CINEMA EOS SYSTEMとして先日発表になったPLマウント対応のレンズ交換式ビデオカメラEOS C300やデジタル一眼レフカメラEOS-1D X、4kに対応したEFマウント/PLマウントの2タイプのトップエンドズームレンズシリーズ、EFシネマレンズなどのほか、開発中のデジタル一眼レフカメラやHDTV対応95倍フィールドズームレンズDIGISUPER 95などが出展された。

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CINEMA EOS SYSTEM&EOS MOVIE撮影コーナーは初日の午前中から多くの人が訪れた。

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EOS C300は829万画素の新開発スーパー35mm相当のCMOSセンサーを搭載しており、1,920×1,080ドットのフルHD撮影が可能。記録フォーマットはMPEG-2 Long GOP(MPEG2 422@HL準拠)で、最大ビットレートは50Mbps(CBR)。フレームレートは59.41i、50.00i、29.97p、25.00p、24p、23.98pから選択可能となっている。HD-SDI端子やCanon Log ガンマの搭載のほか、撮像素子からの信号読み出し速度を高速化することで、ローリングシャッター歪みを抑えている。また、CFメモリースロットを2基装備しており、2枚のCFへの同時記録にも対応している。来年1月下旬発売予定のEFマウントモデルEOS C300と3月発売予定のPLマウントモデルEOS C300PLの2種類が用意され、価格はいずれも150万円ほどになる模様だ。

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EFシネマレンズシリーズとして4kに対応した高い光学性能を備えたトップエンドズームレンズCN-E14.5-60mmT2.6、CN-E30-300mmT3.7の2本と単焦点レンズシリーズとして24mmT1.5、50mmT1.3、85mmT1.3の3本がCINEMA EOS SYSTEMシリーズとして発表されていたが、会場では参考出品のレンズも展示された。

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EOS MOVIE対応のデジタル一眼レフカメラEOS-1D X。発売が来年の3月ということもあり、製品版ではなく試作機での出展。

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CINEMA EOS SYSTEMシリーズのデジタル一眼レフタイプのプロトタイプ。4k24pでの動画撮影が可能で、記録方式はMotionJPEG。

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HDTV対応95倍フィールドズームレンズDIGISUPER 95。広角端焦点距離が8.6mmとなっており、従来機種DIGISUPER 86の9.3mmに比べ約8%の広角化を実現。フィールドズームレンズとして世界最広角を達成している。

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リモートコントロールパン/ティルトヘッドATLAS-SLDN18。近赤外線LEDライトを搭載しており、最大300mまでの撮影が可能。最低被写体照度は、モノクロ画像時0.05lxを実現。1080iHD-SDI出力を標準装備している。