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[CP+2019]パナソニックブース:LUMIX Sシリーズの体験コーナーに大行列ができるほどの大盛況

2019-03-11 掲載

パナソニックのフルサイズミラーレス体験コーナーが大盛況

パナソニックブースの注目はなんといってもLUMIX Sシリーズの展示だ。パナソニックブースには長い行列ができていて、体験コーナーに40分待ちや60分待ちの大行列ができていた。

パナソニックブースにできた長蛇の行列。写真は2月28日12時の時点の様子

新製品のLUMIX Sシリーズは、約900gと重くてミラーレスカメラらしからぬ大柄なボディを指摘されることが多い。しかし、実際に撮影をしてみると、しっかりとホールドできる。悪くない印象だ。また、一番驚いたのは、約576万ドットの高精細EVFだ。綺麗なだけではなく、ダイヤルでファインダー倍率の切り換えも可能。もし今後、Sシリーズを体験する機会があるならば、他社のミラーレスカメラよりも一歩先を行くEVFもチェックしてほしい。

また、Sシリーズはフルサイズミラーレス一眼初の4K60P動画対応も話題だ。今、クリエイターの間では、マイクロフォーサーズで4K60P対応のGH5シリーズやBMPCC 4Kが話題だが、S1とS1Rはさらに大きなイメージセンサーによるフルサイズミラーレス一眼初の4K60Pに対応する。

左がS1Rで、右がS1。デザインはほぼ一緒だ

SシリーズはS1RのS1の2機種をラインナップしているが、動画機能はS1が充実している。4K60PではS1が29分59秒に対して、S1Rは15分まで。S1は次のバージョンアップで、4:2:2 10ビット動画記録やV-Logに有償対応。バージョンアップは年内を予定している。

また、S1は4K60PでCMOSセンサー全域よりやや狭い画角で記録できる「FULL」、センサーの1ピクセルを動画の1ピクセルにして記録できる「PIXEL/PIXEL」、また、4K30P、24Pで「PIXEL/PIXEL」を選択できないなども違いもある。

■Sシリーズ動画撮影機能の主な違い
DC-S1R DC-S1
4K動画 記録方式 MP4 MP4/MP4 HEVC
4K動画 画角 60P:フル対角 APS-C PIXEL/PIXEL
30P/24P:フル対角 APS-C PIXEL/PIXEL
60P:APS-C
30P/24P:フル対角 APS-C
記録時間制限 4K60P/30P/24P 15分
FHD撮影 無制限 ※温度制限あり
4K60P 29分59秒
4K30P/24P FHD 無制限 ※温度制限あり
フォトスタオル シネライクD/シネライクV/709ライク シネライクD/シネライクV/709ライク
/2100ライク(HLG)
スローモーション動画 4K60fps撮影→30fps記録 約1/2倍速
4K48fps撮影→24fps記録 約1/2倍速
FHD 180fps撮影→30P記録 約1/6倍速
FHD 120fps撮影→30P記録 約1/4倍速
※最大10分
4K60fps撮影→30fps記録 約1/2倍速
4K48fps撮影→24fps記録 約1/2倍速
FHD 180fps撮影→30P記録 約1/6倍速
FHD 120fps撮影→30P記録 約1/4倍速
※最大15分
有償ファームアップ 非対応 ファームアップ後次の3つが可能に
(1)4:2:2 10ビット 内部記録※1
(2)4:2:2 10ビット HDMI出力※2
(3)シネマカメラ同等レベル V-LOGによる撮影
バッテリー AVCHD(FHD)
撮影可能時間 約150分 実撮影時間 約75分
MP4(FHD 28M/60P)
撮影可能時間 約140分 実撮影時間 約70分
MP4(4K/LPCM/150M/60P)
撮影可能時間 約100分 実撮影時間 約50分
AVCHD(FHD)
撮影可能時間 約150分 実撮影時間 約75分
MP4(FHD 28M/60P)
撮影可能時間 約140分 実撮影時間 約70分
MP4(4K/LPCM/150M/60P)
撮影可能時間 約120分 実撮影時間 約60分
※1 4K/60Pは非対応
※2 4K/60P 4:2:2 10ビット 外部出力時はボディ内部への同時記録はできない

Sシリーズは、高感度対応も特徴だ。パナソニックブース内で行われたOsamu Hasegawa氏のセミナー「Sシリーズで広がる一眼動画の可能性」では、Sシリーズはマイクロフォーサーズの高感度に強いGH5Sよりもさらに上を行っているといった話が紹介されていた。

ブース内では、GH5シリーズの展示も健在だった。打木健司氏が登壇したセミナー「ブライダル動画撮影におけるGH5活用法」では、高感度にも強いGH5やGH5Sを活かしたウェディング撮影を紹介していた。

動画コーナーのブースにはGH5やGH5を展示

Sシリーズと同時に発売するレンズは、「LUMIX S PRO 50mm F1.4」「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」の3本。この中でも「超ど級の標準レンズ」と呼んでも差し支えない50mm F1.4の存在感が目を引く。重量は約1kgで、レンズ前面のフィルター系は77mm、外観はズームレンズに匹敵する。

一番右がLUMIX S PRO 50mm F1.4、中央がLUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.

実際に触ってみると、レンズにメカニカルな絞りリングがついているのは嬉しい。このリングを使わずに、カメラボディから絞りを設定することも可能だ。

他のズームレンズは2本ともF4で、フィルター系は77mm。つまり今回発表された3本のレンズはフィルター径がすべて77mmで、もしかしたらSシリーズのレンズラインナップは、フィルター系を77mmに統一するのでは?といった思想も伺える。

次期EDIUSに搭載されるHDRからSDRへ理想的に変換する機能をデモ

パナソニックブース内では、今年のCP+でもグラスバレーのEDIUSを展示。開発中の機能が紹介されていた。HDRで撮ったものをSDRに変換すると、ちょっとイメージより明るくなったり、白の部分が消えてしまうことに悩まされたことのある人もいるのではないか。そこをきちんと変換できるのが、開発中の「HDR/SDRゲイン」と「トーンマッピング」機能だ。

中央の「HDR/SDRゲイン(G)」と、その下の「トーンマッピング(T)」が新しく追加された新機能だ

これまでは、何も考えずにHDRの素材をSDRのプロジェクトに配置して、HLGからBT.709に変換していたが、何か物足りない印象に変換されることがあった。ゲインの調整で、白飛びをばっさりとカットするのではなくて、ソフトグリップと呼ばれる理想的な感じに丸めて変換すると、だいぶディテールが出るようになる。これによって、全体的に明るさやディテールが出るように変換することが可能だ。

今後、HDR対応のカメラがどんどんと増えていくことが予想される。この機能がEDIUSに搭載されれば、何も考えずにHDRで撮ってあとでSDRにすることが可能になる。例えば、HDRで撮って、Blu-rayに記録するといった場合でも、何も考えずにきれいにできるようになりそうだ。

こちらの機能のリリース時期は未定とのこと。

「HDR/SDRゲイン」と「トーンマッピング」を無効にした状態。コントラストが強い

「HDR/SDRゲイン(G)」と「トーンマッピング(T)」を設定した状態。理想的な状態になった


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[ DATE : 2019-03-11 ]
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