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[InterBEE2019]Day03:IP、AI、ARなどの新しい波が押し寄せる~未来はすぐそこに

2019-11-20 掲載

放送業界のニューウェーブ

[InterBEE 2019]会場出口インタビュー

初日の午後にわずかな小雨が降った以外は快晴に恵まれたInterBEE2019は、40,375名が来場し無事閉幕を迎えた。今年のInterBEEはすでに始まっている4K放送の充実と今後の8K放送の新たなスタートとなるべく、各メーカーから様々な新製品が出展された。特にIP化によるネットの活用やクラウド化のほか、AIやARなど放送にも新たな波が押し寄せていることが実感できたように思う。

ヌーベルグループの3MIMは、AIを用いた自動マスク生成ソフトウェアFACE Targetや自動ワイプ生成ソフトウェアREACTION Trackerを出展。映像制作の作業工数を大幅に低減することが可能。また、ソニーもSNS速報/AIアナウンサーやAI自動化ソリューションを参考出展していた。AIのデープラーニングを利用したものでは、リーダー電子がAIを利用してコンテンツの異常をチェックするクラウドサービスを発表。フジミックはCMの放送順位付け作業を、AIを用いたデータ処理により迅速に実行できるようにしたCM放送順位付けサービスを発表。

ヌーベルグループの3MIMはAIによる自動編集としてFACE TargetとREACTION Trackerを出展。FACE Targetは、AI技術を用いて人物の顔検出及びトラッキングを行い、マスク候補を自動抽出するソフトウェアでREACTION Trackerは、TV番組でよく使用される「リアクションワイプ」を自動で生成するソフトウェア ソニーSNS速報/AIアナウンサー。約10万件の実際にアナウンサーが読んでいるニュース音声を、人工知能エンジンSpectee AIで機械学習し、様々なニュースのシーンにおけるより人に近い自然な発音、アクセントやイントネーションを習得し、自動で原稿を読み上げるバーチャルアナウンサー IMAGICA AIによる音声解析エンジンを使用した自動文字起こしサービスTRASC。収録済みの映像素材の音声トラックや音声ファイルの内容をAIが解析し、日本語のテキストファイルとして出力するサービスで、利用者はWebからファイルをアップロードすると、実時間の半分程度の時間で出力結果を得ることができる リーダー電子クラウド&AI。複雑なパラメーター設定が不要で、映像音声を含むコンテンツの異常をチェック可能 キヤノン自由視点映像生成システム。2016年に開催されたサッカーJリーグカップ戦で実践投入されたもので、従来のように、固定されたカメラやワイヤーカムによる限られた視点からの映像ではなく、場内のあらゆる位置から好みの角度で映像を見られる自由視点映像を得ることができる フジミックAIを利用したCM放送。CMの放送順位付け作業を、AIを用いたデータ処理により迅速に実行できるようにしたCM放送順位付けサービス よしみカメラVR双眼鏡。観光地に設置してある双眼鏡をVR化したもの。実際の景色だけでなくCGで制作したものなども表示可能

すでに4K放送は開始され、次に控えるのは8Kだ。今まではカメラやレコーダーなどとりあえず撮影することを中心に開発が進んできたが、制作システムとして周辺機材や実際に運用をするためのシステムなどが充実してきている。パナソニックは8KスーパーハイビジョンレコーダーAJ-ZS0580を中心にした8K制作システムを披露したほか、8KマルチパーパスカメラAK-SHB800GJから最大4枠のHD映像を切り出す8K ROIカメラシステムを出展。テクトロニクスはソフトウェアベースのハイブリッドIP/SDIメディア解析プラットフォームPRISMの8K対応バージョンを披露した。

8KマルチパーパスカメラAK-SHB800GJ。8KフルサイズCMOSイメージセンサーを搭載し、EFレンズマウントを採用した小型軽量のボックスタイプのカメラで最大4枠のHD映像を切り出して出力することが可能。切り出しはパン、チルト、ズームが可能 画面上に4つのエリアを設定してHDとして出力可能。1台のカメラで4台のHDカメラとして運用することができる。また、メインフレームを設定し連携することにより、複数の切り出し映像のパン・チルト・ズームを、ひとつの操作で連動して行える Tektronix PRISM 8Kサポート。PTP同期タイミングの解析やSMPTE ST 2022-7の冗長サポートのほか、IGMP V3、ネットワーク管理システムに統合す、詳細解析のためのIPストリームキャプチャ機能などを搭載している Insta360 8Kライブストリーミング。Insta360 TAITANと6つの魚眼レンズを搭載し最大8K解像度の360°映像を撮影できる。タブレットやスマートフォンと連携するFarSight遠隔映像モニタリングシステムを使用することで、遠隔から高画質かつ低遅延のプレビューで撮影を確認することが可能 ターボシステムは超高感度8Kソリューションとして8K放送の技術仕様であるH.265/HEVC 4:2:0 10bit 60P 100MbpsのリアルタイムデコードサポートしたプレーヤーOTH083などを出展 HEVCに比べ30%~50%の符号化効率改善が見込まれるNTT次世代映像符号化規格VVC。AIによるデープラーニングを符号化に応用 手のひらに8Kがやってきた。先日発表されたばかりの8KVRカメラKANDAO QOOCAM 8Kも実機が展示されていた
Day02 [Inter BEE 2019デイリーレポート] Day01

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[ DATE : 2019-11-20 ]
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