PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [After Beat NAB SHOW 2019]Vol.03 富士フイルム、「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。4K対応46倍ポータブルレンズや…

News

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.03 富士フイルム、「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。4K対応46倍ポータブルレンズや新型デマンドを展示

2019-06-13 掲載

txt・構成:編集部

4K対応ポータブルズームレンズや箱型レンズの実機展示が人気

富士フイルムは、東京と大阪で最新ラインアップ製品を展示する「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。今年は、放送用レンズ「UAシリーズ」をはじめ、現場での運用性を向上させるアクセサリーなどを多数展示した。東京は、6月11日、12日に港区北青山の青山テピアで行われた。会場の様子を紹介しよう。

東京内覧会では、3つの会議室を使用して開催されていた
■ポータブルズームレンズで46倍の最高倍率を実現した「UA46」を展示

注目は、4K対応放送用ポータブルズームレンズで46倍の最高倍率を実現した「UA46」の実機展示だ。広角13.5mmを実現したUA46×13.5BERDでは、望遠端は621mmの最望遠を実現。ドキュメンタリーやスポーツなどに使うことができる。

展示の中でも特に注目を浴びていたUA46×13.5BERD 46倍を実現したUA46x13.5

UA46シリーズは、ドライブユニットや防振機構のリニューアルも特徴だ。新しくなったドライブユニットは、デマンドを使った時のズームスピードやフォーカスのスピード、アイリスのスピードがこれまでの機種と比べて向上している。

防振機構は、これまでのHA42と比較して、地面からの揺れに対してもより映像が揺れ入りにくくなるように改善された。また、レンズを止めた際に解釈して意図しない補正を行う「揺り戻し」と呼ばれる現象を抑えるようになった。

ドライブユニットか改善され、各種スピードが向上している https://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2019/06/190612_fuji_08.jpg ※画像をクリックすると拡大します
■4K対応の放送用箱型ズームレンズ「FUJINON UA125x8」

ポータブルズームレンズの最高倍率は46倍だが、箱型ズームレンズでは125倍の最高倍率を実現した「FUJINON UA125x8」が話題だ。会場では、UA125x8がガラスケースに入れられた状態で展示されていた。8mmから1000mmの幅広い焦点距離をカバーし、スポーツやコンサート中継などの多彩なシチュエーションでの活躍が期待されている。発売は、2020年3月を予定している。

■2Kの機材の更新で、4K対応を選べるラインナップが揃ってきている

FUJINON放送用のラインナップを改めて見てみると、4K対応の箱型ズームレンズには125倍が加わって、かなり充実してきているのがわかる。

ポータブルズームレンズの4K対応ラインナップは、46倍のレンズが登場し、間を埋める「FUJINON UA18x7.6」や「FUJINON UA23x7.6」の開発発表も行われている。これからどこの放送局でも本格的に2K機材の更新を迎えているが、その際に4K対応を選ぶ準備は整っているといえるだろう。

https://www.pronews.jp/pronewscore/wp-content/uploads/2019/06/190612_fuji_07.jpg ※画像をクリックすると拡大します

新開発のENGレンズ用デマンドを実機展示

新開発のENGレンズ用デマンドの実機展示も行われていた。フォーカスデマンドには、従来、多機能でややおおぶりな「EPD-4A-E12A」や機能が少なくて小型な「EPD-21A-A01」がラインナップされている。新しく小型で多機能、機能力を兼ね備えたEPD-41A-D01が登場した。

左から新製品の「EPD-41A-D01」、従来機種の「EPD-21A-A01」、「EPD-4A-E12A」

PD-41A-D01は、背面にディップスイッチを搭載し、こちらを切り替えることで機能を割り当て可能になっている。また、EPD-41A-D01では工具を必要することなく簡単に調整できるように変更されている。

トルクを簡単に調整できるように変更された ディップスイッチを搭載し、機能を設定できる

ズームデマンドの新製品も展示されていた。従来製品には小型で機能が少ない「ERD-10A-D01M」や、少し大ぶりで機能が多い「ERD-20A-A02」がラインナップされていたが、小型で多機能な「ERD-40A-D01」が登場。機能を増やして、防振のスイッチなども手元から操作可能にしている。

左から、従来機種の「ERD-10A-D01M」、新製品の「ERD-40A-D01」、従来機種の「ERD-40A-D01」 防振のスイッチなどをERD-40A-D01から操作可能

このほかにも、画質を考慮したワイコンやフィッシュアイ、クローズアップレンズなど、4K対応の新型光学アクセサリーの新製品も展示されていた。

4Kのカメラを使った4K対応レンズとHD時代のレンズの比較

4Kの46倍「UA46×9.5/13.5」とHDの42倍「HA42×9.7/13.5」の比較展示も興味を引く展示だった。どちらも4K対応カメラの映像をそのまま出しており、レンズの性能の違いをそのまま見られるようになっおり、特に数字や文字のあたりを見ると、4KとHDの違いがよくわかる。

具体的な違いを写真で解説することはできないのだが、寄りにした画で比較すると、周辺はHDだと結構ボケるのに対し、4Kはくっきり見える。4K放送には4K対応のレンズが理想というのがひと目でわかるような展示であった。

手前が46倍の「UA46×9.5/13.5」。奥がHDの42倍「HA42×9.7/13.5」

ラージフォーマットセンサー対応のシネマカメラ用ズームレンズ「Premista」

ラージフォーマットセンサー対応のシネマカメラ用ズームレンズ「「Premista」の実機も展示されていた。標準ズームレンズ「FUJINON Premista28-100mmT2.9」は焦点距離28-100mm、望遠ズームレンズ「FUJINON Premista80-250mmT2.9-T3.5」は焦点距離80-250mmの2つをラインナップする。

展示会場では、ソニーのVENICEとPremista28-100mmT2.9を組み合わせて展示が行われていた。Premistaの対応イメージサイズは最大46.3mmで、ソニーのVENICE以外にも、ARRI ALEXA LFやDSMC2 MONSTRO 8K VVなど主要なシネマカメラをカバーしている。

ソニーのVENICEとPremista28-100mmT2.9を組み合わせて展示

実際にモニターの映像を観てみると、さすがフルフレームの描画といった感じだ。寄れば独特の被写界深度の浅さしっかりと実現できており、短い距離でも背景はボケる。解像性能を高めた設計を実現しており、周辺にわたってキレのいい映像が撮れるとのことだ。

開発中の望遠ズームレンズ「FUJINON Premista80-250mmT2.9-T3.5」はガラスケースに収められて展示されていた FUJINON Premista28-100mmT2.9は、実機を操作して描画を確認することができるようになっていた

6kmをまで飛ばせる仕様を実現したワイヤレスタリーシステム

武蔵オプティカルのコーナーで特に目を引いたのはワイヤレスタリーシステムの「HW-T500」だ。Wi-Fiの周波数を使用しているとバッティングの可能性があるが、HW-T500は920MHzのサブギガ帯の周波数帯を採用し、誤動作の恐れを回避している。さらに1台に子機10台つながり、かつ、ワイヤレスで全長見通し6kmをまで飛ばせる仕様を実現している。

「TZ-TT07」は、被写体を回転させながら撮影が可能な撮影用ターンテーブル。特徴は、天板の回転速度を調整可能。ショップチャンネルやWebの商品紹介の撮影に便利そうだ。

水滴を弾く、放送用向けの超撥水フィルターが今年も展示されていた。フィルターに付着した水滴が玉コロにように転がって落ちる。屋外の雨の撮影の際に威力を発揮しそうだ。

txt・構成:編集部
Vol.02 [After Beat NAB2019] Vol.04

[ Category : ]
[ DATE : 2019-06-13 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[InterBEE2019]富士フイルムブース:4K放送用レンズの125倍ズームレンズ「UA125×8」やAF対応「UA107x8.4AF」を出展

高倍率放送用レンズの新製品2機種を国内初出展 今年のInter BEEの展示会場の中でも特に注目製品と言える4K放送用ズームレンズの「FUJINON UA125×8」... 続きを読む

[BIRTV2019]Vol.04 富士フイルム、AF機能を搭載した4K対応放送用レンズ「FUJINON UA107×8.4BESM AF」を初公開

txt・構成:編集部 8K放送用レンズの展示が人気 中国の中国工業情報化部は、2022年までの4Kテレビと8Kテレビの販売台数を盛り込んだ「超高精細映像産業発展行動計画... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.04 「ソニービジネスソリューション内見会」を開催。AIやクラウド、ITを活用したソリューションの展示に注目

txt・構成:編集部 招待顧客を対象としたプライベートショー「ソニービジネスソリューション内見会」開催 ■内見会の様子 ソニービジネスソリューション株式会社は... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.02 After NAB Show Tokyo 2019レポート02

txt:稲田出 構成:編集部 RAID RAIDはSmallHD社のCINE-7やocus7などのフィールドモニターのほか、Teradek社のワイヤレスシステム... 続きを読む

[After Beat NAB SHOW 2019]Vol.01 After NAB Show Tokyo 2019レポート01

txt:稲田出 構成:編集部 今年もこの季節がやってきた!After NAB Show開催 5月22~23日、東京・秋葉原にあるUDXにおいてAfter NAB Sho... 続きを読む

[NAB2019:Z CAM]S35センサー搭載の6Kシネマカメラ「Z CAM E2-S6」を展示

Z CAMは、中国・深センに拠点を置くカメラメーカー。2015年に、MFT交換レンズ対応の4KカメラZ CAM E1を発売。2018年にZ CAM E2を発売して、シネマカメラ市場... 続きを読む

[NAB2019 360°VOYAGE]360°全天球動画でNAB会場をご紹介!

厳選360°全天球動画ブースレポート NAB2019の会場内で360°全天球動画をお届け!NAB2019に参加できなかった方も、会場の雰囲気を少しでも感じてい... 続きを読む

[NAB2019:Carl Zeiss]Supreme Primeの新製品「21mm T1.5」や「135mm T1.5」を展示

Carl Zeissブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するには... 続きを読む

[NAB2019:Adobe]After Effectsにアップデートで追加された「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能が話題

Adobeブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Go... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2019 Inter BEE 2019
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2019の歩き方 InterBEE 2019の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
フィルム撮影の経験をしたい人に向けてフィルム撮影で必要な各種の工程について解説していく。
IBC2019 IBC2019
欧州最大の業務用映像・音響の専門展示会「IBC2019」をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流 新世紀シネマレンズ漂流
シネマレンズを中心に一眼やミラーレスデジタルカメラの動画撮影機能と組み合わせて使われる交換レンズの最新動向を紹介する。
BIRTV2019 BIRTV2019
中国・北京の中国国際展覧中心で開催された展示会「BIRTV 2019」をレポート。
SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。

トップ > 特集 > [After Beat NAB SHOW 2019]Vol.03 富士フイルム、「FUJINON映像機器内覧会2019」を開催。4K対応46倍ポータブルレンズや新型デマンドを展示