タムロンはフルサイズミラーレス一眼カメラ用のレンズとして標準ズームレンズ28-75mm F/2.8や、超広角ズームレンズSP 15-30mm F/2.8 G2、17-35mm F/2.8-4などの最新レンズを出展したほか、参考出品として35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDや17-28mm F/2.8 Di III RXD、SP 35mm F/1.4 Di USDを出展した。

また昨年10月25日に一眼レフカメラ用交換レンズDi/Di IIシリーズとキヤノンEOS Rとの組み合わせにおいて、マウントアダプターEF-EOS Rを介して使用できる機種10機種が発表されたが、新たにファームウェアアップデートにより対応可能なレンズとして100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USDとメーカー対応のSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDが加わった。レンズ専業メーカーとして各社のカメラマウントに対応したレンズを製造してきたことから、フルサイズ機がカメラメーカーから発売になってもいち早く対応可能となったと言えよう。

大口径広角ズームレンズ17-28mm F/2.8 Di III RXD。AF駆動に高速・高精度で静粛性にも優れるRXD(Rapid eXtra-silent stepping Drive)を採用しており、動画撮影にも安心して使用可能。マウントはソニーEマウントで、ワイド端での最短撮影距離は0.19mとなっている

35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDは中望遠の85mmを中心にした、ポートレート撮影に最適な焦点距離をカバーしたモデルで、タムロン独自の高速制御システムデュアルMPUを搭載しており、手ブレ補正とAF性能を高めている

SP 35mm F/1.4 Di USD。光学性能にこだわり特に周辺画質を向上させたモデルで、同社がこれまでに培った光学技術のすべてを注ぎ込み設計されている。高解像度と美しく魅惑的なボケ味が特徴のレンズで、操作性と耐久性を追及したほか、信頼性に優れた高速・高精度AFや利便性を高める様々な機能が搭載されている

大口径標準ズームレンズ28-75mm F/2.8 Di III RXD。35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ対応のレンズで、特殊硝材を採用することで諸収差を抑え、ズーム全域で安定した解像性能を発揮したほか、小型・軽量化を両立している

大口径超広角ズームレンズSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2。広角域で目立ちやすいディストーションや倍率色収差などの発生を徹底的に抑制し、周辺部までクリアな写りを実現。高精度のAF技術とともに強力な手ブレ補正機構VC(Vibration Compensation)を搭載しているほか、摩耗耐久性が大幅に向上した高耐久防汚コートと簡易防滴構造を採用。キヤノンEFマウントモデルではリアフィルターホルダーを標準搭載している

17-35mm F/2.8-4 Di OSD。高画質とクラス最小・最軽量の両立を追求した超広角ズームレンズで、歪曲収差などの諸収差を補正している。上位機種に迫る高いシャープネスとコントラスト性能を実現しており、反射防止効果の高いBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングを用い、ゴースト・フレアの発生を大幅に抑制

ブースではこうした最新のレンズのほか、来場者が自分のカメラを持ち込むことで、各種対応レンズを装着して試すことができるコンシェルジュコーナーがあり、スタッフによるアドバイスとともに同社のレンズを自分のカメラに装着して体験できるというのもこのブースの人気の一つとなっている。

来場者が持参したカメラに様々なレンズを実際に取り付けることができるコンシェルジュコーナー