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[Inter BEE 2014の歩き方]Dコース: 映像の入り口「カメラ」を探る 〜4K / 8K時代のカメラ最新事情

2014-11-12 掲載

民生機、放送機器をはじめとして4K / 8Kのカメラは各社から出そろった感がある。すでに実証実験を兼ねた放送も始まっており、今年は幅広い製品が発表されている。InterBEEは今年度最後の大きな展示会ということもあり、総決算的に各社の製品が見られる展示会といえよう。

2020年に開催される東京オリンピックに向けてBSで2016年から4K / 8Kの試験放送、18年から本放送を始めるという8月に総務省が発表したロードマップもあり、今年のInterBEEはこうした動向に沿った製品が各社から発表されるだろう。また、次世代放送推進フォーラムでも2016年から予定していたCSによる4K本放送を1年前倒しして来年からスタートするという。これを受けスカパーでは2015年3月から4K放送の開始を発表している。デジタルシネマの領域だった4K / 8Kはすでに一般の放送へと動きが加速され、今年は本格的な放送に向けた製品が期待できるだろう。

すでにソニーのほかにもアストロデザイン、キヤノンなどがかなり精力的に製品ラインナップの充実を図っているが、今年のNABでBlackmagic Designが制作用カメラのURSAやスタジオ用カメラBlackmagic Studio Cameraを発表。さらには、AJAがCIONを発表している。Blackmagic DesignとAJAが発表したカメラは従来CMOSセンサーの宿命とも言われていたローリングシャッター現象のないもので、4Kというレゾリューションだけでなくこうした技術にも注目したい。また、記録フォーマットも各種圧縮コーデックのほか、ロスレスやRAWなどがあり、4Kとなると選択肢が多くなる。ほかにもレンズマウントやネット対応など4Kという括りで見ると放送からデジタルシネマまで多彩なカメラが存在し、それが今回の見どころと言えよう。

1 GoPro NIPPON / タジマモーターコーポレーション(ブース#6503)
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アクションカメラの雄GoProから「GoPro HERO4」が登場。4K / 30p対応のブラックエディションとタッチスクリーンを搭載したシルバーエディションの2種類のラインナップが揃う。HD / 30p対応エントリーモデル「GoPro HERO」も登場。

2 ブラックマジックデザイン(ブース#6505)
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Blackmagic DesignはNABで「Blackmagic URSA」と「Blackmagic Studio Camera」を発表した。センサー交換可能なURSAやネット時代の新しい収録システムを意識したBlackmagic Studio Cameraなど新たなコンセプトといえるものが国内でじっくり見られるいい機会だ。Blackmagic URSAはEFマウントとPLマウントはもちろんだがB4マウントのENGレンズが装着できるモデルにも期待したい。

3 キヤノン / キヤノンマーケティングジャパン(ブース#6215)
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ラインナップもそろい、バージョンアップなども一通り果たしたCINEMA EOS SYSTEMの新ラインナップに注目。Canon Log対応や60p記録も可能になったEOS C100 Mark IIやEOS C300にもAF機能標準搭載モデルが登場。レンズのラインナップもPLマウントなどがそろい4Kへの対応も進んでいる。また、業務用モニター分野へも進出したことから、システム的にも幅が広がってきたといえる。今年あたり4Kカムコーダーに期待したいところだ。別途、国際会議場1F 102 A / Bで開催されるセミナーにも注目。

4 池上通信機(ブース#5507)
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最低被写体照度 0.001 lx / F1.4を実現した超高感度カメラ「HDK-5500」や16-bitフルデジタルスタジオカメラ「HDK-970」などHDを中心としたUnicamシリーズやSuper35mmフォーマットのHDTVカメラシステム「HDK-97ARRI」など現行の放送に必要とされる様々なカメラを出展。特にスタジオカメラは扱うメーカーが少なくなり貴重な存在だ。また、ハンディとの運用性などスタジオでのシステムも注目したい。

5 グラスバレー(ブース#5217)
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いわゆるENGスタイルのカメラLDXシリーズのほかにサイコロ型のLDX Compact Cameraシリーズが同社のHDカメラのラインナップだが、NABで4K対応の小型カメラヘッド「4K ULTRA」を発表している。Grass Valleyは Belden傘下となりまだ間もないが、先に傘下となったMirandaが発売しているカメラアダプターとカメラの融合が気になるところだ。4K ULTRA を元にしたENGスタイルの4Kカメラにも期待したい。

6 アストロデザイン(ブース#4513)
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4Kから8Kへ業界でいち早くハイレゾリューションのカメラを市場に送り出した同社だが、モニターやレコーダー、ビューファインダーなど制作に必要な周辺機器にも注目したい。カメラとしてはNHKと共同開発したCMOSイメージセンサーを搭載した小型8Kカメラ「AH-4800」があり、これを中心としたレコーダーなどの周辺機器の充実が図られ、8Kも実験的要素からより実践的になってきている。今年はカメラをはじめとした8Kワークフローの展開にも注目したい。

7 パナソニック / パナソニックシステムネットワークス(ブース#4308)
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10月に発売となったP2カメラレコーダー「AJ-PX800」やAVC-Ultraを採用したHDや4Kカメラが注目される。特にネットワーク運用の対応は有線または無線LANによる4G / LTE回線への接続が可能となっており、迅速な対応が生命線となる報道分野での利用が見込まれる。また、NABでお披露目した「VARICAM 35」はCodex Digital社との提携により、非圧縮4K RAW記録を実現しており、同社の放送やデジタルシネマにおける4Kへの意気込みが感じられるだろう。

8 朋栄(ブース#4208)
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高速度カメラは特殊用途というイメージがあるが、同社の4K高速度カメラ「FT-ONE」はスポーツ中継など比較的一般的な撮影に適したカメラだ。また4K切り出しシステムにより現行のHDシステムにも適応できる。CCUやファイバー伝送など周辺機器の充実に注目したい。また、暗視カメラのように画像がモノクロになるのではなく非常に暗い被写体をカラー画像で撮像できる3板式超高感度カメラ「FZ-B3 」(フローベル)なども見逃せない。

9 アスク / ディストーム / AJA Video Systems / GB Labs(ブース#4206)
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コンバーターやキャプチャーデバイスなどを中心に製品展開をしていたAJAだが、NABで4Kカメラシステム 「CION」を発表した。カメラとは無縁と思われたAJAが放つ初のカメラだが、使い勝手や周辺機器など現場のカメラマンをうならせるほどの出来だという。4Kで120fpsの収録やAJA RAWの対応や、周辺機器を含めCIONは一見の価値があるといえよう。

10 ソニー / ソニービジネスソリューション(ブース#3117)
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先日発表された4Kメモリーカムコーダー「PXW-FS7」を中心に、F55、F65RSなどのシネマカメラや、4Kディスプレイ、伝送システムとトータルなソリューションや、実用的な4Kライブ放送などを展示。

※掲載しているブース写真は過去に開催されたイベントのものです。
Cコース [Inter BEE 2014の歩き方] Eコース

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[ DATE : 2014-11-12 ]
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