ケンコー・トキナブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

フルフレームハイエンドデジタル一眼レフカメラ対応のプレミアムレンズシリーズ「opera」を発表

「opera 50mm F1.4 FF」のキヤノンEFモデル。価格は未定で2018年夏発売予定

トキナーは、CP+の会期に合わせてフルサイズ一眼レフカメラ用交換レンズ「opera 50mm F1.4 FF」を発表した。ニコンのFマウントと、キヤノンのEFマウントを予定している。ケンコー・トキナーブースでは、さっそくレンズが参考展示されていた。

これまでトキナーのレンズというとAT-Xシリーズがお馴染みで、ターゲットはファミリー向けやアマチュアが中心であり、広角ズームを中心としたラインナップをリリースしていた。それらに加えて、フルサイズ一眼レフに向けた高級レンズ「opera」シリーズを拡充していくという。

これまでのAT-Xシリーズと違うところは、5,000万画素の解像力の実現と、リング型超音波モーターを搭載し、オートフォーカスの速度を高速化している。また、「トキナーブルー」と言われる青の抜けの良さも健在。手ブレ補正は搭載されていないという。

「opera」シリーズの第一弾が50mm単焦点レンズの理由は、標準50mmは交換レンズメーカーにとっては一番の鬼門で、もっとも自然で本質が試されるレンズ。それを一番最初に出して、「opera」シリーズの実力をアピールしようということで決まったという。

「opera」というシリーズ名の意味については、operaは本来はイタリア語で、仕事とか作品という意味があり、プロやハイアマチュア、アマチュアの方が作品を作るためのレンズ、という思いを込めて命名したとのことだ。

トキナーブランドに単焦点レンズは少なく、マクロレンズの「AT-X M100 PRO D」と「FíRIN 20mm F2 FE MF」などがあるだけだ。50mmの単焦点レンズは初めてだという

サムヤンのプレミアムシリーズに3本目となる「SAMYANG XP 50mm F1.2」が登場

レンズコーナーでひときわ目立っていた大柄なレンズの展示が目を引いた。「SAMYANG XP 50mm F1.2」だ。「先週発表されたばかりで、情報がまた降りてきていません」とスタッフが答えるほど発表されたばかりの新製品だ。

SAMYANGのフォト向けレンズは、オートフォーカスに対応した「SAMYANG AF」、一般向けのマニュアルフォーカスレンズ「SAMYANG 」、フルサイズ対応するマニュアルフォーカスレンズでプレミアムシリーズの「SAMYANG XP」の3種類をラインナップしているが、今回発表された「XP 50mm F1.2」はプレミアムシリーズの3本目となるレンズだ。対応マウントは、キヤノンEFのみとなっている。

真ん中が「SAMYANG XP 50mm F1.2」。F1.2の明るさが特長だ

キヤノン用AFレンズの初モデルとなる「AF 14mm F2.8 EF」も注目の新製品だ。SAMYANGというとマニュアルフォーカスのレンズというイメージが強いが、最近はAF対応レンズも充実させてきている。非球面レンズ2枚、高屈折レンズ4枚、低分散レンズ1枚の計7枚の特殊レンズの10群15枚のレンズを採用。マニュアルフォーカスや微調整が必要なときのためのAFとMFをすばやく切り替えられる切り換えスイッチを装備し、利便性を実現している。

中央がキヤノン用AFレンズの「AF 14mm F2.8 EF」

8mmフィルムを手軽にデジタルデータ化できる8mmフィルムコンバーター「KFS-888V」

ブースの中をぶらぶらと歩いて目に止まったのは8mmフィルムコンバーター「KFS-888V」だ。スーパー8やレギュラー8などの8mmフィルムをデータ化するという製品。パソコンに繋げずSDHCカードに直接記録できる。リールサイズは3号、4号、5号に対応。3分のスキャンにかかる時間は約35分。15分のスキャンしたにかかる時間は約140分。年配の方で、自宅に8mmフィルムがまだ残っていて、外注ではなく自分でスキャンしたいという人が購入しているという。

8mmフィルムを簡単にデジタルデータ化できるフィルムコンバーター。パソコンを使わずにSDHCカードにダイレクト保存が可能なのも特長だ