともと舞台のパフォーマンスが素晴らしく、拍手が鳴り止まずにショーが立ち止まってしまうという意味からきている。誰もが歓喜に包まれる評判のイベントである。

余裕のある空間と4時間という余裕のあるタイムスケジュールでじっくりとお目当てのプロダクトを見つけ出し、話を聞くことができる貴重な場である。そんなShowStoppers@CESが展示会初日7日の夜に会場からほど近いWynn Hotel Ballroomで開催された。ShowStoppersへ出展している企業・プロダクトは今まさに元気のある分野であると断言して良い。その中でも筆者のアンテナが反応したプロダクトやサービスを紹介する。

IEEE | ロボットを使い、未来を実験。無線LAN新規格「IEEE802.11ac-2013」を発表

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会場へ足を踏み入れてすぐ目に飛び込んできたのはIEEE(アメリカ電気電子技術者協会)のブースで歌い、踊る二足自立ロボットRoboThespian。イギリスメーカーEngineered Arts Limitedが開発した、一般環境下で人間と生活を共にする目的で設計されたロボットである。双方向の対話が可能で、マルチリンガルなデキる奴である。通りかかる筆者へ英語で「やあ、いらっしゃい。今夜は楽しいかい?マジで?」とフレンドリーに話しかけてきたので、思わず笑顔になってしまった。

IEEEはロボットを通し、未来に向けて彼らの技術と合わせて何ができるのかを実験している。ShowStoppersのオープン前にはIEEEが無線LANの新規格IEEE 802.11ac、規格名「IEEE802.11ac-2013」が承認されたことを発表。これによりさらに無線LANの高速化が実現可能となる。そんな次世代の世の中は、RoboThespianのようなロボットが街中を歩けるようになるのかもしれない。

Double Robotics | 在宅勤務でもオフィスにいられる「Double」

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IEEEブースの隣には、人の顔だけが表示された画面とそれを支えるポールが2つの車輪で自走するガジェット「Double」が展示されていた。Doubleは、近年注目を浴びている新しい勤務形態の在宅勤務や、リモートワークのちょっとした不便を解決するために設計されている。簡単に言うと、オフィスにいなくても常に自分の分身をオフィスに置けるのだ。

iOSアプリ経由であればiPhone・iPadから、PC経由であればブラウザ(Chrome・Firefoxのみ)からリアルタイムでリモート・コントロールが可能。通常在宅勤務を行っていると、オフィスメンバーとのやり取りはメール、電話、チャットが主流だが、どれもリアルタイムの双方向コミュニケーションは難しく、オフィス側もしくは在宅勤務側のどちらかが相手先にコミュニケーション開始のアクションを起こさない限り成立しない。その問題も解消できる上に、リモート・コントロールで自走が可能なため、オフィス側メンバーに忘れ去られてしまう不安からも解消されるメリットがありそうだ。

pmdtechnologies | 3Dジェスチャーコントロールミドルウェア「nimble UX」と世界最小3D化カメラモジュール

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pmdtechnologiesは3D距離画像センサー「Time-of-Flight(TOF)」のチップと3Dテクノロジーを開発している。ShowStoppersでは、CESに合わせてリリースしたばかりの3Dジェスチャーコントロールミドルウェア「nimble UX」と、世界最小サイズのカメラ3D化チップの展示を行っていた。

nimble dashboardを使うとセンサーで感知した手の動きに合わせてノートパソコン上のカーソルが動く。それぞれ、両手・右手人差し指・右手人差し指と中指・左手を使い分けながら画面が軽快に変わるのがお分かりいただけるだろうか。タッチパネルコントロールから3D認識技術を使用したジェスチャーコントロールの時代への進化は、予想以上に加速していることが伺える。

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また、同時に発表したカメラを3D化するチップは1月7日現在で世界最小サイズだ。薄型のノートパソコンにも組み込める大きさならびに薄さを実現し、今後パソコン内蔵カメラの3D移行の原動力となりうる力を秘めた意欲的なプロダクトであった。

WobbleWorks | 手軽に3Dプリントにチャレンジできる3Dプリントペン「3Doodler」

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3Dプリンタでプリントを行う場合、専用ソフトで3Dデータを作成し、そのデータに合わせて主な3Dプリントの素材として使用されているプラスチックフィラメントを加熱し、立体化していく工程を経る必要がある。だが、扱いやすくなってきたとはいえ、3Dデータの作成には修練が必要でありまだまだ身近なツールとは言いがたい。その問題をこの3Dプリントペン「3Doodler」は解決するのかもしれない。

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使い方は至ってシンプルだ。3Dプリントする物の大きさをおおよそ決め、それが収まるだけの台となる紙やダンボールなどを準備する。次にプリントに使いたい色のプラスチックフィラメントを3Doodler本体上部から差し込み、台にペン先を押し付けたままスイッチを長押しする。すると、本体内部で加熱されたプラスチックフィラメントが流れ出てくることを確認し、しっかりと台にプラスチックが接着したら上部に引き上げて立体化していく。この工程を複数回繰り返すことで、強度が上がり、立体として形成されていくのである。

流れ出てくる細いプラスチックを見ると、あまり大作は作れないように感じるが、ご覧のとおり時間をかければ高さ約1mほどある塔を制作することも可能だ。これからは友だちと会話をしている時、相手に伝わりづらい大きさや形をさっとこのペンを使って説明する人が登場するかもしれない。

コンシューマー向けのプロダクトは移り変わりが早く、近年は世界中に大きな衝撃を与えるだけのものは登場しづらい傾向ではある。だが、その中でも視点を変えるだけで新しいプロダクトを生み出し、それが新たな価値を創造することは不可能ではないと確信できたイベントであった。

txt:猪蔵 構成:編集部


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[ DATE : 2014-01-09 ]
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