ケーブルテレビショー 2009は、6月18日(木)と19日(金)の2日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。なお今年は開催前日の17日に「ケーブルテレビショー2009記念特別セミナー」が開催された。

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入場登録 会場アトリューム

ケーブルテレビ(CATV)は2008年12月末、加入世帯数2,280万(全世帯の43.6%)に普及している。またそのうちケーブルインターネットをサービスしている事業者におけるインターネット加入者数の合計は2008年12月で408万(ブロードバンド全体の14%弱)を超えている (2008年12月FTTHは 1,442万48%, DSLは1,160万39%で減少傾向)。 デジタルSTB(Set-Top Box)台数(累計)は670万台(2009年3月)を超えている。

そのほか電気通信役務利用放送(有線役務利用放送)のうちIPマルチキャスト方式による放送の加入者(VODのみの加入者除く)は41.7万世帯(2008年12月)となった。

米国では今年(2009年6月12日)アナログ放送が完全終了となった。経済的理由などにより全世帯のおよそ2.5%(280万世帯)がデジタルTV放送を視聴できないでいるという。日本でも同様のことが起こりうる。地デジ簡易デジタルチューナーの開発はもちろん、実用への課題はあるもののCATVによるデジ/アナ変換により救済することも選択肢の一つだ。こうしたなかで、展示会のうち事業のベースになる伝送関係のハードウェア中心にレポートする。

  • 2年後(2011年7月24日)に迫った地上アナログ放送の停止(再送信システム用HE・増幅器/デジアナ変換機/普及型STB/ギャップフィラー)
  • CATVデータ伝送の高速化とFTTXの構築(GE-PON / DOCSIS3.0 / COAX-LAN)
  • WiMAX通信(次世代無線アクセスシステム)
  • トリプルプレイサービスまたはカトルプルプレイサービス(IP-MULTI CAST / TEL / INTERNET / MOBILE)
  • セットトップボックス(STB)の動向
  • コミニュテイCH(データ放送、HD放送など)
  • 測定器など