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[InterBEE 2019の歩き方]Aコース:スタジオカメラ・シネマカメラ最前線~スタジオカメラ/カムコーダ/デジタルシネマカメラコース

2019-11-06 掲載

6Kフルフレーム対応のカメラが各社一斉発表

カメラ関係の見どころは、各社から一斉に発表された6Kフルフレーム対応のシネマカメラだ。ラージフォーマット対応カメラといえば、つい先日まで劇場公開作品など高いクオリティの映像を制作する現場のみに使用される特別な存在だった。ところが今年に入って、100万円前後の価格で6Kフルフレームのシネマ業務用カメラが登場。シネマカメラは4Kから6Kへ、新たな段階にラインナップの更新が始まったようだ。

6Kフルフレームのメリットは、納品フォーマットより大きいサイズで撮影することにより、編集段階で寄ったり、フレーミングなどの要望に応えられる。また、被写界深度のより浅いボケ味を生かした映像表現が可能なところだ。その実力を展示会場で手にとってチェックしてほしい。

01 Blackmagic Design[#8216]

 

8月8日に発表されたBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kに注目だ。話題のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kを踏襲したモデルで、6144×3456解像度のスーパー35サイズ6K HDRイメージセンサーにキヤノンのEFレンズマウント搭載で、キヤノン、ツァイス、シグマ、シュナイダーなどのメーカーから発売中の幅広い種類のレンズを使用可能。

10bit Apple ProResファイル、12bit Blackmagic RAWで収録可能。カメラが水平またはオンスクリーンで確認できる水平ツールが追加されるBlackmagic Camera 6.6アップデートも先日提供されたばかりだ。

価格は、税別283,800円。この価格には、税別33,980円で販売されているDaVinci Resolve Studioも同梱されているのもポイントだろう。

02 RED DIGITAL CINEMA/RAID[#8109]

今年のRAIDは、「RED Digital Cinema/RAID」という併記のブース名で出展。ブース全体の1/3はRED関連、2/3はRAID取り扱い製品を展示する。

RED DIGITAL CINEMA関連展示の注目は「RANGER」だ。REDは、ユーザーがよりクリエイティブな選択ができるように、カメララインを2つに分けた。従来からあるDSMC2は、フレキシブルな点を最大限に利用してオプションを多用しつつ自由な発想でダイナミックな映像を好むユーザー向け。もう一方のRANGERは、よりシンプルな使い勝手でスタンダードなカメラを好むユーザー向けのラインナップとなっている。

RANGERの特徴は、RED従来のアクセサリー拡張システムによって、ユーザーごとに発生するセットアップの違いを最小限にしたオールインワンカメラシステム。扱いやすいスタンダードな形状で、コンパクトなボディを実現している。重量は約3.4Kgと軽量で、大きなファンを搭載し、静かでありなら冷風効率が向上している。SDI出力コネクタを3つ設けているのも特長だ。

03 ナックイメージテクノロジー[#7101]

今年のナックイメージテクノロジーは、3つのブースに分かれて出展。ARRI製品を中心としたシネカメラ、レンズなどの製品は、カールツァイスジャパンとの共同ブースの「7101」だ。

注目は、「ARRI ALEXA Mini LF」。高い評価を得ているALEXA Miniの小型軽量ボディーに、ALEXA LFのラージフォーマットセンサーを搭載。ARRIならではの総合画質をより手軽に得られるほか、3種類の電動NDフィルターの内蔵、12V電源駆動への対応、アクセサリー用電源出力の増設、ユーザーボタンの増設、新開発の収録メディアCodex Compact Driveの採用、新型ハイコントラストHDビューファインダーMVF-2 など、さまざまな新機能や新開発デバイスが追加されている。

04 ソニー/ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ/ソニービジネスソリューション[#6113]

今年9月に発表した、新開発の6KフルサイズCMOSイメージセンサーを搭載したXDCAMメモリーカムコーダー「FX9」や、フルサイズ対応の大口径広角ズームレンズ「FE C 16-35mm T3.1 G(SELC1635G)」を展示。15ストップ+の広いラチチュードと低ノイズやISO800とISO4000の2つの基準ISO感度を持つデュアル・ベースISO搭載も特長だ。

また、グローバルシャッター機能を含む4K 2/3型3板式CMOSイメージセンサーを搭載したXDCAMショルダーカムコーダー最上位機種「PXW-Z750」など、新商品をはじめとした幅広いカムコーダーラインアップも展示される予定。

05 JVCケンウッド[#6209]

4Kハンドヘルドカメラの「GY-HC550/500」を展示する。センサーは1インチで、4K60P記録が可能。記録コーデックには4:2:2 10bitに対応したProRes 422と、MPEG-4 AVC/H.264をサポート。J-Log1 Gammaを搭載し、高ダイナミックレンジ、広色域を10bitで記録出力が可能。別売のSSDメディアアダプター「KA-MC100」を使用することで高速SSDメモリーにProRes 422の4K60Pの長時間記録が可能になる。

「つながる」が特長のCONNECTED CAMシリーズの機能としては、従来のUSBホスト端子を使った無線LAN、LTEなどのドングルに加えて、内蔵LAN端子、2.4GHz/5GHzのMIMO方式デュアル・アンテナ型内蔵無線LAN(「GY-HC550」のみ)など。同一回線上でカメラからのライブストリーミングを中継しながら、スタジオ局からの番組映像とインカム音声をIPリターンビデオ、IPリターンオーディオ(IFB)として同時受信することも可能。

06 シグマ[#4416]

フルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」を展示する。シネレンズ「40mm T1.5 FF」、ATOMOS Ninja V、ミニマットボックス、ミニフォローフォーカスなどを装着して本格的な映像制作に対応できるシネスタイルのセットアップで展示予定。

SIGMA fpは、有効画素数2,460万画素・35mmフルサイズベイヤーセンサーを搭載し、専用のスイッチにより切り替えることで静止画用・動画用の2つのモードを自由に行き来できる。

また、動画用のRAWデータでは12bit CinemaDNGでの外部収録に対応。4K UHD/24fpsでの記録が可能なため、映画制作にも耐えうる映像データが得られる。H.264圧縮動画の編集に最適なALL-I記録にも対応する。

07 キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン[#4314]

ブースでは、8K放送用ズームレンズなどさまざまな8K映像ソリューションの展示、4K/HDR対応の高画質・高性能な映像制作機器の紹介、自由視点映像生成システムによる映像の上映、クリエイターとキヤノンの開発者によるプレゼンテーションが行われる。

出展製品の目玉は2019年12月下旬より発売するデジタルシネマカメラ「EOS C500 Mark II」だ。EOS C500 Mark IIは、5.9Kフルサイズセンサーと新開発の映像処理プラットフォームを搭載したデジタルシネマカメラ。最大で15+ストップの広いダイナミックレンジの実現や、5.9K RAW 60Pおよび4K60P記録を実現しているほか、2K120P記録が可能。

Cinema RAW Lightを採用しており、外部レコーダーを使用せずにRAWデータを本体内部に記録できる。EFマウントを採用しているが、別売マウントキットによりPLまたはEF(シネマロック)に変更できる。

■さまざまなジャンルのクリエイターとキヤノンの開発者によるプレゼンテーション

プレゼンテーションは、キヤノンの開発者自身による解説や、4組の映像制作者によるEOS C500 Mark IIのインプレッショントーク、2019年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「Free Solo」のJimmy Chin監督への単独インタビューをもとに、作品で使われたCINEMA EOS SYSTEMについて紹介する内容を予定している。

タイムテーブルなどはURLを参照してほしい

  • 開発者が語るEOS C500 Mark II(キヤノン)

  • EOS C500 Mark II ユーザーインプレッション ミュージックビデオ編 (林響太朗:DRAWING AND MANUAL)

  • 開発者が語るキヤノン8K放送レンズ(キヤノン)

  • ドキュメンタリー×CINEMA EOS(石川幸宏/汐巻裕子)

  • トップクライマー「ジミー・チン」がアカデミー賞受賞監督になるまで(田中嵐洋/汐巻裕子)

  • キヤノン8Kが拓く新たな映像表現の可能性(髙垣俊宏氏/秋元利之)

  • ドキュメンタリー作品をSXSWに出展する方法(曽我浩太郎/汐巻裕子)

  • EOS C500 Mark II ユーザーインプレッション 番組制作編(黒澤清図:C-Link)

  • ドキュメンタリー作品を国内興行で成功させる方法(金川雄策/汐巻裕子)

08 パナソニック/パナソニック システムソリューションズ ジャパン[#2514]

LUMIX「Sシリーズ」初の動画プロモデルデジタルカメラLUMIX「DC-S1H」を展示する。デュアルネイティブISO対応35mmフルサイズセンサーを搭載し、業務用シネマカメラ「VARICAM」と同水準の階調・色域を実現する、14+ストップ V-Log/V-Gamutを実現。6K24Pや5.9K30P、10bit Cinema4K60Pなどの動画記録モードに対応する。

このほかにも、今年12月に発売予定のCXシリーズの新製品、4K/HDRにネットワーク機能を装備した新世代のショルダータイプカメラレコーダー「AJ-CX4000GJ」を国内展示会で初出展。4Kハンドヘルドカメラ「AG-CX350」やVARICAMシリーズ、EVA1も出展予定


Intro [InterBEE 2019の歩き方] Bコース

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[ DATE : 2019-11-06 ]
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