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[InterBEE2017]Day01:映像表現の多様化からみえる今年2017年の動向とは

2017-11-16 掲載

[InterBEE 2017]会場出口インタビュー

今年は11月15日より開催中の Inter BEE 2017

昨夜からの雨も快晴となり、本日15日からInterBEE2017が開催された。今年は幕張メッセ国際展示場1ホールから8ホールまでを使用し、「プロオーディオ部門」「映像表現/プロライティング部門」「映像制作/放送関連機材部門」「ICT/クロスメディア部門」の4部門と、過去最大規模の開催となっている。4K/8KやIP伝送、クラウド、ネット配信のほか、昨年から登場した360°映像、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)による新たなコンテンツ体験の提案のほか、今年はAIの活用やVR・ARなどを利用した新しいコンテンツ体験も加わっている。

4K/8KやHDRなどは従来からの映像制作の延長線上にあるものだが、IP伝送やクラウド、ネット配信がシステムの中に組み込まれる方向が示され、従来の放送という概念から新たな放送への飛躍が感じられる。IPに関してはソニーが中心となっているIPライブ伝送システムと、グラスバレーなどが中心のAIMSの2つが有力視されているが、将来的には1本化されていくと考えられる。

VR IR AIなどの新領域、そしてIPへの移行は?

一方VRやARは新たな視覚効果として4K/8Kの先を行く映像世界を占う上で興味深い部分である。従来型のディスプレイを使って自由な視点で映像を視聴したり、半球ドームやHMDにより人間の視野いっぱいに映像を展開し、更にアクチュエータと組み合わせた椅子や送風機などを加えることでアミューズメント施設や各種イベントなどへの応用が進んでいるようだ。なかにはすでにフィルムの時代で実現されたものもあるが、4K/8Kが実用になることで、フィルム時代にはなかったシステムとして発展していくようだ。

AIはすでに映像業界以外でも盛んに使われているトレンドキーワードといえるだろう。放送業界ではすでにあるアーカイブ映像から特定のキーワードで検索したり、長尺の素材から必要な編集点を特定したり、今まで人力で画像にインデックスを付けたり、1つ1つ映像を確認しながら必要な部分を見つけたりする作業の自動化などが考えられる。ある程度決まったフローのあるものなら自動編集や撮影時のカメラ操作などもAIの対象になるだろう。AIは夢の世界を語っているようなところもあり、現実にどう落とし込んでいくのかが課題となりそうだ。

名称が「国際放送機器展」から「InterBEE」になってからすでに10年以上になると記憶しているが、その間には放送と通信の融合、4K/8Kやデジタルシネマ、3Dなど様々な流れがあった。その中で最も大きな流れはネットやカメラなどのビデオ機器の発展により、個人レベルでも多くの視聴者をワールドワイドでつかむことができるようになったことだと思う。既存の放送から新たなメディアの登場により、送り手と受け手の区別がなくなり、放送機器の定義も大きく変わってきており、今年はそういう意味で節目の年といえそうだ。

IPライブ伝送システムはIIJに置かれたリモートスタジオやNEXIONの回線を使いアライアンス加盟各社のブースにある機器とIP接続し、映像や音声などを相互に利用できるようにしていた。実証実験ともいえ、年々規模が大ききなってきている(ソニーブース)

朋栄ではIPライブ伝送システムによりIIJ飯田橋の映像のほか、ソニーブースの映像なども相互利用できるようになっていた

IP伝送ではネット関連のIT機器が欠かせない存在となるが、シスコシステムズは老舗のITメーカーとして映像業界にも積極的だ

クロマキー用のグリーンやブルーのバックを使わずにキーイングが可能なZレンズ社のZキー3Dキーイングシステム。特殊な撮影装置を使用することで、人物などの背景にCG合成をすることが可能。ナックブース

JVCのVR制作ソリューション。同社のカメラユニットを採用したRTi社の360°カメラHAWK2およびヘッドマウントディスプレイIDEALENS K2+による4K60p対応のシステムで、特殊なミラーを組み合わせた光学系により360°シームレスな映像を撮影可能。参考出品

ソニーデジタルスチルカメラCyber-shot DSC-RX0による全天周撮影システム。コンセプト展示

6つのレンズを搭載し360°撮影可能な8K対応VRカメラInsta360Pro。小型タイプのInsta360 ONEとともにワークフローも含めたデモを行っていた。アスク

IBM Cloudライトカウント。WatsonAPIを使用することができるクラウドサービス。サブスクリプションやPsy As You Goなどいくつかのプランが用意されているが、ライトアカウントという無料プランもある

INTER BEE IGNITION「アンドロイドERICAの部屋」では、日本テレビが開発した自律型アンドロイド「ERICA」が来場者とのかけあいをしたり、Inter BEEの1日のできごとをニューススタイルで紹介する「デイリーレポート」を開催


[Inter BEE 2017デイリーレポート] Day02

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[ DATE : 2017-11-16 ]
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