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[再現:CP+2020]Vol.02 ニコンは発売前の「D6」やNIKKOR Z レンズの新製品を初展示

#Nikon #CP+2020

2020-03-23 掲載

取材・文:編集部 撮影:小山田有作

CP+2020で注力した幻の動画コーナーとは?

東京都港区にあるニコンイメージングジャパンにて、CP+2020ニコンブースについてさまざまな話を聞くことができたので紹介しよう。まずは新型コロナウイルスによる影響から。ニコンの窓口関係が現在、中止になっているのは以下の通りだという。

  • ニコンプラザ臨時休館(ニコンサロン、THE GALLERY自体も休館)
  • ニコンカレッジの講座
  • ニッコールクラブ会員向けイベント
※ニコンプラザは当初3月15日までを臨時休館としていたが2020年03月13日、期間延長が発表された

2020年3月18日現在、再開日は未定となっている。ニコンプラザに直接修理を持ち込みたい方は、ニコンWebページで最新状況を確認してほしい。

本題のCP+2020ニコンブースついては、ここ数年で一番と言っていいほど交換レンズとボディの新製品を数多く展示予定だった。D6やD780、NIKKOR Z レンズの新製品など、来場者が新製品を手にとって試せるタッチ&トライ可能な製品を多数取り揃えて準備していたという。

今年のニコンブースはD6やNIKKOR Zの新レンズに注目が集まる予定だった
※写真はCP+2019の様子

特に今年のニコンブースで力を入れていたのは動画コーナーで、2019年12月17日よりミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」用RAW動画出力機能の有償設定サービスを開始し、4K UHD動画、フルHD動画のRAW動画出力に対応。また、2020年1月24日から発売を開始したD780では、HDR(HLG)動画出力が可能だ。それらの動画機能を大々的にアピールする場としてCP+2020への期待が高かったという。

CP+2019のニコンブースでは1台であったが外部レコーダーを使った収録デモが行われていた
※写真はCP+2019の様子

そこで、展示エリアのニコンブースではProRes RAWの出力やN-Logを使用した動画撮影をその場で体験できるコーナーを設置し、プロ動画エリアはProRes RAWを中心としたポスプロなど業界向けを対象とした展示を予定していたとのこと。

CP+で予定していたステージはスペシャルライブとして配信で実施

CP+の開催中止決定でニコンブースのステージも幻となってしまったが、CP+2020で予定していたステージのライブ配信が決定した。日程は3月28日と3月29日。当日のライブ配信出演者の情報が先行解禁されている。

3月28日(土):阿部秀之(11:00~11:40)、星野佑佳(12:00~12:40)、宇佐見健(13:00~13:40)、佐藤倫子(14:00~14:40)、斎藤勝則(15:00~15:40)、上田晃司(16:00~16:50)、猪原秀己(17:00~17:30)、河野英喜(18:00~18:40)

3月29日(日):茂手木秀行(11:00~11:40)、助川康史(12:00~12:40)、三好和義(13:00~13:40)、今道しげみ(14:00~14:40)、熊切大輔 (15:00~15:40)、岡本八重(16:00~16:30)、コムロミホ(17:00~17:40)、中井精也(18:00~18:50)

以下のサイトでステージ内容やスケジュールが公開中だ。

CP+2020 スペシャルライブ|ニコンイメージング

ニコン史上最強のフラッグシップ一眼レフカメラ「D6」の撮影体験ができるはずだった

D6とAF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRの組み合わせ

注目となるはずだった展示製品を紹介していこう。ブース最大の目玉製品はデジタル一眼カメラD6だ。CP+2020ではガラスケースに囲われた状態での展示ではなく、ファインダーを覗いて発売前の試作ベータ版で撮影ができる予定だった。撮影データの持ち帰りはできないにしても、D6の一般公開はCP+が初の機会になるはずだった。こんな貴重な機会が中止になってしまったのは本当に残念だ。

側面には有線LAN端子を装備。直接カメラとパソコンと繋げて撮影データの転送が可能 視野率約100%、倍率約0.72倍の光学ファインダーを搭載。背面にはタッチパネル採用の3.2インチ約236万ドットのモニターを搭載

さらに、残念なニュースも伝わってきた。ニコンは2020年03月09日、D6の発売日を2020年3月から2020年5月に延期をすることを発表。発売延期の理由は、外部協力会社からの部品供給の遅延によるものだという。発売は遅れているが、2020年7月から始まる東京2020オリンピックには間に合いそうだ。

120-300mmの全域F2.8だけではない。優れた光学性能も見逃せない「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」

120mmから300mmまでの焦点距離範囲を開放F値2.8一定でカバーする

120mmから300mmをF2.8でカバーするFマウントレンズ用交換レンズ「AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VR」の展示も大注目になるはずだったに違いない。2020年2月29日に発売したばかりの話題のレンズだ。

AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRはZマウントレンズではなく、一眼レフ用のFマウントレンズで登場。D6と組み合わせて、スポーツ撮影の定番的な組み合わせとして使われそうだ。実は、CP+2020ニコンブースでもD6とAF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRを組み合わせて撮影体験予定だったという。

特長は望遠ズームレンズでありながら、F4でもなくF5.6でもないF2.8を実現しているところだ。120mmから300mmの幅広い焦点距離範囲を2.8でカバーできるとなると、室内スポーツ撮影の現場ではかなり撮りやすいだろう。開放がF2.8なので、焦点距離を2倍に拡大する「AF-S TELECONVERTER TC-20E III」と組み合わせて使う方法も考えられそうだ。

描画性能も特長で、単焦点のAF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIを上回るMTF曲線を実現。ニコン独自開発のSRレンズと呼ばれる特殊高分散ガラスの採用が画質の良さに寄与しているという。AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIは2010年発売で、後継機種登場を願う声を聞くことも多くなってきたが、AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRを後継機種として考えてもいいのではないだろうか?

製品名のロゴにもEDレンズやSRレンズ搭載が明記されている レンズ構成は19群25枚。鏡胴にはナノクリスタルコートのロゴもついている レンズマウントはFマウント

次々と登場するNIKKOR Z レンズ対応交換レンズ

■圧倒的な描写性能を発揮するニコン Z シリーズカメラ用望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」
Zマウント初の望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」

発売が待ち遠しいZ マウントを採用したミラーレスカメラ対応の望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」も実機が体験できる形で展示を予定していた。残念ながら、取材時点でも発売日は未定だ。

S-Line対応である「NIKKOR S」のロゴ。マウントはZマウントだ

特長は、新開発のSRレンズ、EDレンズ、非球面レンズ、蛍石レンズなど優れたレンズの数々を惜しみなく投入し、静止画、動画を問わない圧倒的な描写性能を発揮する点。また、レンズ交換式カメラ用「NIKKOR」レンズ史上最高の手ブレ補正効果5.5段を発揮する手ブレ補正(VR)機構も搭載している。

■高い解像力と優れた描写性能の大口径超広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」がまもなく発売
開放F値1.8の浅い被写界深度を活かした撮影が可能な「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」

2020年3月27日に発表予定のミラーレスカメラ用のZマウント交換レンズ「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」の実機展示も予定していた。第一印象は20mmらしくない鏡胴の長さが目につくが、この長さが性能に大きく寄与しているのではないかと期待してしまう。全長は伸びているが、FマウントレンズのAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDと最短撮影距離0.2mと変わらない。

■Zマウント初の高倍率ズームレンズ「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」もまもなく登場
広角24mmから望遠200mmまでをカバーする高倍率ズームレンズ。5.0段の高い手ブレ補正効果を発揮するレンズシフト方式VR機構を搭載

2020年4月発売予定のZマウント交換用ズームレンズの新製品「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」も展示予定だった。NIKKOR Z 24-200mmは、S-LineではないFX用のレンズになる。S-Lineとは、もともと高いニコンの品質基準のさらに高い基準を設けてそれをクリアした交換レンズだけ与えられる称号。非S-LineではないZ50用のDXフォーマットは2本、FXフォーマットではNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRが初めてとなる。

今回のNIKKOR Z 24-200mmは非S-Lineかつ高倍率ズームではあるけれども、レンズの小型化を目指しながら高い光学性能を追求し、絞り開放から高い解像力を実現している。

アクセサリーやファームウェアアップデートの紹介も見逃せない

■「Z 7」「Z 6」がアップデートで動物AFに搭載

ニコンは、フルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」のアップデート用「ファームウェアVer.3.00」とAPS-Cサイズミラーレスカメラ「Z 50」のアップデート用「ファームウェアVer.1.10」を3月12日に公開した。

動物AFが新たに追加され、顔認識AFと瞳AFの機能が犬と猫にも対応する

同アップデートの目玉は、動物AFだ。犬や猫の瞳にピントを合わせる機能で、無償でファームアップデートが可能。フォーカスポイントの操作に気を取られることなく、狙った写真を撮ることが可能になる。こちらの機能も、ブースに犬や猫の置物や大画面モニターに犬や猫の映像を流して撮影体験できるようなブースも考えていたという。

■ニコン純正のNDフィルター「ARCREST ND FILTER」登場
ニコン純正の低反射率を誇るNDフィルター「ARCREST ND FILTER」登場

ニコンからNDフィルター「ARCREST ND FILTER」が登場する。ニコンはもともと純正保護フィルター「ARCREST」を発売していて、風景写真撮影者などに好評だったという。そこで、新たにNDフィルターを開発したようだ。

ARCRESTはレンズ保護フィルターとしての確かな強度を持ちながら、レンズ本来の描写力を最大限に活かす極めて高い光学性能を特長としているが、新製品のARCREST ND FILTERでも、透過率に優れた低反射率などのARCRESTの特長を継承。また、新たにフィルター前面に帯電防止コート処理を施しており、ホコリがつきにくいなどの特長をもっているという。

取材・文:編集部 撮影:小山田有作
Vol.01 [再現CP+2020] Vol.03

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[ DATE : 2020-03-23 ]
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