PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [BIRTV2018]Vol.06 ブースレポートPart01 カメラメーカー編

News

[BIRTV2018]Vol.06 ブースレポートPart01 カメラメーカー編

2018-09-11 掲載

txt・構成:編集部

2018年のBIRTVは、放送、映画制作会社、運営代理店を中心に520の出展社、展示会場は5万平方メートル以上の規模で開催された。日本のInterBEEに比べると出展社数は約半分だが、展示会場の広さは同等といっていいだろう。今年も多くの出展社を集めて開催されたBIRTVの展示会場から、主要なカメラメーカーをピックアップしてレポートしよう。

Sony China

■8K Crystal LEDディスプレイシステム

海外メーカーを集めたホール8Bで最も広い面積を使って出展していのはソニーだ。そのソニーブースで注目を浴びていたのは長さ約10メートル、高さ約5.4メートルの440インチスクリーンを使った8K Crystal LEDディスプレイシステムの展示だ。中国市場では初展示で、臨場感あふれる紅白歌合戦やサカナクションなど、日本のアーティストの映像を上映し、近くを通った多くの人は足を止めて8Kの映像に見入っていた。

■CineAltaV
中国ではデジタルシネマカメラ「CineAltaV」という名称で取り扱われている

Cine Gearでジェームズ・キャメロン監督の「アバター」続編にソニーのシネマカメラが採用決定の発表が話題になったが、そのフルフレームイメージャ搭載のデジタルシネマカメラ「CineAltaV」の展示も注目を集めていた。6K解像度フルフレームセンサー、8つの内蔵NDフィルター、PL/Eマウント交換可能なデザイン、15Stopのダイナミックレンジ、4:3アナモフィックや6:5アナモフィック対応などを実現。

VENICEの名でお馴染みのシネマカメラだが、中国では商品名に地名を使うことができないとのことでCineAltaVの名称の変更が行われたとのことだ。

CineAltaVの紹介のパネル
■HXR-NX200

4K対応のNXCAMファミリー「HXR-NX200」も、BIRTVで初公開された注目の新製品だ。中国などでは4Kの需要が増加しているが、PXW-Z280やPXW-Z190では価格が高すぎる。そこで4Kに対応したNXCAMファミリーとして企画したカメラだ。

ベースはHXR-NX100でこのHD機を4Kバージョンにしたモデルで、1.0インチのExmor R CMOSイメージセンサーを搭載。有効画素数は1,420万画素、12倍光学ズーム、3連リングを搭載し、SDIは非搭載。NXCAMファミリーなので、記録フォーマットは4K XAVC Sフォーマットのレートで記録となる。残念ながら日本での発売予定はないとのことだ。

Panasonic

572平方メートルを使った広いブースに、オーディオビジュアル製品とソリューションを展示。その中の4Kビジュアルプロダクトエリアでは、シネマカメラのAU-EVA1やVARICAMシリーズ、ハンドヘルド型4KカメラAG-DVX200、AG-UX180、AG-UX90が展示されていた。

4Kビジュアルプロダクトエリア

特に注目したいのは、EVA1とATOMOSのレコーダー「SHOGUN INFERNO」を組み合わせた展示だ。EVA1は、5.7Kスーパー35mmイメージセンサーを搭載したパナソニックの5.7KのシネマカメラだがSHOGUN INFERNOと組み合わせることで、5.7K ProRes RAW記録に対応。ProRes RAWは妥当なファイルサイズで記録メディアを節約し、ストレスなく編集ができることで今、注目の組み合わせだ。

シネマカメラのEVA1とSHOGUN INFERNOを組み合わせ VARICAMシリーズ「AU-V35C1RMC」

ARRI China

■ALEXA 65
ALEXA 65で撮影された映画のポスターとともにシステムを展示

カメラと照明機器が展示されていた。カメラは、ラージフォーマット対応のALEXA LFやシグネチャープライムレンズ、AMIRA、ALEXA 65、ALEXA Miniなどを展示。その中でも特に人を集めていたのはARRIレンタルを通じて利用可能なALEXA 65システムの展示だ。筐体のサイズはALEXAと同じに見えるが、それでいて65mmデジタルシネマカメラを実現しているのもポイントであろう。

65mmデジタルカメラのALEXA 65
■ARRIグッズの販売コーナー
帽子やぬいぐるみ、Tシャツなどが売られていたグッズコーナー

ブース内に購入することができるグッズコーナーはNABやCine Gearでは見られないコーナーだ。Tシャツの種類が豊富で、もっとも売れているTシャツは「ALEXA 65」だという。変わったものでは「SkyPanel」のTシャツなどもあって、幅広く取り揃えていた。ARRIのぬいぐるみがパンダのわけは、「パンダは中国のシンボルだから」とのこと。パンダが抱えるカメラはAMIRAだ。

最も売れているというALEXA 65のTシャツ こちらはSkyPanelのTシャツ

Canon(China)

新製品は、フラッグシップのフルフレームシネマカメラ「EOS C700FF」とシネマレンズ「CN-E20mm T1.5 LF」だ。C700FFは、フルフレームで5.9Kの解像度を撮影することができる同社シネマカメラのフラグシップモデルだ。中国市場では初公開で、試写コーナーでは体験できるようになっていた。

放送用レンズのゾーンでは、キヤノンの旗艦レンズ「4K UHD-DIGISUPER 86」や携帯放送レンズ「CJ20ex7.8B IASE S」などを展示して注目を集めていた。

中国初公開のEOS C700FFとCN-E20mm T1.5 LFの組み合わせ 新しく「CN-E20mm」をラインナップしたシネマレンズの展示

RED DIGITAL CINEMA (CHINA)

■GEMINI 5K S35

REDのカメラは中国でも大人気で、DSMC2 MONSTRO 8K VV、HELIUM 8K S35、GEMINI 5K S35などのDSMC2のラインナップを展示していた。その中でもデュアルISOモード搭載で、スタンダードのベース感度はISO800、ローライトはISO3200を基準としているGEMINI 5K S35に注目が集まっていた。ISO6400でも画質は安定していると言われていて、暗いシーンでも対応しやすいのが特徴だ。ブース内に暗部での撮影が体験できるコーナーが設けられていて、このローライトモードの効果を試せるようになっていた。

Insta360

360°カメラで有名なArashi Visionは、8K3Dの動画を手軽に撮影できる「Insta360 Pro2」を展示。PRマネージャーの周丹氏にInsta360 Pro2のポイントを聞くことができた。

――8月21日に発表されましたInsta360 Pro2はBIRTVの会期に合わせて発表したのでしょうか?

Insta360 Pro2の発表はとくにBIRTVに合わせたというわけではありません。14ヶ月の商品開発の時間をかけて、やっと発表できるところまできて、8月21日に新商品を発表しました。それがちょうど偶然にもBIRTVの会期と重なるような形になりましたね。

――Arashi Visionが扱う360°カメラの出荷で、特に出荷台数の高い国などがあれば教えてください。

世界の180カ国に輸出しているのですけれども、具体的にどの国にどれぐらいのユーザー数、利用者がいるのか?また、具体的な数値まで把握していません。世界中の方たちに使っていただくために開発をした商品です。

――最後にInsta360のアピールをお願いします。

先日、Insta360 Pro2の製品を新しく発表しました。このシリーズは、撮影からポストプロダクションの編集、視聴まで全部まとめて使うことができます。ブレを抑えて安定した結果が得られる「FlowState」をPro2でも搭載しています。FarSight機能を使えば、標準で300m、間に遮るものがなければ3キロ離れた距離からでも高品位な映像をリアルタイムでモニターすることができます。

編集は、Premiere Proにインポートすれば、プロキシ素材ファイルも自動的に認識され、スティッチ後の画像を瞬時に確認でき、スティッチすることなくすぐに編集が開始できます。

また、最後の視聴のところなのですが、クリスタルビュー技術を用いれば、Pro 2で撮影したコンテンツを専用フォーマットに変換することで、主流のスマホやヘッドセットでも8Kのままに再生できるようになります。これまでは8Kで撮影をしていても、対応が6Kのみでいたら画像を圧縮させて視聴をしていました。撮影をした画質をそのままの画質で見られないのが普通だったのですけれども、Pro2は8Kで撮影をしてさまざまな視聴環境からそのまま8Kの画質で楽しむことができるのも一番の魅力です。

txt・構成:編集部
Vol.05 [BIRTV2018] Vol.07

[ Category : , ]
[ DATE : 2018-09-11 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.16 会場で気になったあれこれ

txt・構成:編集部 美しい肌の色調と滑らかなボケ味を実現したPLプライムレンズ「Sumire Prime」 キヤノンは、NABで発表したSumire Prim... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.15 SmallHD/Teradek:ワイヤレスプロダクションモニターやカメラコントロール対応モニターを展示。両社の技術が新製品に集結

txt・構成:編集部 撮影現場での映像確認やDITに最適な17インチワイヤレスプロダクションモニター「17RX」 TeradekやWooden Camera、Sma... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.14 Cine Gear Expo 2019〜ATOMOS:オンセットやスタジオ用HDRシネマモニター/レコーダー「NEON」を展示

txt・構成:編集部 オンセットやスタジオ向けのHDRシネマモニターレコーダーが登場 ATOMOSは、Cine GearでHDRシネマモニター/レコーダー「NEON」を... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.13 富士フイルム、100メガピクセルのラージフォーマットミラーレス「GFX100」やシネマカメラ用ズームレンズ「Premista」を展示

txt・構成:編集部 話題のラージフォーマットミラーレスカメラとシネマカメラ用ズームレンズ「Premista」との組み合わせがユニーク 富士フイルムブースの注目は、... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.12 きれいなフレアとボケ味が特徴のプライムレンズの新製品「Tokina Vista One」シリーズを展示

txt・構成:編集部 シングルコートが特徴のフレアを実現したVista Oneシリーズをデモ 今年のTokina Cinemaブースは、昨年よりも大きくなっている。メイ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.11 ニコン、フルフレームミラーレスカメラで12ビットProRes Raw出力対応「Z 7」を展示

txt・構成:編集部 3:2のフルフレームセンサーを16:9に上下カットした形で収録可能予定 Cine Gear展示エリアに、ニコンはブース出展していない。しかし、AT... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.10 パナビジョン、NDフィルターの度合いを調整できる6ストップ「LCND」フィルターシステムを展示

txt・構成:編集部 スタンドアロンでもワイヤレスでも濃度の調整が可能な「LCND」 パナビジョンは、レンズ、カメラ、フィルターから制作ワークフロー、ポストプロダクショ... 続きを読む

[Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019]Vol.08 Leitz、プライムレンズのThalia-Tシリーズに新ラインナップを検討中

txt・構成:編集部 ライカユーザーならお馴染みのTHAMBAR 90mmがThalia-Tシリーズとして登場 2019年8月発売予定のThalia-T 90m... 続きを読む

[DSJ2019]Vol.03 気になる表示装置と気になるアナ・デジ変換技術

txt:江口靖二 構成:編集部 シブくて新しい展示たち DSJは言うまでもなく日本最大のデジタルサイネージのイベントだ。デジタルサイネージには何かしらの表示装置が必要だ... 続きを読む

特集記事

DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
いまだから知っておきたいフィルムの現状や伝統的な技術などを紹介する。
CES2019 CES2019
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2019をレポート。
PRONEWS AWARD 2018 PRONEWS AWARD 2018
2018年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
10万円以下のジンバル選び 10万円以下のジンバル選び
一層注目が増している小型カメラジンバルをDJIやZHIYUN、FEIYU TECH、FILMPOWERの4社5機種に渡って比較紹介。
Inter BEE 2018 Inter BEE 2018
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2018の歩き方 InterBEE 2018の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編 新世紀シネマレンズ漂流:もの作りの現場から
「新世紀シネマレンズ漂流:最新単焦点レンズ編」の続編。前回紹介することができなかったシネマレンズメーカーを取材。
Photokina2018 Photokina2018
ドイツ・ケルンメッセで開催されたスチルカメラの祭典 Photokina2018をレポート。
IBC2018 IBC2018
オランダ・アムステルダムで開催された欧州最大の映像・放送の展示会IBC2018をレポート。

トップ > 特集 > [BIRTV2018]Vol.06 ブースレポートPart01 カメラメーカー編