コンサート・イベントサービス事業を展開するヒビノの新サービス「Hibino VFX Studio」とは

ヒビノ(HIBINO)といえば、日本の大型イベントにおいて映像と音響で大きなシェアを誇っている会社だ。数万人規模のイベントになると必ずそのロゴを目にする。それが昨年から続くコロナ禍で大型イベントはことごとく中止、行き場をなくした大量のLEDパネルと大型映像送出の技術力を基軸に新たな事業として白羽の矢を立てたのがバーチャルプロダクションだった。ヒビノ日の出ビル内で、In-Camera VFXスタジオ「Hibino VFX Studio」を設営としていると聞き足を運んだ。

「Hibino VFX Studio」全景

大量のLEDパネルのユニットを保管するエリアを抜けてスタジオに足を踏み入れると、まず大きなスクリーンに圧倒される。横7m×縦4mのスクリーンが少し湾曲した形で配置され、その左右にそれぞれ幅2.5m×縦4mのスクリーンが繋がって配置されている。この全幅12mに及ぶLEDスクリーンが1.56mmピッチという高精細を誇るROE Visual社のRuby 1.5Fで構成されている。

スタジオ下手
スタジオ上手

天井にも6m×3.6mのスクリーンが吊ってあり、手前にもステージを囲うように幅1.8m×縦3.6mのスクリーンが左右それぞれに配置されていた。これも同じくROE Visual社のCarbon5という5.77mmピッチのLEDだ。ピッチは荒いもののRuby 1.5Fに比べ輝度が高く、環境光を作り出すのに適している。

天井のLEDディスプレイ

ROE VisualのLEDによるIn-Camera VFXで実現可能な世界

みなとみらいの夜景を見渡せるリビングのデモ

最初のデモは、みなとみらいの夜景を見渡せる大きな窓があるリビング。グラスの透過や反射などが美しく表現されるのはLEDスクリーンならではの醍醐味だ(できれば大開口のガラス窓も実物で用意できると手前に配置された環境光用のCarbon5に映し出したイメージが反射で写し込むことでリアルな表現ができるだろう)。特に夜景などの発光体は、グリーンバック合成や出力した巨大幕などでは困難な題材だ。

山岳地帯に建つ高級コテージのデモ

そして、その風景が一瞬で冬の山岳地帯に建つ高級コテージへと変わる。風景自体が発光体のためそのまま環境光として使えるのはリアルな表現につながる。天井のLEDは室内の明かりを表現している。

この二つのシーンは3D空間上にスチルのイメージを配置している。静止画や動画の平面のイメージでも遠景で配置すればリアルな表現ができる。これらの表現であればプリプロダクションの時間が短くても対応できそうだ。

山林の中で燃え上がる木々のシーンのデモ

もう一つのデモが、山林の中で燃え上がる木々のシーンだ。このシーンに関してはUnreal Engine 4(以下:UE4)内で3Dで展開されている。これこそIn-Camera VFXの醍醐味だ。人物をフォローするカメラの動きに合わせて木々の重なり方も変化していく。木を伝って燃え上がる炎に人物が照らされ、手に持つランタンに反射する炎がリアルなディテールを作り上げる。

人物に影響している炎の明かりは天井と左右手前に置かれたCarbon5に映し出される炎の映像からの影響光だ。実際に現実の状況では天空の環境光に打ち消され、ここまで炎の影響が出る事は無いだろう。よりドラマチックな光の演出ができるのもLEDスクリーンを使った照明ならではだ。

今回はミシェルエンターテイメントの協力を得て、平田純さんに演者として撮影に参加してもらった。彼女はステージに立った後、炎に近づくと実際に熱いと感じたという。役者の感応度というものは侮れない、ロケでリアルに撮影する事にはかなわないが、合成では表現しにくい気分や雰囲気といった数字に表しにくい部分でも効力を発揮しているようだ。

さて、設備詳細に話を戻そう。このシステムに使用のLED提供元であるROE Visual社は、バーチャルプロダクションという言葉を一躍世に知らしめた「Mandalorian」の撮影でも採用された企業だ。ただ、その際に使用されたLEDはBlack Pearl 2と呼ばれるもので、2.86mmとRuby 1.5Fよりもピッチ幅が広く、バーチャルプロダクションのスクリーンとして使用するなら、より大きなスクリーンで遠くに配置する必要があった(「Mandalorian」シーズン1では直径22mの規模で作られた)。

ハリウッド規模の作品なら広いスタジオに大きなスクリーンを組むことも可能だが、日本の撮影事情を鑑みると被写体からスクリーンまでの距離が近くても耐えられる高精細のLEDパネルが力を発揮する。実際、今回のデモでもスクリーンから2m以内にキャストが立つことが多かったが、LEDスクリーンで一番問題視されるモアレが気になることは無かった。その二つのLEDがスタジオの片隅に並べて展示されていた。二つを見比べると一目瞭然だ。

左:ROE Ruby 1.5F(1.56mm pitch LED)、右:ROE Black Onyx2(2.84mm pitch LED)
※Black Onyx2はBlack Pearl2と同等機種

高精細のパネルを使うとなると必然的に背景画像として送り出すデータも重くなる。メインスクリーン全体の解像度は7680×2560pxになる、いわゆる8Kスクリーンに匹敵する大きさだ。これを4K、60Hzまで対応するBrompton SX40を4台使うことで賄っている。こういった大型映像の送出はヒビノの真骨頂だ。ドームクラスのイベントで数十メートルにも及ぶLEDスクリーンを制御しているわけなので、このくらいはお手のものだろう。

しかし、このバーチャルプロダクションがイベントの大型映像と違うところは、ただ一つのカメラの視点に合わせたリアリティのある映像を映し出すというというところにある。以前にも書いたと思うが、In-Camera VFXとは壮大なトリックアートだ。ある一点から見ると本物のように見えるが、角度が変わると平面に描かれた絵だと分かる。数万人規模のイベントに映像を提供しているヒビノが、その中のひとりの視点に向けた映像に取り組むという事は興味深い。

やはり、ここでも重要な位置を占めるのはEpic GAMESのUE4。ヒビノにとっては新しい海に船を出すようなものだ。しかし、大きな追い風となったのは、今までイベントで使用してきてノウハウもあるdisguise(ディスガイズ)がEpic GAMESから資金援助を得てUE4と親和性が高まったことである。本来、UE4の中のnDisplayという機能を使ってUE4上のシーンをスクリーンに出すコントロールをするのだが、disguiseがその機能を持ち合わせるようになったのだ。

今まで大型映像のマルチスクリーンのコントローラーという認識で馴染みのなかったdisguiseだが、そのディスプレイの中にワイヤーフレームのカメラが浮いている様子は単なるメディアサーバーを超えたメディアプラットフォームへの進化を実感した。そのdisguise本来のメディアサーバー的な役割をVX4が、UE4のシーンレンダリングをrxが担当している。

disguise VX4とrx server
LEDプロセッサーBrompton SX40

rxはカメラに映る範囲のインナーフラスタムに1台、環境光や映り込み用のアウターフラスタムにもう1台の計2台で分散させることでカメラの画角外の映り込み用の映像もカメラ内に匹敵するレンダリング品質を確保していた。

そして、そのdisguiseにカメラの位置情報などを送っているのが、お馴染みRedSpyだ。RedSpyは天井にマーカーを配置して位置情報を得る事が多く、このシステムだと天井にLEDが配置されているのでマーカーはどこに存在しているのだろうと思っていたが、実はLEDスクリーンの中にも存在しているという。発光するLEDに囲まれていてもRedSpyのカメラはマーカーの位置だけを認識してくれる。

このRedSpyも、2020年からdisguiseとLEDスクリーンとの組み合わせでXRを使ったライブや撮影などで活用されて知見を蓄えてきたという話なので、In-Camera VFXに関しては今までの多方面での経験が活かされた集大成ともいえるのだろう。

取材当日はBlackmagic DesignのURSA Mini Pro 4.6KにCanonの17-120mmが装着されていた。カメラとレンズに関しては、このセットを常備しているが、案件ごとに持ち込み機材に柔軟に対応予定とのこと。カメラボディに関してはセンサーサイズを入力するだけで大丈夫だが、レンズのカスタマイズが問題だ。disguiseとRedSpyの組み合わせは自動的にレンズのキャリブレーションをとる機能があり、初めて付けるレンズでも短時間で対応できるということだ。

ヒビノのIn-Camera VFXシステムは、一流の道具をそろえて、精緻に配置されたキッチンのような安定感がある。LEDスクリーンをはじめ、大画面送出装置、カメラトラッキングシステムなど、高価な機材が多いのがIn-Camera VFXのハードルの高さにつながっている。だから、多くのIn-Camera VFXスタジオは、独自の道具を使ったり、配置をアレンジしたりと工夫をしながら独自の得意分野を築こうとしているのだが、ヒビノの取り組みはド直球の正攻法だ。

メインスクリーンが少し湾曲しているのも、カメラを左右に振った時の画角をカバーする意味合いもあるが、照明の映り込みを抑える効果もある。天井や手前左右といった画面に映り込まない部分は高価なLEDを使わず既存のライトでやる方法もあるが、環境光という意味合いではメインスクリーンよりも光量のあるLEDを広い面積で配置できるのがベストだ。そんな、ひとつひとつ教科書に沿って丁寧に積み上げているという印象だ。

そして、Hibino VFX Studioはこの状態で十分に撮影に耐えうるポテンシャルをもっているが、ヒビノの考え方としては、ここはIn-Camera VFXのテストの場として提供し、案件ごとにスタジオに任意サイズのLEDを組むことも想定しているという。確かに今までのヒビノスタイルとしてはアリーナからドームに至るまで様々な会場に、その都度巨大なスクリーンを設置して、解体して、ということを繰り返してきたわけなので、こういった経験値は相当持ち合わせている。LEDも送出装置も頑強なラックに収納され、臨戦態勢を整えている。

あとは、この上質なキッチンでシェフが一流の食材を持ち込んで、どんな料理を作り出すかを待つのみである。

「Hibino VFX Studio」の日本最速動画レポートも公開中だ

ヒビノ芋川淳一氏に「Hibino VFX Studio」誕生秘話をきく

スタジオ見学の後、ヒビノ株式会社 取締役 常務執行役員の芋川淳一氏にお話を伺うことができた。

ヒビノ株式会社 取締役 常務執行役員 芋川淳一氏

――最初に「Hibino VFX Studio」設立に至るまでの経緯を聞かせてください。

芋川氏:弊社は、コンサートやモーターショーなどの企業イベントの映像サービスの提供を行ってまいりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全て中止となり、豊富なLED、システム機材が出庫の機会を失いました。

このような機材をどう有効活用出来るかを検討した結果、XRを用いたステージに着目し、環境整備に取り組みました。当社がコンサート・イベントの案件で提供してきたdisguiseのメデイアサーバーがXRに対応していたことは大きかったです。欧米での案件でdisguiseのメディアサーバーが使用された実例が役立ち、割とスムーズにこの技術を習得することができました。追加の機材投資はカメラトラッキングデバイスのRed Spyだけで、大きなコストを伴わず環境は整いました。

コンサートのライブ配信においては、XRを用いたステージは非常に効果的だと思います。拡張現実は、ステージを華やかにし、"映像の見応え"を増します。多くのお問い合わせをいただき、数々のアーティスト様のコンサートライブ配信のサポートをさせていただきました。

――実際にはXRイベントにおいてもRuby 1.5Fのような高精細LEDを必要とはしないと思いますが。

やはり、Ruby 1.5Fに関してはスタジオ事業のための導入ですね。その決断のきっかけとなったのはDisney+で配信されている「Mandalorian」の成功であり、弊社は、この撮影で使用されたROE Visual社のLEDを所有しておりますので、In-Camera VFXができるのではないかという問い合わせを数多くいただきました。

最初は2.84mm pitchのLEDを使用していましたが、ROE Visual社が新技術"Flip chip LED"を採用した高精細、低反射による高コントラストを持ちリフレッシュレートが高い、撮影に特化した1.56mm pitchのLED Ruby1.5Fの発売を開始すると伺い、世界中の誰よりも先に導入しました。

――スタジオの横にBlack Onyx2とRubyを並べて展示してありましたが歴然と違いが分かりますね。

先ほどステージで演者の方に立っていただいた時も、スクリーンと被写体の距離が近くてもモアレのような現象が出難くなっていると思います。我々のスタジオも規模的に大きなスペースを持っているわけではないですが、その中でも演者の数によっては、ちゃんとシーンを作り上げられる。これはRuby 1.5Fが無ければ、このようにコンパクトには成しえなかったと考えています。

左:ROE Ruby 1.5F(1.56mm pitch LED)、右:ROE Black Onyx2(2.84mm pitch LED)
※Black Onyx2はBlack Pearl2と同等機種

――日本のスタジオ事情だとそんなに大きいスタジオも少ないので助かりますね。今日見せてもらったHibino VFX Studioは常設にするのですか?

LEDに関しては常設になると思いますが、スタジオの運用上、月に2週間ほどの機会をお客様に利用していただく予定です。

――disguiseのメディアサーバーを使用したシステムが優れている点はどこでしょうか?

Unreal Engineで作業を行い、disguiseはプロデュース・送出を行うという全体のワークフローは素晴らしいです。全ての機材の同期が非常に重要ですが、disguiseのシステムは同期を完璧にし、かつシステムは非常にシンプルです。カメラトラッキングデバイスのRedSpyも円滑に動きます。

また1年ほど前に発表した、レンダーストリームというメソッドは環境を劇的に変化させました。レンダリングするノード(Machine)とアウトプットするノードを完全に分離する方式で、それと同時に登場したのがrxというマシンです。インカメラフラスタムを1台のrxが、もう1台別のrxがアウトオブカメラフラスタムをレンダリングします。

rxは完全にレンダリングに専念することで最大限のパフォーマンスを出すことができます。一方、VX4はLEDに出力するアウトプットノード、全体のコントロール、カメラのトラッキングを含めた最終的なプロデュースをします。このVX4には4Kのアウトプットが4つ標準装備されているため、完全同期で出力可能です。このrxを2台とVX4で完結できるシステムとなっております。

――今日見せていただいたシステムを、Hibino VFX Studioだけではなく日本全国の撮影スタジオに対し役務提供をしたいという話を聞きました。

我々が本来目的としているのは、In-Camera VFXに興味を持って前向きに取り入れたいと思っていても、「対応しているスタジオが少ない」「通常のスタジオにLEDスクリーンを入れるにしても膨大な予算が必要」「体験したくてもそういった場が日本にはない」などと考えている方に、弊社のスタジオにプロダクション、監督、撮影監督、照明技師、美術デザイナー、CG制作会社の方などが一同に集まり、是非1週間程度In-Camera VFXを用いた撮影を実際に行ってしてほしいと考えています。

この撮影により、関係各社にIn-Camera VFXのワークフローを理解していただき、どのようなことができるか理解し、弱点・コスト感も納得していただいた上で長期の撮影での導入を後押しするきっかけになればと思っています。

In-Camera VFXの可能性を最大限に活用することに繋がり、かつ当日の撮影の進行をスムーズにできると考えています。

我々のスタジオでの撮影でIn-Camera VFXを理解していただいた際は、是非弊社のLED、システムおよびオペレーターを日本全国の撮影スタジオに役務提供していきたいというビジョンを持っています。

――制作プロダクションが、いざロケをIn-Camera VFXスタジオに置き換える時に、今のワークフローをどう変えたら良いのか?という部分が不明瞭で足踏みをしてしまうところも多いようです。

その部分も含めて、制作に携わる全員が共通の認識を持つことは非常に重要ですので、解決の場が我々のスタジオがなれればと考えています。そして、それぞれのポジションでの作業を明確にしたうえで、実際の撮影していただければと思っております。まずは、In-Camera VFXの仕組みがどういうことで成り立っているのか?ということなどを皆さんで広く知ってもらうことが大事だと思います。新興技術ですからね。

――In-Camera VFXがシステムとして確立して、流れが掴めてくればスピードアップにもつながりますね。

多くのカットを短期間で集中して撮影することがこの撮影方法を活かす最大のメリットであり予算面においても重要です。同じアセットを使う中で朝、昼、夜とそれぞれのシーンを瞬時に変えられるので、こうした特徴も是非活用していただければと思います。

――XRと違ってIn-Camera VFXは完璧にすればするほど、ロケ撮影と変わらなくなるわけなので成果としては地味なんですよね。

弊社スタッフにも厳しく言っているのですが、このテクノロジーは非常に素晴らしいのですが、リアルさに欠けたらシーンが台無しになります。リアルさをいかに追及していくかが課題だと思っています。

それくらいの厳しい姿勢で臨まないと4K、これから8Kとなっていくにつれ、どんどん誤魔化しがきかない状況になるわけですから、それらに対応できるようにもっとレベルを上げていかなければと感じています。

――最後にこれからの展望などをお聞かせください。

In-Camera VFXに取り組み始めたのが昨年の9、10月ぐらいからです。この形になるまでに6か月くらいかかりました。その間、いろいろな方から協力をいただきました。

ROE Visual社およびdisguise社とは長年の付き合いとなりますが、環境構築のためのサポートをいただきました。また実際に「Mandalorian」の撮影にも携わったEpic GAMES 社およびLUX MACHINA社からも我々のシステムについてアドバイスもいただきました。

環境づくりに関してはいろいろな人のサポートがなければ出来なかったことですし、これからも経験ある方々からのアドバイスをいただきつつ成長したいと考えています。

将来的には、In-Camera VFXだけではなく、Virtual productionを世の中に普及できるように頑張りたいと思います。

――今日はありがとうございました。

小林基己
MVの撮影監督としてキャリアをスタートし、スピッツ、ウルフルズ、椎名林檎、リップスライム、SEKAI NO OWARI、欅坂46、などを手掛ける。映画「夜のピクニック」「パンドラの匣」他、ドラマ「素敵な選TAXI」他、2017年NHK紅白歌合戦のグランドオープニングの撮影などジャンルを超えて活躍。noteで不定期にコラム掲載。

ヒビノよりメッセージ

ヒビノ株式会社は、In-Camera VFX専用のスタジオ「Hibino VFX Studio」のサービス提供を2021年7月1日より開始いたします。サービス提供開始に先立ち、同年6月2日から4日までオープンハウスを開催いたしますので、是非この機会に今話題のIn-Camera VFXをHibino VFX Studioでご体験ください。

■In-Camera VFX専用スタジオ「Hibino VFX Studio」で新たな体験を

当社のスタジオは、LEDメーカーであるROE Visual社のLEDを撮影エリア正面、両サイドおよび天井に設置しています。ROE Visual社の製品を長期にわたり取扱ってまいりましたが、彼らの製品がVFXの見本となった「Mandalorian」の撮影で使用されたことを誇りに思います。そして、「Mandalorian」で使用されたLEDより更にアップグレードした新製品「Ruby 1.5F」が今年登場しましたが、当社は世界中でどこよりも早くこの機材を導入しHibino VFX Studioへの導入および機材のレンタル運用を開始いたしました。Ruby 1.5Fは新たな"Flip Chip LED"の採用で、反射のないマットな表面および色再現能力に優れ、Rec.2020 85%に近いColor spaceを実現したことにより没入感溢れる体験を提供します。

当社はIn-Camera VFXのシステムにdisguise社の"Render Stream"を最大限活用しています。レンダリングに専任する2台のNodeであるRXは、1台はInner Frustumを担当し、もう1台はOuter Frustumを担当します。Output nodeであるVX4は4K解像度にて4出力することが可能で、各出力は完全に同期します。

時代を先取りする世界有数な会社の最新技術を集結させたHibino VFX Studio。是非ご利用いただき、その目で新しい技術をご体験ください。なお、当社のスタジオはXR Stageにも対応可能です。ご要望によりセットをXR Stageに組み変えレンタル提供いたします。また、当社の保有する豊富なLEDおよび洗練されたシステムをご指定のスタジオに搬入・設置し、レンタルで提供することも可能です。また、長期の撮影には特別価格をご用意させていただきます。

ヒビノと共に、In-Camera VFXを体験しましょう。
お問い合わせは ▶ヒビノ株式会社 ヒビノビジュアルDiv.


Message from Hibino

Seize the chance to have a taste of In-Camera VFX.

Hibino Corporation is proud to offer “Hibino VFX Studio”, our purpose-built In-Camera VFX studio is available for rent from July 1st. with an open house to take place June 2nd. to 4th.

Many producers are curious about In-Camera VFX but the costs involved have made it impossible…until now.

■See for yourself what In-Camera VFX are capable of at Hibino VFX Studio.

Our studio is equipped with LED screens on all sides and the ceiling. We have a longstanding relationship with ROE Visual whose products were used on the groundbreaking VFX masterpiece “Mandalorian”. We’re the first company to secure their upgraded version of these LED screens Ruby1.5F.

With the new technology, “Flip chip LED”, Ruby1.5F has an anti-reflective surface and phenomenal color reproduction achieving 85% of Rec.2020 color space.

This results in a fully immersive experience like no other.

Our unique system utilizes disguise “Render Stream” for In-Camera VFX. Two RX machines are used exclusively for rendering of content, one is for the Inner frustum and the other one is for the outer frustum.

The output machine, VX4 has four 4K outputs which are synchronized flawlessly.

We’ve gathered technology from companies across the world who are way ahead of the curve. Don’t miss this exciting opportunity.

For your convenience, we’re happy to offer an XR stage at the studio.

The stage set can be turned into an XR stage at your request.

Finally, our own elaborate LED screens and systems are fully mobile and ready to be rented for use at your own studios.

We have attractive packages for long term shoots.

Dip your toes into the exciting world of VFX with Hibino!!
Inquiries ▶Hibino Corporation


◀︎Vol.06 [Virtual Production] Vol.08▶︎