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Vol.03 Report Part3 ―会場で目立つスグレもの達

2015-06-15 掲載

txt:石川幸宏 構成:編集部

足を踏み入れて初めて出会う機材達

Cine Gear Expoではカメラ製品ももちろん数多く出展されるが、その多くはすでに4月のNABで発表されているもので、ここでは実機に関する展示もそれほど力を入れているというわけではない。あくまで撮影現場における周辺機材を中心に、特機や照明機材がほとんどである。

前述のようにこのところドローンやOn-Set(現場)におけるソフトウェアシステムなどの展示も増えて来た。面白いのは毎回、「これはイイ!」と思えるような斬新なアイディア製品や他ジャンルで成功した製品が新たに参入してきて、これが最新カメラとともに並んでいるのがこの展示会の醍醐味だ。さすがに映画作りの現場を熟知した人が山ほどいるハリウッド。日本ではなかなかお目にかかれない面白い現場の小道具、ガジェット、ツールが目白押しだ。ここでは、今年のCineGearで気になった注目製品をフォトダイジェストで紹介しよう。

SwichBord(Magnetic Storyboard Display)

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SwichBordはマグネット式のストーリーボードディスプレイ。ディスプレイといってもいわゆる冷蔵庫の扉に様々なマグネットで生活メモを貼付けるのと全く同じで、紙を使わずにマグネットで現場での諸々の告知メモなどを要所で貼っておくエコ時代の現場グッズ。しかも専用キャリーケース付きで持ち運びも便利。使用時はトップ部分の穴をCスタンド(センチュリースタンド)等のバーに差し込むだけ。ホワイトボードのようなペーパー10枚、カード型のメモパッドが50枚、その他専用ペンやライト、マグネットがついて、1日レンタルで$25。

Digital Bolex

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若い世代のフィルムメーカーにも話題のDigital BolexがCineGearに独自のブース出展で初参戦。新しく出たMFTマウントとKish/Bolexシリーズプライムレンズを中心に、さらに今回4つの新プロダクトを発表した。

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D16のモニターフード、ボディプロテクション用のラバー製ウェザースキン、凹型専用チーズプレート、そして新たにレザーのKishレンズ専用ケース(3本入り)の新製品を展示。またこの期にファームウェアもver1.3へバージョンアップされ、プレイバックがリアルタイムで出来たり、WAVやAIFFのオーディオフォーマット対応、バックグラウンドでのSSD/CFカードへの自動バックアップ機能などが追加されているという。

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ThunderPack

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ロケ現場にケース一つでコンパクトに持ち運べる、Motion FX Systems社のお手軽On-Set DITシステム「ThunderPack」。RAIDシステムやバッテリーからRAIDシステム、各種I/Oはペリカンケース風の専用ケースにすべて同梱され、ケースの伸張ハンドル部分とスタンドの間にポリカーボネートのデスク部/マウスパッド部を取り付けて、ラップトップPCであればデスクトップDIT環境をいつでもどこでも構築可能。ユニークなのは、通常のRAIDシステムから、Blackmagic Design用やAJA Video Systems用など、フロントパネルオプションが6タイプほど用意されている。まさにキャッチコピーの「あなたのDIT環境をスイス製アーミーナイフのように!」といったこれからのDITスタッフのスタイルを掲示するもの。価格はシステム構成によって、€13,999(195万円)~€31,990(445万円)。

WOODEN CAMERA

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今年5月の中旬、LA近郊のバーバンクに専門ショップもオープンした、カメラアクセサリー専門メーカーのWOODEN CAMERA。とにかく新型カメラが出ると真っ先に専用リグを作ってくる。今回早くも、ALEXA Mini、そしてRED WEAPON、Blackmagic URSA Miniのリグを早くも出展。

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Aladdin BI-FLEX

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シート型のLEDライトがこのところ人気で、昨年ぐらいから各社様々な形状のものが発表されているが、Aladdin light社は韓国製のLEDパネル。300×300mmの布状で自由に折れ曲がる仕様のLEDライトシートをテントのように4点留めのクロスの骨組みで専用スタンドに装着。

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スタンドは三脚やCスタンド、ポールなどに取り付けたり、ヘッド部分がマグネットになっていて、スチールであれば重さも220gと軽いのでどこにでも取り付け可能。さらに防水加工もなされているという優れもの。DC12~18V、50/60Hz、50W/3000K~6000Kで調光可能。DC 24~30V、200Wで300×1200mm(800g)のサイズもある。

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PIPELINE

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BBS Lighting社のPIPELINEは、その名の通りの棒状のLEDライトシステム。10W、ACかDC14Vバッテリーで起動。3200K、4300K、5600Kを選択でき、種類も305mm、610mm、914mm、1219mmの4つの長さがある。

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キヤノンのEOS C300 Mark IIのデモセッションではこのライティングシステムが使用され、持ち運びや移動もカンタンで撮影を伴うプレゼンテーションなどにも使用しやすそうだった。

COOLSHIRT SYSTEMS

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今年もハリウッドでは、5月1日に封切りされた人気超大作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が興行3日間で1億9,127万1,109ドル(約230億円)を記録、前作に続く歴代2位の興行収益をたたき出した。各々のコスチュームを身にまとったヒーロー達が画面上で大活躍している反面、こうしたコスチュームでの演技は、ときに撮影時にアクターやスタントマンには現場環境の寒暖の問題もあり、思うような演技をする上でも非常に厄介だ。

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またそれを撮影するスタッフ側もときに過酷な環境化で撮影しなければならず、こちらも役者同様に困難な現場を強いられることも多い。そんなときに活躍するのがこのCOOLSHIRT。パイプが張り巡らされたシャツ(ベストタイプもある)に水を通して、クーリング(冷)もヒーティング(暖)もできる特製シャツ。独自のSAFETEMPセンサーにより、必要以上の温度にならないように管理もできる。

もちろん映画撮影専用というわけではなく、すでに5万人以上のモータースポーツレーサーが使用していたり、その他メディカル、工業作業などでも使用されているもの。

ROBO CUP

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ロボコップならぬその名もROBO CUP(ロボカップ)。カップとカップの間が強力なピンチになっており、ポールなどを挟み込みんで三脚やCスタンド、イントレポールなど、どこにでもクリップオン!

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2つのカップがセットになっているカップ式のツールホルダーだ。形状からドリンクホルダーとして使用出来るのももちろんのこと、GRIPマンの工具やライトなど、現場にちょっとあると便利なグッズだ。

VARAVON

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韓国のVARAVONも独自ブースでのCineGear出展は初ではないだろうか?今回はATOMOS SHOGUN専用のケージ「ARMOR」と、これにGoPro HERO4とハンドルグリップを組み合わせた、4K撮影ハンディユニットなどを展示。さらにオリジナルの3軸ジンバルシステムBirdycam 2などを展示した。

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txt:石川幸宏 構成:編集部


Vol.02 [Digital Cinema Bülow III] Vol.04

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[ DATE : 2015-06-15 ]
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