パナソニックは、「進化し続ける写真スタイル」をテーマに4K PHOTOの進化とLUMIXの新レンズをアピール。新製品のコンパクトデジタルカメラDMC-TZ85やDMC-TX1のほか、3月上旬発売予定の超望遠ズームレンズLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.Sを特設コーナーに出展したほか、風景からポートレートまで幅広くカバーする標準5倍レンズLUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.などを出展した。

また、LUMIX技術展示コーナーを設け、ヴィーナスエンジンの機能やレンズ技術、LUMIXの独自技術などを紹介。また、スマホのようなデザインのコミュニケーションカメラCM10のタッチ&トライコーナーには特に力を入れているようで広いコーナーを設けていた。

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昨年出展されていたCM1の後継機にあたるコミュニケーションカメラCM10。外観デザインやセンサーなどはCM1と同じ

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コミュニケーションカメラCM10は、CM1とは異なりLTE音声通話には対応していない。カメラ機能やSNSやクラウドへのアップロードなどに特化した

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コミュニケーションカメラCM10にはAndroidが搭載されているので、対応した同社の家電などとの連携が可能

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ライカDGレンズ特設コーナーでは、新製品の超望遠ズームLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmを装着したカメラが5台ほど並べられていた

ブースの一段高い場所にあった特設コーナーでは、マイクロフォーサーズ初の最大800mm超望遠ズームライカDGレンズLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmが並べられ、超望遠の迫力のある映像をアピールしていた。

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LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmは、全長約172mmのコンパクトサイズながらズーム全域で優れた描写特性を実現しており、35mm版カメラ換算で200-800mmの超望遠ズーム

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LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmにはリニアモータ採用のオートフォーカス機構により高速かつ高精度を実現している。ズームすると全長がかなり長くなる

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写真やムービーを保存したり共有することができるパーソナルメモリーマネージャーBN-SDPAP3。PCを使わなくても無線LANやSDメモリーカード経由で手軽に写真やムービーデーターを保存可能

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LUMIX G VARIO 12-60mmは日常の幅広い撮影シーンをカバーする標準5倍ズームで、EDレンズと非球面レンズでズーム全域で高画質を実現。レンズ筐体内に搭載したジャイロセンサーが手ブレを検知し補正するPOWER O.I.S.を搭載している

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新製品のコンパクトデジタルカメラDMC-TZ85やDMC-TX1、ハイエンドデジタル一眼レフカメラLUMIX GH4などを体験できるデジタルカメラのタッチ&トライコーナー

TZ85はコンパクトデジタルカメラながら光学30倍のレンズを搭載しており、35mmカメラ換算で24mmから720mmまでをカバーしているほか、デジタルズーム機能を使うことで実質245倍ものズーム比が得られるという。一方TX1は1型の大判センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラで高画質、快適操作、4K動画機能を特長としている。

昨年は4K PHOTOを前面に出し、ハイエンドデジタル一眼カメラGH4やミラーレス一眼、コンパクトデジタルカメラ、ビデオカメラなどかなりの数の新製品をだしていたほか、ドローンを使った空撮システムの展示などを行ってかなり派手な印象だったが、今年は新製品の数が少ないということもあり、ブース中央に技術展示スペースをとり、控えめな印象だった。

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同社のデジタルカメラのキーテクノロジーVENUSエンジンの技術解説。4CPUによる高速演算処理により、自然なノイズ感・立体的な解像感・滑らかな階調・自然な色再現を実現

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実際に動きのある被写体を撮影してVENUSエンジンの動作を解説。手前のモニターに被写体の観覧車の動きを検出し、その動きベクトルがグリーンで表示されている。検出された結果は動画コーデックや動画ノイズリダクション、オートフォーカス、露出制御などに適応される

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AF動作のキーテクノロジーとなるVENUEエンジンの空間認識技術。ピント位置の異なるライブ画像から空間を認識し、物体までの距離を高速で演算。画面に写る全ての被写体距離を瞬時に算出し一気に合焦領域までレンズを駆動させることが可能となり、AFのさらなる進化を実現

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非球面レンズやレンズコーティング、リニアモーターによるフォーカスシステムの技術展示。息を吹きかけてもレンズが曇らないコーティングやレンズについた指紋が取れやすいコーティングが開発中で、これらは実際に試すことができるようになっていた

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非球面レンズやフォーカスリニアモーターなどのキーコンポーネントの実際の形状や大きさがわかり、製品のどの部分に組み込まれているのかがよく分かる

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写真家によるプリント作品が展示されていたLUMIX PHOTO GALLERYコーナー

パナソニックブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)