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[NAB2019]Day01(4月8日) 「8K」「HDR」「IP」「効率化」などのキーワードが飛び交う初日の会場から

2019-04-10 掲載

早朝のプレスカンファレンスからNAB初日がスタート

NABでは展示会開催中に新製品の発表があるのが通例だが、日本と少し違うのは早朝のプレスミーティングがあることである。8時からAJAの新製品発表が会場に隣接したホテルで開催された。さすがにこのくらいの時間ではラスベガスでも暑くはなく、湿度が低いせいもあり清々しい。会場に向かう途中ではランニングをする何人かが見受けられたのが印象的だ。

AJAプレスカンファレンス

今回AJAが発表したのは、先にアナウンスされていたHDR Image Analyzer V1.1のほか、マルチチャンネルH.264レコーダー/プレーヤーKi Pro GO、12G-SDI搭載のインターフェースカードCorvid 4412G、IPビデオ用SMPTE ST2110対応ミニコンバーター、DashBoare用のopenGearカード14機種などで、HELO V4.0ファームウェアやFS-HDRがV3.0ファームウェアメジャーアップデートの発表なども行われた。

HDR Image Analyzer V1.1は、リモートアップデート、ログおよびスクリーンショット転送をサポートする新しいWeb UIを採用したほか、リモートデスクトップのサポート DisplayPort上のHDR/PQ表示のためのUIの改善やSDR/PQ/HLG用のSDIを介した自動色空間切り替えに対応。色域外の最大警告やフレーム平均ライトレベルバー、ベクトルスコープの強化などがおこなわれた Ki Pro GOはH.264対応HD/SDマルチチャンネルレコーダー/プレーヤーで、ゲンロックフリーのHDMIおよびSDI入力が可能。ちょっと面白いのはストレージにメモリーカードではなく正面パネルに設けられた4つのUSBポートに市販のUSBメディアを使って記録する。背面にもう1つUSBポートがあるので、計5つのUSBポートがあり、4つの入力それぞれに割り当てたり、1つにまとめる事もできるようになっている FS-HDRがV3.0ファームウェアメジャーアップデートしたことにより、ACES、BBC LUT V1.3、TVLogic WonderLook Proに対応。ACESに対応したことで、KODAKや富士フイルム、Agfaのフィルムルックが簡単に扱えるようになった インターフェースカードCorvid 4412Gは 8レーンPCIe 3.0で、4つの12G-SDIが搭載されており、マルチチャンネルの4Kまたは8Kの入出力に対応。SDKを活用することで、macOS、Windows、Linux対応のシステムを構築することが可能 IPビデオ用SMPTE ST2110対応ミニコンバーターにはIPT-10G2-HDMIおよびIPT-10G2-SDIの2機種があり、HD HDMIまたは3G-SDI信号をSMPTE ST 2110にブリッジするためのIPビデオトランスミッター。いずれの機種もヒットレススイッチングをサポートするデュアル10GigE SFP+ポート(SMPTE ST 2022-7)に対応 DashBoare用のopenGearカードはミニコンバーターの機能とopenGearの高密度アーキテクチャーおよびDashBoardソフトウェアのサポートを組み合わせたもので、リクロックSDI分配増幅器OG-3GDA-1×9および、OG-3GDA-2×4、シングルモード3G-SDIファイバーコンバーターOG-FiDO-R、OG-FiDO-2R、OG-FiDO-Tなど
Blackmagic Designプレスカンファレンス

AJAのカンファレンス後はBlackmagic DesignがNAB会場の自社ブースで発表会を開催した。カンファレンスは開場前の開催のため、搬入などを行うゲートから会場内に入ることになる。すでに会場周辺には同社の新製品の広告が数多く掲載してあるため、発表される新製品の主な概要は知ることができるのだが、そうした広告にないサプライズが発表されるのも半ば恒例となっている。

今回同社が発表した新製品は8K関連のものが多く、8Kに対してかなり意欲的という印象を受ける。ソニーやパナソニックなどからも8K対応のカメラが発売され、インターフェースなども固まってきたこともあるだろうが、8Kは放送以外でもすでにYouTubeなどのネットメディアが対応していたり、VRやAR関連で8Kを利用するものも出てきている。VRやARでは広い仮想空間が必要となるが、8Kという規格の枠組みを利用することで、作業性やシステムを組む上で有利になるからと言えるだろう。

さて、今回Blackmagic Designが発表した新製品は8K HDR対応のHyperDeck Extreme 8K HDR、ATEM Constellation 8K、Teranex Mini SDI to HDMI 8K HDR、Blackmagic MultiDock 10Gのほか、Blackmagic Pocket Camera Battery GripやDaVinci Resolve Editor Keyboardで、ほかにもFusion 16 StudioとFusion 16 Studioのアップデートがアナウンスされた。

HyperDeck Extreme 8K HDRはタッチパネル式のスクリーンを採用しており、クアッド12G-SDIにより8Kまで対応可能。オプションにジョグ/シャトルダイアルを採用したVTRライクなコントロールパネルが用意されている。記録コーデックはH.265で、HDRに対応しており、PQおよびHLGのほかRec.2020およびRec.709、DCI-P3などに対応。内蔵のスコープは、HDRフォーマットでの作業時にはHDRスコープに変わるようになっている ATEM Constellation 8Kはスイッチャー機能のほか、方式変換やキロマキー、DVEなどに対応している。40の12G-SDI入力と24個の12G-SDIのほかAux出力を装備しており相互にスイッチング可能なマトリックススイッチャーとして機能し、4つのDVE、16のキーヤー、4つのメディアプレーヤー、4つのマルチビューア、2つのSuperSourceに対応 Blackmagic Pocket Camera Battery Grip。標準仕様のLP-E6の代わりに、2個のLシリーズバッテリーを使用できるため、1回の充電で2時間以上の収録が可能 DaVinci Resolve Editor Keyboard。プレスアンファレンスの開始当初には展示していなかったもので、発表説明しながら演台から登場させ、ジョークを交えたサプライズと言えそうだ。多少歳をとった人には懐かしいBVE-9000を彷彿するデザイン DaVinci Resolve 16に新しく搭載されたDaVinci Neural Engineには、最先端のニューラルネットワークと学習システム、人工知能(AI)を採用しており、スピードワープのリタイミングの動き推定、フッテージをアップスケールするSuper Scale、自動カラーおよびカラーマッチング、顔認識などの新機能が追加された Fusion 16 StudioもGPUアクセラレーションにより3D作業がより軽快に行えるようになったほか、ステレオ3Dやベクトルモーションブラー、コーナー配置、カラーツールなどのほか、Bスプラインやビットマップ・マスクに加え、平面/カメラトラッカーもアクセラレート。メモリー理の改善により、多数のツールを使用した大規模な合成でも信頼性が高くなった
Day00 [NAB2019デイリーレポート] Day02

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[ DATE : 2019-04-10 ]
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