PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [BIRTV2019]Vol.03 ニコン、Noct0.95大口径レンズやフルフレーム対応ミラーレス用ProRes RAWソリューション展示

News

[BIRTV2019]Vol.03 ニコン、Noct0.95大口径レンズやフルフレーム対応ミラーレス用ProRes RAWソリューション展示

2019-09-10 掲載

txt・構成:編集部

0.95の浅い被写世界深度で被写体を強調できる「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」を展示

ニコン(NIKON IMAGING(CHINA)SALES)は、BIRTVに初出展。フルフレーム対応ミラーレス「Z 6」の映像撮影機能やZシリーズ対応大口径レンズ「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」、Zシリーズビデオソリューション、ニコン子会社MRMCの映像機器ロボット制御ソリューションの展示が行われていた。

ブースでもっとも目を引いたのは、開発中の58mm f/0.95 S Noctの展示だ。Noct自体は、CP+2019やNAB2019でも展示されていたが、何度触っても興味深いレンズだ。ブースではモデル撮影が可能となっており、0.95という浅い被写界深度による後ろボケが体験できるようになっていた。

一見すると「0.95は被写界深度が浅すぎる」と思われるが、実際に使用すると、そのようなことはなさそうだ。ただし、瞳にピントを合わせると鼻はボケる。絶妙なピント合わせを要求される。それゆえに0.95 S Noctのフォーカスリングの回転角は約300°と大きく、微妙なピント合わせができる仕組みを実現している。描画は、0.95の開放からシャープで、絞ると被写界深度がそのまま深くなっていく感じだ。

Zマウントレンズの標準レンズは、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sがすでに発売中で、NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctと50mm f/1.2 Sが続く。標準レンズを3本の中から選択できるようになるのも楽しみだ。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctでモデル撮影で体験できるようになっていた 絞り開放0.95の描画。浮き上がるような開放の描画を体験してしまうと、積極的に0.95で使いたくなることはいうまでもない 開放時のライブビューを拡大したところ。絶妙なピント合わせの精度が要求される 58mm単焦点レンズだが、望遠レンズに見間違うほどの外観 フロント径は82Φ。標準レンズでここまで大口径なのにも驚く 筐体に液晶モニターを搭載しており、距離や絞りの表示が可能 ブースに展示されていたカットモデル。驚くようなレンズの密度の高さだ

人間では不可能な複雑な動きを実現できるモーションコントロールソリューション「Bolt Jr.」を展示

NABでお馴染みMRMCの映像機器モーションコントロールソリューション「Bolt Jr.」も技術展示されていた。コンパクトで軽量な高速カメラロボットだが、ブースのスペースの都合でゆっくりと動く形でデモが行われていた。

人の手でカメラを操作する場合は、まったく同じカメラアングルの軌道を何度も再現するのは不可能だが、Boltは動きを記録し、ロボットアームで記録した同じ動きを再現できるのを特長としている。特に、人間ではできない複雑な動きが可能なのが特長だ。

Boltは、ビッグバジェットのプロジェクトで使われるソリューションというイメージが強いが、Bolt Jr.であればブロードキャスティングの小さなスタジオの中でも有効であることをアピールしていた。

ブースのBoltは床に固定された形でデモされていたが、レールを敷いて前後の動きも合わせて一緒にコントロールすることが可能

Z 6を使用したライブシステムやスタビライザーとの組み合わせを展示

Z 6を使ったライブシステムを展示。特に中国では、動画市場の規模は年々大きくなっており、生放送も大変に増えてきているという。そこで、ニコンのミラーレスシステムは小型システムとでありながらハンドヘルドカムコーダーにも負けない実力を持っていることを紹介していた。

Z 6は、ZhiyunやDJIなど各社スタビライザーがすでにカメラコントロール対応を実現しているのも特長だ。ブースでは、Weebil LABと組み合わせてスタビライザー体験デモも行われていた。特に、中国国内には、ZhiyunやDJI、MOZA、FeiyuTechなどのスタビライザーメーカーメーカーがあり、緊密にコミュニケーションをとって各社スタビライザー対応を実現しているという。

Z 6とZhiyunのWeebil LABと合わせて展示

ちなみに、中国のニコンのラインナップには、米国のニコンから発売されている「Z 6フィルムメーカーズキット」のようなものはない。しかし、中国国内のカメラアクセサリーメーカーとは、普段から積極的に交流をしているとのことだ。

最小サイズシステムで12ビットRAW収録やZマウントのS-Lineレンズを展示

ニコンのZ 6とからHDMI経由で12ビットのRAWビデオ信号を出力し、Atomos Ninja VでRAW記録ができるシステム

開発中のProResRAW収録システムを展示。ニコンのZ 6は、HDMI経由で12ビットのRAWビデオ信号を出力し、Atomos Ninja VでRAW記録が可能。これまで12ビットRAW収録したい場合は、シネマカメラで収録するのが一般的だったが、Z 6とNinja Vを組み合わせ小さくて購入しやすい金額のシステムでRAW収録が可能。「よい作品を、より安い、より軽いシステムの実現が可能」と提案を行っていた。

ZマウントのS-Lineレンズを展示。上の6本はすでに発売中。下の5本は開発中のもので、「24mm f/1.8 S」「20mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」「50mm f/1.2 S」「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 S」など、直近に発売を予定しているラインナップが展示されていた。

txt・構成:編集部
Vol.02 [BIRTV2019] Vol.04

[ Category : ]
[ DATE : 2019-09-10 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[IBC2019]Vol.08 聞こえてくる脱地上波への足音、OTTへのさらなる進展

txt:石川幸宏・編集部 構成:編集部 OTT普及による映像業界への影響 IBCがいま最も先端の映像事情を垣間見れる展示会であることは本特集Vol.01でも言及... 続きを読む

[IBC2019]Vol.06 メディアやエンターテインメント領域のAIと機械学習

txt:江口靖二 構成:編集部 カンファレンス、セッションからみる現状と近未来 IBC2019ではブロックチェーンと同様に、AIや機械学習(マシンラーニング、ML)... 続きを読む

[IBC2019]Vol.04 IP、リモートカメラが変える映像現場の未来

txt:石川幸宏・編集部 構成:編集部 急激に進むIP化の波 このIBCで特に目立ったのが、IPとリモートカメラによる各種制作ソリューションだ。特にライブイベント、リモ... 続きを読む

[IBC2019]Vol.03 今後の映像業界を牽引するのはGAFAではなく中国勢になる

txt:江口靖二 構成:編集部 今年注目のキーワードは“8K+AI” IBC2019での注目キーワードは「8K+AI」だ。そしてそれらのほとんどは中国企業によって先導さ... 続きを読む

[IBC2019]Vol.02 豊作の秋を感じる賑わう会場から〜カメラ、レンズなど注目の新製品と動向

txt:石川幸宏・編集部 構成:編集部 豊作の秋を感じさせる賑わう会場より この秋のIBC2019のタイミングでは、Vol.01で紹介したソニーのFX9、Z750をはじ... 続きを読む

[IBC2019]Vol.01 欧州放送展示会IBCに異変あり!今年の印象と目立つ新製品発表から

txt:石川幸宏・編集部 構成:編集部 今年のトレンドを探る 毎年9月にオランダ・アムステルダム市街地にある、RAI会場で開催される、欧州最大の業務用映像・音響... 続きを読む

[BIRTV2019]Vol.09 DJI、Zhiyun Tech、FeiyuTech、MOZAの4大ジンバルメーカーに注目

txt・構成:編集部 FeiyuTech、未発表のジンバル「AK3000」を参考展示 BIRTVの展示会場で見逃せないのは、DJI、Zhiyun Tech、Feiy... 続きを読む

[BIRTV2019]Vol.08 Pilotfly、カメラをあらゆる方向に向けてもモニターの角度は保てるスマートトラッキングローラー「Pilotfly Cavalier」を展示

txt・構成:編集部 モニターやライトを一定方向に固定可能な「Pilotfly Cavalier」 Pilotflyは2013年設立の台湾を拠点とするブランド。主力... 続きを読む

[BIRTV2019]Vol.07 Aputure、LS C300dより20%明るくなった人気のLEDライト「LS C300d II」を展示

txt・構成:編集部 人気のLEDライトが更に明るくなって新登場 LEDライトメーカーのAputureは、ここ数年間で世界中のクリエイターが注目する急成長中のブラン... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2019 Inter BEE 2019
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2019の歩き方 InterBEE 2019の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
フィルム撮影の経験をしたい人に向けてフィルム撮影で必要な各種の工程について解説していく。
IBC2019 IBC2019
欧州最大の業務用映像・音響の専門展示会「IBC2019」をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流 新世紀シネマレンズ漂流
シネマレンズを中心に一眼やミラーレスデジタルカメラの動画撮影機能と組み合わせて使われる交換レンズの最新動向を紹介する。
BIRTV2019 BIRTV2019
中国・北京の中国国際展覧中心で開催された展示会「BIRTV 2019」をレポート。
SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。

トップ > 特集 > [BIRTV2019]Vol.03 ニコン、Noct0.95大口径レンズやフルフレーム対応ミラーレス用ProRes RAWソリューション展示