季節到来!

映像業界1年の締めくくりとも言えるあの季節がやってきた!Inter BEE(国際放送機器展)(#interbee)の季節到来である。2011年は、3.11東日本大震災などこれまでの物事を考え直す節目となった年とも言えるが、はたしてInterBEE2011では何が出てくるのか?興味深い所である。

開幕まで残すところあと三週間。もちろん今年もPRONEWSは11月16日から18日までの3日間、InterBEE会場のどこかに幕張特設スタジオを設け、リアルタイムにレポートをお届けする!きっと3.11の衝撃からよみがえる日本の力をInterBEEで見られるかと思う。

Post HD ―2011年のInterBEEは次の展開を感じる場所になるだろう

ようやくHDについては、掌に収まった感はある。これまで理想的な未来像が語られ、時期尚早と言われるプロダクトやサービスが生まれてきたが、ユーザーである我々が消費してようやく熟れるという時期に来たのではないか。HDが当たり前になった事によって、次はどこへ向かうのか?2K、3Dそして4K。大判センサーやDSLRも外せないキーワードだ。それに伴い、PRONEWSでも取り上げるファイルベースや圧縮・非圧縮の進化は押さえておきたいところだ。

実際に地デジ移行も終わり、本当の意味でも”Post HD“を標榜する時が来たようだ。HDをどう乗りこなしていくのか?そしてその先にあるものとは?メーカー発ではなく、ユーザーや映像制作クリエーターにとっては、これからが本当の意味でのスタートといえるだろう。

Inter BEE会場は昨年同様幕張メッセ4ホールから8ホールまでが使用される。昨年のブースマップとはどうやら顔ぶれが変わるようだ。JVCケンウッドのように社名が変わった企業、ブースとして復活したREDを扱う西華産業、アドビシステムズ等、多くの様変わりを見せそうだ。

そういう意味でも、毎年まず戸惑うのは、ブース配置だろう。入場レジストレーションが終わり、まず全体像を把握するために地図と格闘する。事務局側も効率よく巡回できるようにブース割を配慮しているが、これはあくまでも万人に対する施策だ。来場する人々の目的は様々であり、業種も違う。すべてのリクエストにこたえることが難しいのは、周知の通りで、自分が見たい製品のあるブースや自分の仕事内容に合わせてブースを探し出して効率よく回るのは至難の業だ。実際に会場に到着してホールに降り立つと、目に付いた新製品のブースに立ち寄り、巨大なブースを構えるソニーやパナソニックのブースに吸い込まれて、気付いたときには時間をかなり割いてしまった…という経験を持つ人も多いはず。

今年もPRONEWSでは、独断と偏見に十分に満ちたInterBEE2011の歩き方おすすめコースをご用意した。会場でもオリジナルMAP付きで配布されるこの「InterBEE2011の歩き方」は、目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られるガイドをお送りするのでぜひ参照いただきたい。

Inter BEE 2011の歩き方 オリジナルガイドマップ無料配布中!