Grass Valleyブース360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

Grass Valleyは「Content Your Way」をテーマにかかげ、ライブプロダクションやニュース、コンテンツデリバリー、ネットワーキングといった各分野に応じたソリューションを中心に、SDI/IPネットワーキング、4K UHD、HDRやスーパースローモーションなどに対応した各種製品を出展していた。

カメラ関係では、2/3インチB4レンズマウントを採用した4K対応カメラLDX 86Nや、マルチパーパスHDカメラLDX C82のほか、IP対応のベースステーションXCU Universe XF、長距離伝送装置HDX Plus、JVCケンウッドのカメラGY-HM790およびGY-HM890に対応したファイバー伝送システムCopperHead ProHDなどが展示された。

LDX 86Nカメラシステムは3CMOSセンサーを搭載しており、HD 3倍速/6倍速、4Kにネイティブ対応しているほかSMPTE ST 2084(PQ)とHLGの両方のHDR方式やITU-R Rec. BT.2020色域をサポート

4K対応マルチパーパスカメラLDX C86N。BT.2020色域のほかオプションでHDRに対応しており、LDX 86Nとマルチカメラで使用可能

スタジオ関連機器としてはビデオプロダクションスイッチャーK-Frame V-series、K2 Dynoリプレイシステム、プロダクションオートメーションシステムIgnite、ビデオプロダクション&コンテンツマネジメントシステムGV STRATUS、プロダクションクライアントK2 Summit 3G、ハイパフォーマンスシェアストレージK2 Central TXなどのほか、リアルタイムIPプロセッシング&ルーティングプラットフォームGV Node、IP対応ルーターNVISION 8500を出展。NVISION 8500はSMPTE 2022-6に対応したルーターだが、今回参考出品として8K対応を表明した。

K-Frame V-seriesビデオプロダクションスイッチャー。最大3M/E+2VPE、20フルキーヤーで、32GBイメージストアやRAMレコーダーを搭載可能。オプションのDPMモジュールによりiDPM(2D/3D DVE)機能の搭載や、IP I/OボードによりSMPTE ST 2022-6、VSF-03/04にも対応可能

K2 Dynoリプレイシステム。6倍速4K対応のK2 Dynoリプレイシステムで、Dynoコントローラーで作成したプレイリストのMXFエクスポート機能、クリップのタイムコード付替、アンシラリデータの付与設定などが行える

Igniteプロダクションオートメーションシステムは、スイッチャーからのソースの切り替えやマルチビューワーの映像切り替え、報道システムと連動したプログラムの制御などに対応しており、同社の各システムをオールインワンでコントロールが可能

ビデオプロダクション&コンテンツマネジメントシステムGV STRATUS。EDIUSでのテンプレートからのプロジェクト作成、既存プロジェクト内にあるシーケンスやアセットをダイレクトに編集が行えるほか、K2のクオータ制御、EDIUSからのシーケンスマーカー連携、EDIUSからアーカイブアセットのリストアなどの機能を搭載している

EDIUS 8.5。H.265(HEVC)インポートのほか、XAVC Intra Class 480、QFHD XAVC LongG 60M、XAVC LongG 422、XD CAM 35M(l920x1080)のエキスポートが可能なほか、BT.2020やBT.2100 PQカラースペースでのプライマリーカラーコレクション、H.264の画質向上およびエンコードスピードの向上、キヤノンEOS C700のRAW対応などのアップデートが行われた

インテグレーテッドプレイアウトiTX On-Demand。インジェストからクオリティコントロール、コンテンツ管理、オーディオ・ビデオプロセッシング、グラフィックスやサブタイトル、オートメーションといったプレイアウトに必要な機能を搭載したiTX Playoutやサードパーティソリューションとも連携が可能なほか収録中の映像ファイルから並行して処理することでコンテンツ処理時間を軽減する

クレードル接続対応のベースステーションXCU UXF&UXF Cradleは12G-SDIやIP対応のほか、LDX 86やLDX 86Nによる4KやHDRに対応している