テイラー・イノベーションズは、バイオスブース内でライブ配信専用機器「Blastreams OBS」の実機を初披露したので紹介しよう。

Blastreams OBSは、HDMI/SDI入力・4K対応、PCレスのライブ配信機器。フリー・オープンなストリーミング配信・録画ソフトウェア「OBS」搭載を特徴としている。OBSを使っていると、Windows UpdateやMacのシステムアップデートで落ちてしまうことに悩まされることがあるが、Blastreams OBS自体はLinuxベースでOBSだけしか立ち上がらない仕様を実現。落ちる可能性を極限まで減らしている。つまり、OBS専用PCとしているのが特徴だ。

OBSの様子

OBSである理由は、専用Wikipediaがあるぐらい情報が豊富なことだという。OBSは世界で多くの人に利用されているオープンソフトウェアだ。万が一何かあったとしても、解決方法を調べることが可能。そのぐらい、操作が明確に分かるというのが一番強みのポイントだという。

ハードウェア的な特徴は、物理ボタンがついていることだ。物理ボタンでトランジションや任意ボタンに自分の好きな機能を設定することが可能。RECボタンやLIVEボタンを独立して搭載しており、これらを押せばRECやライブをスタートすることが可能。

実際にボタンを触ってみると、押し心地は良好だった。スイッチャーはボタンがちょっと使いにくいだけでも、操作性に大きく影響する。その点、Blastreams OBSはボタンは限りなくスイッチャーに近いものを搭載しており、心配はなさそうだ。

細かいところだが、RECボタンとLIVEボタンは誤動作防止で少し低くいしている

入出力には、HDMIのほかにSDIも搭載。やはり業務用にはSDIがついていると安心する。HDMIは4K入力が可能で、配信も4K30fpsまでに対応。ライブ配信機器としても強力だ。

本体にHDMIやSDI入力端子を搭載

あとはUVCの入力にも対応しており、Webカメラの入力に対応可能。NDIにも対応しており、NDI対応のPTZカメラと一緒に使うことが可能だ。

しかし、やはりソニーやパナソニックのスイッチャーを使いたい人もいるはずだ。その場合はスイッチャーを別に使って、そこから映像をBlastreams OBSへ入力して、それを配信するという使い方ができるだろう。

プロセッサはAMD Ryzen Embedded V1605B。組み込み系のプロセッサだが、ゲームPCぐらいの能力はある程度はあるという。ある意味、高機能のPCにOBSしか積んでいないので、動作はとても軽快だった。

デモ機はタッチパネルではなかった。タッチパネルは便利なようで誤操作の原因になるため、あえてタッチパネルを採用を見送り、フィジカルなボタンとマウスとキーボードで操作する方法を選んだという。

発売は2022年春としている。