txt・構成:編集部

今年もSXSWの季節がやってきた。昨年はギリギリまで開催とされていたが結果オンライン開催となった。そして2021年は34年の歴史上初の完全オンラインとなる「SXSW Online 2021」(以下:SXSW2021)と題され、現地時間3月16日~20日(米テキサス州オースティン現地時間)の5日間で開催される。

今年は完全オンライン開催という点を活かし、Film部門、Music部門そしてComedy部門、さらにSXSW Online XRと題した多様なバーチャルプログラムが予定されている。昨年発売されたOculus Quest 2など、VRヘッドセットが重宝されそうだ。

様々な方法で参加できるSXSW online 2020。一部アメリカ本国以外は視聴できないプラッチフォームもある

時代をうつす映像作品が集まるバーチャルシネマのラインナップに注目

SXSWではFilm部門のひとつに、VR作品を取り上げるバーチャルシネマカテゴリーも用意されている。一昨年まではメインに隠れた部門だったが、テクノロジーやハードウェアが年々向上していくのと同様に、VR映像作品で扱うテーマやストーリーテリングの手法についても多様になっている。

近年話題となっているのが、社会課題や人権問題をVR映像作品として発表する事で問題提起を行うVRジャーナリズムの手法だ。今年のSXSWでは、COVID-19を通して起こった人々の意識変化を促す作品などいくつかのドキュメンタリー作品などがラインナップされている。VRがエンターテインメントのみではないことがわかるだろう。まさに今現在起きている問題に対して、クリエイティブ業界ができる事、発信できる事は何なのか、改めて考えさせられる体験になりそうだ。

新しい音楽や映画、画期的なテクノロジー等、様々な出会いや発見を求めて世界中から人々が集まるSXSW。会期中はVRオースティンの街中のいたる所でミートアップが予定されている。そしてミートアップやオープニング&クロージングパーティーもVR空間で開催される。今回参加される方は、至急VRゴーグルなどこの世界にダイブする準備をお勧めする。

時代の先端を行く者の素早さ末子だからこそ時代に合ったオンラインでの最適化されたものがラインナップされている。SXSWは、時代やニーズに素早く対応し最適化してきたのである。今回もこれまでのやり方や方法をガラッと変え、映像配信に関してはBRIGHTCOVEを使用し、コミュニケーションにおいてはSNAPCARD等を使用して円滑に運営するという。数々の展示会がオンライン開催で失敗している中、SXSW2021の英断には期待したいところである。

数々の展示会がオンラインで存在感をなくしている今、SXSWがどうオンラインでの最適化を提示してくれるのかも楽しみである。今話題のCLUB HOUSEでもすでにオフィシャルクラブ「SXSW」が立ち上がっている。オンラインならではのラインナップをPRONEWS編集部では、数回に渡って、お届けしていく予定だ。


[SXSW 2021] Vol.01▶︎