PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [CEATEC2015]Vol.01 各社の得意分野にフォーカスした展示を展開

News

[CEATEC2015]Vol.01 各社の得意分野にフォーカスした展示を展開

2015-10-14 掲載

txt:稲田出 / Ai YAMAMOTO 構成:編集部

10月7日から10日の4日間、千葉・幕張メッセにおいて日本で最大のIT・エレクトロニクス先進技術の展示会「CEATEC JAPAN 2015」が開催された。今年のテーマは「NEXT-夢に力を、未来への挑戦」となっており、「新しいライフスタイル」や「豊かな暮らし」などを体現できる「ライフ&ソサエティ ステージ」と、世界最先端の電子部品やディバイスが披露される「キーテクノロジーステージ」、ITやエレクトロニクスとの融合が進むモビリティ、ヘルスケアなどの他分野との連携により見えてくる、近未来の社会や今後のトレンドにスポットを当てた「NEXTイノベーションエリア」で構成され、昨年より1日会期が少なかったにも関わらず多くの来場者で賑わった。

各社の得意とする分野にフォーカスした展示内容

毎年CEATECでは、エネルギー関連や自動車など、この数年は各社申し合わせたように同じトレンドを志向していたが、今年は各社の得意とする分野にフォーカスしており、統一した方向性は見られなかったものの、2020年に向けた4K/8K関連や、最近話題のハイレゾオーディオやロボット関連、ウェアラブルデバイスやマンマシーンインターフェイスなど、一般にも身近なものが多くなって来ている。

そんな中で今年は、財務関係で問題のあった東芝と、昨年に引き続きソニーが出展していない。一方身売り話がでているシャープは話題となる出展が多く、起死回生を狙っているようにも思われた。まずはライフ&ソサエティ ステージを中心に4K/8K関連から見てこうと思う。

各会場展示から

■パナソニック
CEATEC2015_0333

オリンピックの公式スポンサーの常連ともいえるパナソニックは、いわゆる白物家電からAV機器、ディバイスなど幅広く扱っており、CEATECではひときは目立つ大きなブースとなっていた。

CEATEC2015_0336

住宅から家電まで生活に身近な製品を総合的に結びつけたコンセプトで、キッチンからリビングをシームレスに結びつけた展示を行っていた。タブレット端末で季節やその日の気分、体調に合わせたレシピで料理をして、食卓ではプロジェクターや照明で様々な演出をして食事を楽しむことができるというデモの様子。

CEATEC2015_0385 今年のオリンピックは4K/8Kの時代。オリンピックのロゴの元テレビやカメラなど様々なAV機器を出展 CEATEC2015_0389 テレビやレコーダー、ビデオカメラ、ホームシアターシステムなど4K対応の新製品をアピール CEATEC2015_0393

Ultra HD Blu-rayに対応したHEVC(H.265)記録のレコーダー「DMR-UBZ1」。4Kリアルクロマプロセッサplusによる色空間の変換やダイナミックレンジ変換など、4K解像度のインターネット動画やUltra HD Blu-rayにに収録されたHDR映像の従来のテレビへの対応などが高画質に行われる。HDMI(ver2.0)に対応しており、4K/60p/4:2:2/36bit、4K/60p/4:4:4/24bit、4K/24p(30p)/4:4:4/36bit出力が可能。対応HDMIケーブルなども出展していた。

CEATEC2015_0398 パナソニックが提唱する4Kフォト対応のデジタル一眼LUMIXシリーズの新らしいラインナップ「DMC- FZ300/G7/GX8」。ハンズオンコーナーもあり、4Kフォトや4Kムービーの楽しみ方をアピール CEATEC2015_0457 パナソニックブランド統一により、途絶えていたTechnicsが復活。別ブースでアンプやネットワークオーディオプレーヤー、ヘッドホンなどを出展。視聴コーナーやSL-1200の技術展示などを行っていたほか、来年発売が予定されているCDステレオシステムSC-C500を大きく取り上げていた CEATEC2015_0512

別ブースのseven dreamers laboratoriesでは、パナソニックと大和ハウス工業による全自動洗濯物折り畳み機「laundroid」(ランドロイド)を披露していた。Laundroidはシャツ、ズボン、スカート、タオルの4種類の衣類を自動判別して折りたたむ家電で、来年予約を開始し2017年からの発売が予定されている。将来的に介護施設や病院向け、洗濯乾燥機を一体にしたもの、洗濯から乾燥、折りたたみまでを一貫して行うオールインワンモデルなどが予定されているほか、ビルトインモデルとして家具のように部屋と一体になったものなどに発展させていくという。


■NHK/JEITA
CEATEC2015_0296

NHK/JEITAブースは昨年とは様変わりし白を基調とした開放的なブースになり、実用期に入った各社の4K製品やNHKが行う各種サービスのほか、オリンピックを目指した8Kスーパーハイビジョンなどが披露された。

CEATEC2015_0316 CSデジタルを利用したNexTV-F(Next Generation Television & Broadcasting Promotion Forum)による4K専用放送Channel4K。実際に放送されている放送の受信や各社のチューナーなどを展示 CEATEC2015_0321 4K放送の受信から民生用4Kカメラによる撮影、テレビ視聴、記録など現行のテレビ視聴と遜色なく実用期に入ったことをアピール CEATEC2015_0325 JEITEではCD(44.1kHz /16bit)以上のクォリティを昨年ハイレゾと定義しているが、ハイレゾオーディオ対応の各社のオーディオ機器のハンズオンコーナーでe-onkyoミュージックなどのハイレゾ音源からの視聴ができるようになっていた。また、スピーカーによるハイレゾ試聴室もあり、ハイレゾオーディオ普及へのアッピールを行っていた
■シャープ
CEATEC2015_0467

液晶不振で身売り話もでているシャープだが、8K対応の液晶モニターやロボットなど先端技術を投入した製品を多数出展していた。起死回生とならなくとも買収時にはこうした技術がかわれることになるだろう。ココロプロジェクトゾーンをメインに独自のAI技術であるココロエンジンを採用した各種家電製品は、音声認識による会話や使用者とおもてなしのココロで接することで、ライフスタイルを豊かにしていこうというコンセプト。

CEATEC2015_0468 設計やデザイン、デジタルサイネージなど8K液晶のビジネス向け応用をアピール CEATEC2015_0476 2015年10月発売予定の8K 85型ワイドIGZO液晶パネルを搭載した家庭向けTVモニター。上下には合計60個のスピーカーが内蔵された波面合成スピーカーがあり、サブウーファーや音場制御型リアスピーカーとともにサウンドシステムを構成。映像だけでなくオーディオによる臨場感にもこだわっている CEATEC2015_0421 ロボット型電話RoBoHoN。二足歩行が可能で音声認識や顔認識機能によるコミニュケーションのほか、新たに開発したフォーカスフリーの小型プロジェクターも搭載しており、単なるロボット型電話機というより新たな発想のコミュニケーションツールといった感じ。来年2016年発売予定となっており、音声認識や専用アプリなどブラッシュアップされるという CEATEC2015_0443 ココロプロジェクト×コミロボ。昨年から独自のAI技術ココロエンジン搭載のコミュニケーションロボットとして登場しており、ユーザーに話しかけたり、会話の内容で表情で表現するといった双方向のコミュニケーションが可能
■BOEテクノロジーグループ
CEATEC2015_0384

BOEは北京を本社とする中国系の会社で、ディスプレイやスマートシステム、スマートヘルスケアサービスの3つの事業分野を有したBOEテクノロジーグループ。日本ではディスプレイディバイスを中心に事業展開しており、NEXT-夢を力に、未来への挑戦というテーマのもとに世界初という縦型8K 98型ディスプレイを左右に配置した3面連動ディスプレイシステムをブース正面で披露したほか、10K 82型横ディスプレイなどを出展。

CEATEC2015_0344 10240×4320の10K 82型ディスプレイ。アスペクト比が21:9なのでシネマスコープサイズの映像表示や縦置きにしてデジタルサイネージなどの用途を目指しているようだ。8K放送の映画もレターボックスなしで表示できるほか、縦型ではサイズ的にほぼ等身大の表示も可能 CEATEC2015_0371 冷蔵庫の扉を透過型ディスプレイ化したコンセプトで、画面上にレシピやショッピングサイト、テレビ画像、Skype画面などを表示でき、タッチ操作でメモを残すことも可能。パネルは1920×1080で1200:1のコントラスト比、透過率は9%となっている CEATEC2015_0361 会議やプレゼンなどでよく使われるホワイトボードを電子化したもので、AndroidとWindows 8を搭載しているほか、HDMIやVGAといったインターフェースを装備している。パネルは3840×2160のUHDを搭載
■日本アンテナ
CEATEC2015_0251

日本アンテナは4K/8K放送の受信で課題となる左旋衛星放送における4K/8K放送対応家庭用受信機器や、共同受信用各種設備機器、V-Lowマルチメディア放送対応チューナーのほか、見る・知らせる・録画するスマートフォン/タブレット対応のワイヤレスカメラ・モニター「ドコでもeye Security」などを出展。

txt:稲田出 / Ai YAMAMOTO 構成:編集部
[CEATEC JAPAN 2015] Vol.02

[ Category : , , ]
[ DATE : 2015-10-14 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[QBEE2018]Vol.02 九州放送機器展2日目。外は豪雨でも中は熱いぜ!

txt/movie:MonkeyHills(岡英史&猿田守一) 構成:編集部 今年も雨だったQBEE最終日 QBEE最終日は土砂降りの雨の中からスタート。さすがに開場時... 続きを読む

[QBEE2018]Vol.01 九州放送機器展の初日。隠れたお宝を探せ!

txt/movie:MonkeyHills(岡英史&猿田守一) 構成:編集部 QBEE初日を迎えて QBEEの始まりはいつも雨、レインマンは誰だ?! QB... 続きを読む

[QBEE2018]Vol.00 恒例となった九州放送機器展、今年は“嵐”の予感?!〜事前予習編

txt岡英史 構成:編集部 搬入DAY 毎年前日はド晴天な会場 7月の予定は毎年恒例の九州放送機器展からスタートする。良く聞かれるのは「NABにも行ってる... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII~Cine Gear 2018]Vol.05 Cine Gearでシネマ業界注目のレンズメーカーを拝見 レンズ/周辺機器編

txt:編集部 構成:編集部 ATOMOSブース:Sumo19に対応する「AtomOS 9.1」を発表 Cine Gearの展示会場の注目は、レンズメーカーの展示だ。シ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII~Cine Gear 2018]Vol.04 ラージセンサー搭載のデジタルシネマカメラに注目

txt・構成:編集部 今年のCine Gearの展示ブースから注目を挙げるならば、各社からリリースが相次いでいるラージセンサー搭載のデジタルシネマカメラだろう。RED MON... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII]Vol.10 Cine Gear探訪5:栁下隆之編〜レンズ、アクセサリーで気になったもの

txt:栁下隆之 構成:編集部 暑い!熱い!会場から いやいや、これは参った!と思うほどの、2日目の入場もまさかの行列。入り口のセキュリティーチェック待ちなのだが、10... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII]Vol.02 パナソニック三井氏に高いNR効果を発揮するAU-EVA1の新ファームウェアについて聞く

txt・構成:編集部 カメラに強力なノイズリダクション搭載でポストプロダクションの負担軽減へ パナソニックは、シネマカメラのVARICAMシリーズや、最新ファームウェア... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII]Vol.09 Cine Gear探訪4:岡英史編〜大人の遊園地で刺激的な日々を満喫

txt:岡英史 構成:編集部 ■Cine Gear EXPOブラリ まさに映画業界裏方の遊園地! Paramount Pictures ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VII~Cine Gear 2018]Vol.03 カールツァイス小倉氏にラージフォーマット対応Supreme Primeについて聞く

txt・構成:編集部 Supreme Primeのルック、小型化、軽量を実現できた理由を明かす! カールツァイスは5月24日、新しいハイエンドシネレンズシリーズ「Sup... 続きを読む

特集記事

QBEE2018 QBEE2018
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
inside DaVinci 15 inside DaVinci 15
史上最大のアップデートを実現したと言われるDaVinci Resolve 15に関する最新動向をまとめてみた。
Cine Gear Expo 2018 Cine Gear Expo 2018
米ハリウッドの中心、パラマウントスタジオで開催された「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2018 After Beat NAB SHOW 2018
東京・秋葉原で開催された「After NAB Show Tokyo 2018」をレポート。
NAB2018 スペシャルレポート NAB2018
世界最大の放送機器展覧会「2018 NAB Show(NAB2018)」をレポート。
Your Choice?GH5 or GH5S Your Choice?GH5 or GH5S
映像業界で活躍中のカメラマンやディレクターに聞く「GH5」と「GH5S」の選び方。
SXSW2018 SXSW2018
米国テキサス州オースティンで開催されたSXSWをレポート。
CP+2018 CP+2018
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2018」をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編 新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編
2017年から2018年にかけて発売する、人気のスチルカメラ用レンズも含めた最新の単焦点シネレンズを紹介。
CES2018 CES2018
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2018をレポート。
最新カメラ探訪2018 最新カメラ探訪2018
国内3大メーカーが世に問う「映像表現を進化させるプロダクト」とは?最新カメラ事情を紹介。
PRONEWS AWARD 2017 PRONEWS AWARD 2017
2017年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
Inter BEE 2017 Inter BEE 2017
千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2017をレポート。
InterBEE2017の歩き方 InterBEE2017の歩き方
目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2017の歩き方」を紹介。
inside DaVinci 14 inside DaVinci 14
4月に行われたNAB2017にて発表となったDaVinci Resolve 14を紹介。

トップ > 特集 > [CEATEC2015]Vol.01 各社の得意分野にフォーカスした展示を展開