PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [SXSW2015]Vol.00 SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)とは一体何なのか?

News

[SXSW2015]Vol.00 SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)とは一体何なのか?

2015-03-23 掲載

参加した誰もが熱狂と感動に包まれオースティンを後にするSXSWとは?

SXSW(The South by Southwest:サウス・バイ・サウスウエスト:以下SXSW)は、テキサス州オースティンで開催されるイベントである。「Music」、「Interactive」、「Film」と三つのカテゴリーを中心に1000を超えるセッションや展示会から構成される。今年も3月13日から21日まで開催された。

SXSW2015_00_01 メイン会場はオースティンコンベンションセンターだが、周辺のホテルや公共施設も会場となる

元々は、オースティンで活躍するとある音楽マネージャーの呼びかけで始まったこのイベントは、1986年に地元の音楽関係者が開催したインディー音楽の見本市がその起源となり、1994年「Multimedia (Interactive)」、「Film」部門が設置された。現在のイベント形態が確立されたのは、Interactive部門が設置された1998年頃。またSXSWの由来は、映画「North by Northwest」(北北西に進路を取れ)に由来している。 オースティンコンベンションセンターを中心に市街のホテルや店舗を巻き込んでの開催で、関係ない市民でも参加してしまう街を挙げての一大イベントとなっている。

SXSW2015_00_02 会場周辺では、フライヤーや告知が貼られて行く。この時期は貼られた告知物を撤去しやすいようにゴミ箱や柱がラップにくるまれる SXSW2015_00_03コンベンションセンター近くのホテルやレストラン施設でも多くのセッションが開催される。(Yahoo!セッションより)

最近では”SXSWedu”、”SXSW V2V”、”SXSW Trade Show”など分科会が年々増殖して、その勢いは止まらない。その他のショーやカンファレンス等への参加者も含めるとのべ10万人を超えるビッグイベントである。チケットが$600〜1745と高価であるにもかかわらずSXSWが注目を集めている事からも窺い知れるだろう。ただし、この数はあくまでトレードショーやカンファレンスへの参加者のみ数であり、実際にはMusic期間中に街中で行われるライブへの参加者、及びそのアーティストの数を含めると、その数は測り知れない。

SXSW2015_00_7 Interactiveセッションでは、イラストによって内容が中継されるグラフィックレコーディングが名物。復習するのにぴったり! (C)shigeru Kobayashi

インディーズ音楽見本市であったSXSWが世に知れ渡ったきっかけは、2007年にTwitterがSXSWアワードを受賞し、世界的にブレイクしたことに端を発する。もちろんInteractive分野に留まらず、新しい情報や知的刺激を求める起業家からプログラマ、ジャーナリストら、IT関連の人々が一同に介する。またFilm部門であれば、映画監督、プロデューサー、俳優、TV局関連の関係者が集う。Music部門は、JAY Zやビヨンセ、Lady Gagaなど有名なミュージックスターがぶらりとセッションに参加するなど各部門に関わる人々が多くのこのSXSWを目指す。

SXSW2015_00_05 街中至る所にSXSWの休憩所が設けられる。コミュニケーションも大事

そんな何でも飲み込んでしまう多様性に満ちたSXSWは、ある意味森羅万象に起こる事をいち早く取り上げるため分野を超えて、様々な事に触れられる事が特徴だ。デジタルヘルスケアなども今回は分科会が発足し、展示会も行われた。注目となる分野は大体網羅されるため世の中で起こっている事を俯瞰出来る。参加者も様々な分野から参加する。

参加者によって、感想は様々で“最高の音楽イベントだった!”、“稀に見る映画祭だ!”、“スタートアップ企業が活躍できる格好のイベントだ!”とその参加したカテゴリーによって、回答は様々だ。 ある意味この多様性がSXSWの魅力であると誰もが言う。

いまや、オースティンの街への経済効果は100億円以上と言われており、イベント自体がオースティンの重要な産業になっている。閑散としていた田舎街が急激に開発されるなど、その加熱度は毎年増している。

SXSWからトレンドが生まれるSXSW Filmに注目

SXSW2015_00_09 Boyhood Post-Production: 13th Year of a 12 Year Movie(邦題:6才のボクが、大人になるまで。)セッションより

各分野の中でもPRONEWSは、SXSW Filmを中心にカバーする。いまやサンダンス映画祭に続く登竜門としてのポジション。最新映画作品のスクリーニングがメインだが、業界で影響力のあるスピーカーや映画監督のセッションは大きな見所のひとつである。若手のフィルムメーカーを対象に、現場に活かせるメソッドや考え方をレクチャーするワークショップ等も行われ濃厚なプログラムが用意されている。

今回はそんなSXSWを追ってみたいと思う。いつもとは少し違うPRONEWSのレポートに注目いただきたい。

  • Vol.01 宇宙とロボットとのインタラクション。未来はそこに!〜Interactive編
  • Vol.02 映像を全身で浴びる8日間〜Film編
  • Vol.03 失敗を恐れずに突き進め!SXSWスタートアップレポート
  • Vol.04 同時多発する周辺イベントがおもしろい!

    [ Category : , ]
    [ DATE : 2015-03-23 ]
    [ TAG : ]

    この記事に関連する記事一覧

    [CES2018]Extra.01 停電のエレクトロニクスショーその時考える“電気”のこと

    txt:小寺由子&編集部 / 構成:編集部 印象的だった今年のCES2018 1月12日に幕を閉じたCES2018。様々な余韻を残しながら、例年にない大きな変化が見られ... 続きを読む

    [CES2018]Vol.07 大量中華ブースが繰り広げる「もうひとつのCES」〜真の主人公ここにあり

    “DESGIN & SOURCE”と銘打たれた新設ブース。しかしその実態は…。大きさはほぼLVCCサウスホールと同じ規模面積。このテントの大きさを見るだけでも価値あり…。 txt... 続きを読む

    [CES2018]Vol.06 制作・開発者目線から見たCES2018〜なぜ僕らはCESに足を向けるのか?

    txt:清水幹太 編集部 /  構成:編集部 見方によって景色は大きく変わる これを書いている筆者は、普段はテクニカルディレクター及び開発者として様々な制作・開発プロジ... 続きを読む

    [CES2018]Vol.05 気になるディスプレイ関連の注目ポイント

    txt:江口靖二 / 編集部 構成:編集部 CES2018で気になったディスプレイ製品色々 サムスンのメディア向けカンファレンスで発表された「The Wall」 ... 続きを読む

    [CES2018]Vol.04 CES2018で静かに盛り上がる「なんかいい」UX大系

    txt:清水幹太  / 構成:編集部 直感的な“なんかいい”もの VRに人工知能、暗号通貨、あるいはAIスピーカー等々、最新技術の動向を色濃く投影するCESではある... 続きを読む

    [CES2018]Vol.03 カメラコントロールボックスCCB-WD1で広がる映像の可能性

    txt:小寺由子 編集部 / 構成:編集部 米国ラスベガスにおいて、恒例のCES2018が開催された。以前はその年の新製品や今後のコンセプトモデルなどが多数発表され、各社新製... 続きを読む

    [CES2018]Vol.02 時代の潮目〜これからはモビリティが最上位概念であることを示したCES2018

    txt:江口靖二 編集部 / 構成:編集部 CES2018のキーワードとは CESはご承知の通り、ここ数年テレビやデジタル家電だけの領域ではなく、IoTやAIなども含め... 続きを読む

    [CES2018]Vol.01 混沌のCES開催〜“非接触性”の増加、未来のモビリティ提案

    txt:西村真里子 編集部 / 構成:編集部 全く予想のつかないCES 今年のCESはいろんな意味で大いに荒れた。それは展示内容もそうだが、会期中珍しくラスベガ... 続きを読む

    [BIRTV 2017]Day.03 常に新しいメディアであり続けられる中国のテレビ放送

    txt:小寺信良 構成:編集部 北京取材も本日で3日目。最終日は明日だが、この日はもうブースをたたむメーカーも出てくるそうで、フルで取材できるのは本日が最後となる。国外企業が... 続きを読む

    特集記事

    CES2018 CES2018
    米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2018をレポート。
    最新カメラ探訪2018 最新カメラ探訪2018
    国内3大メーカーが世に問う「映像表現を進化させるプロダクト」とは?最新カメラ事情を紹介。
    PRONEWS AWARD 2017 PRONEWS AWARD 2017
    2017年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
    Inter BEE 2017 Inter BEE 2017
    千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2017をレポート。
    InterBEE2017の歩き方 InterBEE2017の歩き方
    目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2017の歩き方」を紹介。
    inside DaVinci 14 inside DaVinci 14
    4月に行われたNAB2017にて発表となったDaVinci Resolve 14を紹介。
    SIGGRAPH2016 How to Media Composer | First
    誰でも無料で使えるAvid Media Composer | Firstのセットアップ方法や、使い勝手を解説していく。
    QBEE2016 BIRTV 2017
    中国・北京で開催されたアジア地区ではInterBEEと並ぶ大規模な放送機器展 BIRTVをレポート。
    SIGGRAPH2017 SIGGRAPH2017
    世界最大のCGとインタラクティブ技術の学会・展示会SIGGRAPH2017をレポート。
    THE ROAD TO VR THE ROAD TO VR
    幅広いジャンルで活用されているVRが、いかに普及、どのように進化していくのかを考える。
    Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017 Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017
    米国ハリウッドで開催された映画撮影機材の専門展示会 Cine Gear Expoをレポート。
    QBEE2017 QBEE2017
    九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
    After Beat NAB SHOW 2017 After Beat NAB SHOW 2017
    東京秋葉原のUDXにおいて開催されたAfterNABshowで今年のNABの総括を考える。
    NAB2017 NAB2017
    米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会 2017 NAB Showをレポート。
    SXSW2017 SXSW2017
    米国テキサス州オースティンで開催された、SXSWをレポート。

    トップ > 特集 > [SXSW2015]Vol.00 SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)とは一体何なのか?