PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [4shooters +1King NAB2019]Day02 今年は豊作?!多岐にわたるお宝たちを発掘

News

[4shooters +1King NAB2019]Day02 今年は豊作?!多岐にわたるお宝たちを発掘

2019-04-10 掲載

生放送の自動化に挑むPanasonic

小寺信良

会期2日目となる本日は、Panasonicブースを取材した。今年のPanasonicのテーマは、Innovator in Live。生放送に革命を起こすとして、多数の自動化システムを展示した。

Innovator in LiveをテーマにしたPanasonicブース

ブース内に設置された撮影スタジオでは、演者それぞれが赤外線ビーコンを付けている。スタジオ内に設置された7つのセンサーで、演者の位置を1mm精度で特定。正面に設置した8Kカメラから4系統のHD画像を切り出す分けだが、その切り出し位置はビーコンによって自動追従している。このビーコンとセンサーシステムはカナダのBlackTrax社のものを採用している。

ブース内に設営された仮設スタジオ 演者の方にビーコンがある 壁に取り付けられたトラッキングセンサー 8Kカメラからの自動切り出し4系統は、すべてオートトラッキング レールのカメラも自動で演者を追いかける 出演者の情報もARで。これもぴったり自動追尾する

この位置情報を元に、レールカメラやトーテムロボティクスカメラも動かし、さらにARのテロップ情報まで演者に自動追尾する。スタジオへのロボットカメラ導入は中国が進んでいるが、それはプリセットした位置にカメラを動かすにすぎない。こうした自動追尾と組み合わせたシステムは生放送の省力化や、少ない人数でも複雑なコンテンツを作る事ができるとして、今後主流になっていくものと思われる。

会期2日目にみつけた優れもの

岡英史

会期二日目となると色々な情報がわるのか日本から色々と「これ見て、あれ見て」と指令?お願い?がSNSを通じて飛んでくる。できる範囲で見回っているが何せこちらのホールはデカい!その大きさを示すべく同行している猿田さんがタイムラプス動画を作っているのでそれを見て貰えればと思う。要するに疲れてます…。

そんな中で見つけたのはSony HXR-MC88という小型ハンディカム。これはZ90から4K収録を排除しXDCAMフォーマットも削除したFHD専用のAVCHD機種。前記した機種がないだけでその他の機能はPXW-Z90と同じもの。それって意味ないじゃん!と思われるが価格がUSドルで1300以下の超格安。もう一つは小型スイッチャーのMCX500と組み合わせるとタリーが返ってくるのが一番の特徴だ。つまり4カメSWで10,000ドル以下という事。これはスイッチャーシステムとすれば格安。先に発表されたAJA Ki Pro GOと組み合わせれば4パラと1PGMを1台で収録できる優れものだ。

注目はこの女性!…ではなく、手に持ってるカメラだ。EASYRIGにSony VENICEにエクステンションキットを装着したもの。通常のVENICEでは重量もあってさすがに手軽にという訳には行かないが、このスタイルならヘッドそのものはα7と同じくらい。重量物は背中に背負うので体格が小さい方や狭い場所でもオペレート出来る。オタク社長のNABぶらりにも登場しているので興味のある方は見てほしい。

今までにないバーチャルスタジオシステムを発見

猿田守一

NABも二日目を迎えた。今朝は9時前にコンベンションセンターに到着したのだが、会場に訪れる人が意外と多いのでは?という印象だった。実際に午後は会場内をいろいろ歩いてみたのだが、やはり訪れている人が多いことを実感できた。

今日目についたのはVizrtという会社のバーチャルスタジオだ。通常のバーチャルスタジオはグリーンバックにCGをクロマキー合成する方法が一般的なのだが、このvizrt社のバーチャルスタジオはグリーンバックを使わず、背景にはプロジェクター映像を用いているようだった。

スタジオカメラはモーションコントロール制御され、スタジオ内を左右に移動できる構造になっている。またプロンプター仕様のカメラは上下にも動き、上下左右と動き回るカメラの動きに合わせ、背景に投射されるCG背景もカメラ位置に合わせリアルタイムでパースが変わるという、今までにないバーチャルスタジオシステムが構築されていた。次々と新しい技術が開発されるのに感心させられた一日であった。

歩けば歩くほど新しい発見が!

宏哉

今日はブース取材が目白押しな一日。気合い入りました!

まず朝から、Digital Forecastを取材。映像コンバーターや小型モニターが揃ったブースです。“Bridge”UHD_HS”は12G HDMIを12G-SDIやQuad 3G に変化するコンバーター。手のひらサイズの小型の筐体で、間もなく発売されるとのこと。

その後、モニターのEIZOブースへ。EIZOはハイエンドのグラフィックス製作用のPC用モニタだけではなく、映像制作のためのプレビューモニタにも注力。“CG279X”は、低コストでPQ方式のHDR映像のプレビューを行う「PQクリッピング」の機能を搭載するなどの提案も面白いです。

IDXブースでは新しいVマウントバッテリーの「IPLシリーズ」が登場。Power Link機能で、バッテリーを多段にして運用できます。IPLシリーズはバッテリー間でデジタル通信を行うことで、後ろから放電していくのが特徴。2つ以上のバッテリーが連結されていれば、カメラ側のバッテリーは減らないので、後段のバッテリーを交換することで、カメラの電源を落とすことなく長時間の撮影に対応できます。また、連結状態で充電することも可能。

次にレンズメーカーのSIGMAへ。シネマ用単焦点レンズを中心にお話を伺いました。私の場合、放送用レンズは分かるのですが、シネマ系のレンズは仕事で触る機会がないので、取材で行くのは良い勉強に。歪みの少ない、シャキッとした画を描くレンズだな、という印象でした。

締めは、アストロデザイン。8K120p対応のポータブルカメラを展示。8系統の12G-SDIから120fpsのフレームレートで出力できる仕様。また、HD映像から8K映像をアップコンバートするデモンストレーションを展開。そのアップコン率は1600%!拡大アルゴリズムにAIを使うことで、従来のサンプリング方式よりも、自然で精細な8K映像の生成に成功していました。

今日は、セントラルホールとサウスホールを何往復もしてヘトヘト…。しかし足で稼げば稼ぐほど、新しい発見がNAB会場にはあって面白いです。

わくわくドキドキするレンズを発見

栁下隆之

本日1本目の動画取材はLeitzブース。取材中にご紹介頂いたレンズがあまりに衝撃的で虜になってしまった。それはTHALIAシリーズの1本として発表したタンバール90mmT2.2である。ライカレンズには疎い筆者ですが、デモで見せて頂いたその描写は大変興味深いものだった。

1935年に製造されたタンバールの復刻版タンバールM f2.2/90mmをリハウジングしたものとの事で、担当者の方からその場で実写(静止画で)デモを見せて頂くことが出来た。開放の独特なボケから、連続的に描写が変化して、T5.6では非常にシャープな描写を見せてくれるという大変独特な味であった。デジタル処理では作り出せない様な、連続的に変化するその描写は、まるで1本で2本分どころか何本分にでも使えるレンズという感じだろう。ブースでは根掘り葉掘りと質問させて頂き、試してみたいレンズのNo.1に格上げさせて頂きました。ただ、これが生きる画作りというのが悩ましく、楽しみなそんなレンズに出会えたDay2だった。

LEICA SLにPLマウントアダプターを装着してデモをして頂いた 絞り開放時の光彩の様な独特なボケ味。まるで何かのフィルターかエフェクトを掛けた様にも見える 絞るとこの様に変化する、T3.5から5.6でこんな具合に変化する。 5.6ではまるで別なレンズの様な解像感を見せてくれる。それで周辺部には特徴的な収差があり、他には無い味がある ポートレートではこの様な描写になる。所謂クセ玉と言われるレンズだが、使いこなしてみたくなる。そんな印象のレンズである
◀Day01 [4shooters +1King NAB2019] Day03

[ Category : , ]
[ DATE : 2019-04-10 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.03 富士フイルム、「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。4K対応46倍ポータブルレンズや新型デマンドを展示

txt・構成:編集部 4K対応ポータブルズームレンズや箱型レンズの実機展示が人気 富士フイルムは、東京と大阪で最新ラインアップ製品を展示する「FUJINON映像機器内覧... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.02 After NAB Show Tokyo 2019レポート02

txt:稲田出 構成:編集部 RAID RAIDはSmallHD社のCINE-7やocus7などのフィールドモニターのほか、Teradek社のワイヤレスシステム... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.01 After NAB Show Tokyo 2019レポート01

txt:稲田出 構成:編集部 今年もこの季節がやってきた!After NAB Show開催 5月22~23日、東京・秋葉原にあるUDXにおいてAfter NAB Sho... 続きを読む

[NAB2019:Z CAM]S35センサー搭載の6Kシネマカメラ「Z CAM E2-S6」を展示

Z CAMは、中国・深センに拠点を置くカメラメーカー。2015年に、MFT交換レンズ対応の4KカメラZ CAM E1を発売。2018年にZ CAM E2を発売して、シネマカメラ市場... 続きを読む

[NAB2019 360°VOYAGE]360°全天球動画でNAB会場をご紹介!

厳選360°全天球動画ブースレポート NAB2019の会場内で360°全天球動画をお届け!NAB2019に参加できなかった方も、会場の雰囲気を少しでも感じてい... 続きを読む

[NAB2019:Carl Zeiss]Supreme Primeの新製品「21mm T1.5」や「135mm T1.5」を展示

Carl Zeissブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するには... 続きを読む

[NAB2019:Adobe]After Effectsにアップデートで追加された「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能が話題

Adobeブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Go... 続きを読む

[NAB2019:ATOMOS]モニタリング、録画、最大4つのHD-SDIカメラストリームのスイッチングに対応する「Shogun 7」を展示

ATOMOSブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ... 続きを読む

[NAB2019:Nikon]フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 7」「ニコン Z 6」を展示。映像撮影に必要なものをワンパッケージにした「Z 6フィルムメーカーズキット」にも注目

360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/An... 続きを読む

特集記事

IBC2019 IBC2019
欧州最大の業務用映像・音響の専門展示会「IBC2019」をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流 新世紀シネマレンズ漂流
シネマレンズを中心に一眼やミラーレスデジタルカメラの動画撮影機能と組み合わせて使われる交換レンズの最新動向を紹介する。
BIRTV2019 BIRTV2019
中国・北京の中国国際展覧中心で開催された展示会「BIRTV 2019」をレポート。
SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
いまだから知っておきたいフィルムの現状や伝統的な技術などを紹介する。
CES2019 CES2019
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2019をレポート。
PRONEWS AWARD 2018 PRONEWS AWARD 2018
2018年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。

トップ > 特集 > [4shooters +1King NAB2019]Day02 今年は豊作?!多岐にわたるお宝たちを発掘