※写真はKDDIのブース写真

KDDI研究所

新製品は12月2日に販売を開始する速報取材映像配信システム「VistaFinder Mx」。同社はこれまでもカメラとPCであらゆる場所から生中継ができるシステム「VistaFinder」を扱っていていたが、「VistaFinder Mx」は送信端末にスマートフォン版やタブレット版などの携帯端末版が追加されたことが特徴だ。ノートPCとビデオカメラが必要という制約から開放されることにより、撮影者は機動力を向上させることが可能になった。また、IPネットワークの知識や映像の知識がなくても綺麗な映像をセキュアに伝送ができる独自アーキテクチャを確立したり、映像符号化+伝送量制御技術によって伝送中に映像が途切れたり引っかかってしまったりするような環境であってもスムーズに伝送を継続する仕組みを実現した。

このほかにも同社は、ブース内部でスーパーハイビジョン映像のリアルタイム伝送を可能にした超高精細映像用コーデック装置のデモを行っていた。この装置から、リアルタイムに8K映像の投影デモが行われており、多くの人が足を止めて注目していた。

VistaFinder MX

マルチチャンネルなどの新機能を追加した新しい携帯型高画質ビデオ伝送システム「VistaFinder MX」

スーパーハイビジョンの蓄積レコーダ

スーパーハイビジョンの蓄積レコーダ

スーパーハイビジョン視聴デモ

ブース内ではスーパーハイビジョンを実際に視聴できるデモが行われていた

アドビシステム

アドビが2008年以来3年ぶりにInter BEEに戻ってきた。ステージが中心の出展で、Premiere Pro CS5.5、After Effects CS5.5、Adobe Creative Suite 5.5 Production Premiumのデモ実演のほか、ユーザーによるCS5.5事例講演が行われていた。

アドビステージデモ

アドビの出展の中心はステージデモだ

スケジュール

ステージは20分ごとにびっしりとデモ実演やユーザー事例がスケジュールされていた

フラッシュバック

クロスメディア部門ブースに多数のサードパーティープラグインの販売代理店業務を手掛けるフラッシュバックが出展していた。同社の扱う製品について、目の前でデモをしてもらったり、質問をしたりする人がみられた。

同社で販売されているプラグインの中で売れているものを聞いてみると、相変わらず3Dパーティクルを生成する「Trapcode」が定番とのこと。最近人気のプラグインは、独自のインターフェイスからかなり細かいパラメーター調整が可能なレンズフレアを3D 空間でアニメートできるレンズフレア作成プラグイン「Optical Flares」とのことだ。

Optical Flares

After Effects 上でリアルなレンズフレアを作成し、アニメーションさせることが出来るプラグイン「Optical Flares」