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[Camera Preview 2020]Vol.14 RED、箱型シネマカメラKOMODOいよいよ一般発売。デザインやスマホ連携などの魅力を紹介

2020-11-12 掲載

取材・文:編集部 

KOMODO予約販売スタート

REDは2020年10月14日、小型シネマカメラ「KOMODO」の正式受付を開始した。KOMODOはRED Digital CinemaのCEO、Jarred Land氏が2019年夏に開発を公開し、Jarred氏の個人的なベータプログラムとしてスタート。Jarred氏個人のInstagramアカウントやREDUSERフォーラムで少しずつ明かされていく仕様が話題になった。

国内では、RED国内契約代理店のRAIDが予約販売をスタート。東京都港区にある同社ショップではKOMODOのデモ機が用意されている。同社セールスマネージャーの鶴田大輔氏にKOMODOの魅力を聞いてみた。

RAIDセールスマネージャーの鶴田大輔氏。KOMODOに関連するリグ、マウントアダプター、レンズ、取り扱いブランドのWoodenCamera、SmallHD、Kippertieなど、在庫としてあるものは用意できるものが多いとのこと

KOMODOの外観をチェック

まずはKOMODOの概要を紹介しよう。KOMODOは立方体スタイルの小型6Kスーパー35mmシネマカメラで、小型かつDMSC2と比較しても遜色のない16ストップのダイナミックレンジを実現。しかもダイナミックレンジが低くなるグローバルシャッターセンサーを搭載しながら、DMSC2と同じダイナミックレンジの実現を大きな特徴としている。

解像度とフレームレートは、6K40P、5K50P、4K60P。2K120Pの撮影に対応する。

価格も魅力のひとつだ。これまでのDSMC2はモニター、バッテリープレート、SDIやHDMI出力、PLマウント、MINI-MAG、Vバッテリー、ACアダプターの一式でHELIUMの場合約430万円。GEMINI 5Kの最小構成で約330万円、ある程度のオプションを追加すると400万円近くになる。

しかし、KOMODOの国内販売価格は税別66万円。REDブランドのシネマカメラとしては、圧倒的に低価格だ。これまでのDSMC2ユーザーからすると、専用記録メディアのMINI-MAG 960GB(税別311,000円)を2枚買う金額でKOMODOが買えてしまう感覚だ。

KOMODOの基本スペックは以下の通り。

  • センサータイプ:KOMODO 19.9MPスーパー35mmグローバルシャッターCMOS
  • 解像度:6144×3240
  • センサーサイズ:27.03mm×14.26mm(対角線:30.56mm)
  • ダイナミックレンジ:16+Stop
  • マウントタイプ:キヤノンRFマウント
  • 最高データレート:最大280MB/秒。RED PRO CFastまたは認定済みCFast2.0メディアカードに対応

まずはKOMODOのパッケージから見せて頂いた。ここで紹介するのは、ストーム・トルーパーモデルであり、正式発売モデルとは異なる場合がある。

箱を開けるとギャランティーカードがお目見えする。カードの裏に登録用のQRコードが掲載されている。

同梱品は、KOMODOボディやACアダプター、ワールドワイドのモジュラー、マウントアダプター「EF-EOS R」。マウントアダプターはキヤノン純正のものが標準でついてくる。

中底を開けると、KOMODO登場。初めて見た印象はとにかく小さい。このサイズには驚きだ。

ストームトルーパーモデル(先行ベータ版)のカラーはホワイト。正式発売版はブラックでリリースされる。当初は別料金オプションで、お好みのカラーをオーダーできるカラーリングカスタムオーダーを予定していたが、コロナの影響で中止になったという。

センサーサイズはスーパー35mmで、動きや閃光に強いグローバルシャッターCMOSを搭載。ダイナミックレンジは16+STOP。

マウントは、キヤノンRFレンズマウント。取材時点では、RFレンズの電子制御はサポートしていない。しかし、同梱される電子接点付きマウントアダプター、キヤノン製「EF-EOS R」でRF/EF変換すると、EFマウントレンズの電子制御(AF駆動、絞り操作)が可能となる。

本体には、タッチスクリーンを搭載。スクリーンは可動せず本体に固定されている。

ボタン類をボディに搭載しているので、Sidekickを付けたり、専用の液晶モニターを付けないとタッチ操作ができない状態になることはない。最低限の本体だけでもオールインワン仕様を実現しており、キヤノンのバッテリーとEFマウントレンズ、メディアがあれば撮影可能だ。

バッテリーはBP-9シリーズに対応。2スロット搭載で、ホットスワップに対応する。1本のバッテリーで1時間弱の連読記録撮影が可能。小型のバッテリー1本で手軽な撮影が可能なのは嬉しいポイントだ。

本体下部には、標準で12G−SDIを搭載。HDMIではなくSDIであるところもKOMODOの特徴だ。

DSMC2の記録メディアは専用SSDのMINI-MAGを採用していが、KOMODOではRED PRO CFastまたはその他の認定済みCFast2.0メディアカードを採用している。

KOMODOの認定メディアカードRED PROCFast 512GB

ヘッドホンアウト、マイクインを標準で搭載。XLR端子は搭載していない。REDを使った現場の場合は音声は音響スタッフが担当するのが一般的で、音響スタッフがいない現場ではレコーダーで同期をとり別録り対応となりそうだ。そこはKOMODOの割り切りの部分といえるだろう。

DSMC2ではメニュー操作でシャットダウンを行うが、KOMODOには電源スイッチが搭載された。電源スイッチをOFF側にスライドすると自動でシャットダウンが掛かり、その後電源が落ちる。

放熱設計は、片面が吸気で片面が排気になっている。鶴田氏は石坂撮影監督の「Martial Arts Tokyo」の撮影に2日間動向したが、1日中撮影していてもほぼ止まることはなかったという。

左側面には、Wi-Fiアンテナを搭載。スマホからWi-Fiを検索すると、KOMODOのシリアル番号のネットワーク名(SSID)が見える。

スマートフォンアプリでフルコントロールが可能

KOMODOは、スマートフォンでのフルコントロールに対応。iOS/Android対応アプリ「RED CONTROL」により、REC操作、感度変更、レンズコントロールなど、KOMODOをリモートコントロール可能だ。

シグマのEFマウントAPS-C用ズームレンズ「18-35mm F1.8 DC HSM」と組み合わせた。スマートフォンからカメラのコントロールが可能だ

同アプリは複数台の同時接続ができ、映像伝送も無線で行える、遅延もとてもスムーズだ(3台以上の同時接続は、無線映像伝送にコマ落ちが生じるため2台までを推奨)。3フレームから5フレームぐらいはレイテンシーはあるが、iPadをクライアントモニター代わりに使うといったことも可能だろう。また、混信に強いのも特徴としている。

レンズコントロールの様子。助手はカメラの脇にいなくても、今後はスマホアプリからコントロールできるかもしれない。

KOMODOに最適なSDIモニター「Focus Pro」

SmallHDは、KOMODOをタッチ操作でカメラコントロール可能なSDIモニター「Focus Pro」 RED KOMODOキットもラインナップしている。キット内容は、5インチのオンカメラモニター「Focus Pro」、KOMODO接続ケーブル、KOMODO用ライセンスの3点。

モニター側でライセンス認証し、SDIケーブル・付属ケーブルで接続すれば、Focus Pro側からKOMODO本体メニュー操作が行える。レスポンスが非常に良く、タッチでさくさく操作できる。

スマホ同様のタッチ操作はとても直感的だ。指1本でスワイプしてメニュー表示/モニター表示のモードを切替、録画中でも2本指ピンチ操作で画面の拡大・縮小や、拡大位置の移動が行える(DSMC2は録画中マグニファイが効かなくなるのでとても便利に感じた)。

一眼からのステップアップでKOMODOを選択

これまではREDの購入なんて考えられない話だった。しかし、KOMODOならば一眼からのステップアップで購入ということも増えてきそうだ。「EOS R5やα7S IIIのボディは約45万円や約50万円です。しかし、もうちょっと頑張れば、REDが買えるならば、決して高い価格ではありません。KOMODOは個人でも購入が不可能ではないでしょう」と鶴田氏も語る。

また、「特にDSMC2を運用されている方は、買わない選択肢がないほど良くできています。Bカメ、Cカメにも最適です」と話をまとめた。

取材・文:編集部


Vol.13 [Camera Preview 2020] Vol.15

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[ DATE : 2020-11-12 ]
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