PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU
  • imgInstagram
  1. トップ
  2.  > 
  3. 特集
  4.  > 
  5. [CES2020]Vol.06 目の付け所がAIなプロダクトが続々登場〜会場から見えてくるAIプロダクト達
Special

[CES2020]Vol.06 目の付け所がAIなプロダクトが続々登場〜会場から見えてくるAIプロダクト達

2020-01-14 掲載

txt:江口靖二 構成:編集部

進化する画像センサーがより良い未来を作る

サムスンの「Ballie」は目の付け所がサムスンなプロダクトだ。百聞は一見にしかず、サムスンのキーノートで紹介されたBallieの紹介ビデオを見ていただきたい。

最初はAIBOのようなデジタルコンパニオンかと思ったのだがそうではない。これは家の中を移動する画像センサーなのだ。西陽が部屋に射してきたらカーテンを閉める、ペットがいたずらをして部屋を汚してしまったら掃除機を起動させるというように、スマートホームを実現させるときの重要な室内環境の監視と指示を出す役割のプロダクトだ。

これらは家中にさまざまな種類のセンサー類を配置すれば実現可能だろうが、それが実は現実的ではない。そこで定期的に家の中を巡回することで、Ballieがそれぞれに機器に対して司令を出すのだ。

Ballieの大きさはソフトボールくらい

これらをソフトボールくらいの大きさに凝縮できるのは、チップレベルの技術と、洗濯機や掃除機のような白物家電の技術を併せ持つサムスンゆえに成し得たものだろう。何よりもこの移動するセンサーと言う発想が素晴らしい。全てをスマートフォンに寄せがちな最近のトレンドに一石を投じている。発売日や価格は未定。

カメラとAIが解決してくれる

もう一つサムスンがEureka Parkで展示していたのが「Selfie Type」というスマートフォン用のタイピングアプリである。スマートフォンのインカメラで指の動きを認識して、文字入力を行うというもの。使用時は最初だけ指の位置をキャリブレーションする必要がある。

このときに指の大きさと関節の位置を認識させている。そのために必要な時間はほんの一瞬だ。基本的にタイプ面の素材は関節さえ認識できれば何でも可能だ。筆者も試してみたが、入力の精度について問題を感じることは無かった。類似のものはこれまで小型プロジェクターでキーボードを投射するものが幾つかあったが、Selfie Typeはスマートフォン以外に何も必要としない。

サムスンのSelfie Type

Boschの「Virtual Visor」もユニークかつ実用的な製品だ。自動車用のサンバイザーは太陽以外の必要な場所も隠してしまうので、運転時の視界に問題が生じる。そこでカメラにによる画像認識により運転者の目の位置を把握し、その部分だけを液晶を使って太陽などを遮るのである。

BoschのSmart Sun Visor

これらはすべて、カメラとAIや画像認識によって実現されたものだ。こうしたニーズは潜在的にはまだまだたくさんありそうだ。そのための要素技術として、今回Googleが発表した「Coral Accelerator Module」は、指先より小さいボードに「Edge TPU」を搭載したモジュールで、村田製作所と共同開発をした。

コプロセッサーは、毎秒4TOPSで実行でき、各TOPSに対して0.5ワットと低消費電力である。インタフェースはPCIe Gen 2とUSB 2.0に対応しており、カスタム基盤設計が容易である。TensorFlow Liteに対応しているので学習モデル構築も簡単になる。これらにより、AIを応用した製品やサービスはさら増えていくことになるだろう。

エッジAIプラットフォーム「Coral」ブランドの「Accelerator Module」

基盤に実装させたもの。プラスチックで覆ってしまっているが、この状態で人物のオブジェクト認識をこなしていたので、発熱問題も大きく改善されている。

これらのように、AIを利用したプロダクトやサービスは、これまでのような大規模なものから、従来の家電製品のようなのような様々なプロダクトに組み込まれていくだろう。

txt:江口靖二 構成:編集部


Vol.05 [CES2020] Vol.07▶︎

[ Category : , ]
[ DATE : 2020-01-14 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[CP+2021]Vol.03 シグマ、山木社長が語る28-70mm F2.8 DG DNのContemporary版とArt版の違いとは?

txt・構成:編集部 山木社長がオンラインプレゼンテーションでContemporary版とArt版の違いを解説 シグマは2月24日、ミラーレス専用フルサイズ標準ズー... 続きを読む

[CP+2021]Vol.00 オンラインで開催されるCP+はいかに?

オンライン開催はいかに CP+の季節がやってきた。残念ながらは昨年のCP+2020は開催中止となったが、今年は、オンラインのみでCP+2021 ONLINEとして、2021年2月... 続きを読む

ソニーFX3メイン写真

[CP+2021]Vol.02 ソニー、小型シネマカメラ「FX3」発売。トップハンドルや冷却ファン、タリーランプなど動画専用機としての操作性や拡張性が魅力

txt・構成:編集部 ソニーは、フルサイズイメージセンサー搭載のCinema Lineの映像制作用カメラ「FX3」を2021年3月12日に発売する。受注開始は3月2日10時よ... 続きを読む

CP2021ズームレンズメイン

[CP+2021]Vol.01 パナソニック、焦点距離300mmでマクロ撮影が可能な望遠ズームレンズ「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 O.I.S.」発売

txt・構成:編集部 小型化と軽量化を実現した望遠ズームレンズ登場 パナソニックは、フルサイズミラーレス一眼カメラLマウントシステム用交換レンズ「LUMIX S 70-... 続きを読む

CES2021_06

[CES2021]Vol.06 ALL DIGITALのCES2021で感じたこれからのビジネスコンベンションの行方

txt:江口靖二 構成:編集部 「CES2021 IS ALL DIGITAL」ということで、CES2021は紆余曲折を経て最終的に完全オンライン開催となった。こうした環境下... 続きを読む

[CES2021]Vol.05 インフラとしての責任を表明したTechGiantsとテクノロジーの未来とは

txt:平野陽子(大広) 構成:編集部 CES2021は全てオンラインで開催したことは周知の通りだ。そのテクノロジーパートナーとしてて支えたのがMicrosoftだ。そう今回... 続きを読む

CES2021_04_LG_top

[CES2021]Vol.04 元気になる「LG Future Talk」がオススメ!

txt:江口靖二 構成:編集部 LGがイメージするニューノーマルの世界観とは CES2020において、LGはプレスカンファレンスに加えてCES Spotlight Se... 続きを読む

Verizon_CES_keynote

[CES2021]Vol.03 5Gが映像業界を後押し、最高のエンターテインメントを生む

txt:平野陽子(大広) 構成:編集部 オール・デジタルで始まったCES2021 その年の重要なテクノロジートレンドを体現する企業が務めるKeynoteトップバッタ... 続きを読む

[CES2021]Vol.02 今年のテックトレンドとは?〜CTA’s 2021 Tech Trends to Watch解剖

txt:西村真里子 構成:編集部 手探りのCES2021はどうなるのか? オール・デジタルのCESが開幕した。CESツイッターアカウントもこのデジタル化の波を楽しむかの... 続きを読む

特集記事

ARRI, my love ARRI, my love
映画機材界の雄であるARRI。日本での販売拡大に注目されるARRIの歴史から実用例までフィーチャーする。
SXSW2021 SXSW2021
3/16~20日にオンライン開催となった「SXSW2021」をレポートする。
Virtual Production Field Guide Virtual Production Field Guide
国内のバーチャルプロダクションの展開と、映像制作ワークフローへの影響について紹介
CP+2021 CP+2021
オンライン開催のCP+2021で発表された新製品をレポート。
新世紀シネマレンズ漂流:NewTrend 2021編 新世紀シネマレンズ漂流:NewTrend 2021編
2020年末から2021年に発売されたレンズ新製品をピックアップする。
映像基礎講座 映像基礎講座 Episode 2
2020年8月に公開された特集「映像基礎講座」続編。引き続き映像の基本や基礎知識を学ぶ。
CES2021 CES2021
オールデジタルのオンライン開催となったCES2021をレポートする。
年末イッキ読み! 年末イッキ読み!
2020年に話題になった製品の特集やコラム記事をまとめて振り返る。
PRONEWS AWARD 2020 PRONEWS AWARD 2020
激動の1年となった2020年の映像業界を、PRONEWS編集部が総括する。
2020年11月特集:[再現:Inter BEE 2020]-Web Trade Show- 再現:Inter BEE 2020-Web Trade Show-
11月18日(水)からオンライン開催されるInterBEEを解説する。
Inter BEE 2019 ぼくらのEDIUS X
約3年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「EDIUS X」の魅力を紹介。
InterBEE 2019の歩き方 Broadcast & Cinema EXPO 2020
映像制作者、映像業界関係者向け情報イベント配信番組。
ATEM WORLD ATEM WORLD
ラインナップ充実のATEM Miniシリーズの選び方や使いこなしをご紹介。
SIGGRAPH2020 SIGGRAPH2020
オンライン開催されたVFXの祭典・SIGGRAPH2020をレポート。
映像基礎講座 映像基礎講座
映像の基本や基礎知識を学ぶ。映像制作初心者はもちろん、熟練者ももう一度初心に立ち返ろう。
  1. トップ
  2.  > 
  3. 特集
  4.  > 
  5. [CES2020]Vol.06 目の付け所がAIなプロダクトが続々登場〜会場から見えてくるAIプロダクト達