バージョンアップでバーチャルカメラの強化などを実現

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TriCasterシリーズ最上位機種のTriCaster 8000

今年9月にニューテックが発表したTriCasterの新ラインアップが展示されていた。「TriCaster 410」は新モデルとして追加され、「TriCaster 455」は「TriCaster460」へバージョンアップ、「TriCaster 855」は「TriCaster 860」へバージョンアップ、「TriCaster 8000」は機能を拡張して名称の変更はなしというラインアップになっている。TriCaster 410、TriCaster460、TriCaster 860共通の主な変更点として、インタフェースがTriCaster 8000のようなインタフェースに変更されたことやバーチャルカメラが強化され、ズームに加えてパンができるようになった。音関連でもディレイなどを入れられるようになったほか、ネットワークカメラをTriCasterからコントロールすることができるようになった。ネットワークカメラは、ソニーやパナソニックのプロトコルに対応可能で、カメラマンがいなくてもTriCasterでプリセットをつけておけばカメラのズームなどTriCaster上から操作できるようになった。

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バーチャルセットでパンをする前の状態

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バーチャルセットでパン後の状態。カメラアングルのパンができるようになった

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オーディオ入力チャンネルごとに独立してディレイ量を設定

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PTZ(パン、ティルト、ズーム)カメラを直接インターフェース上からコントロールできるようになった

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TriCaster 410、TriCaster460、TriCaster 860でもAvid Artist Mixオーディオコントローラをサポートするようになった

コストパフォーマンスの高い新モデル「TriCaster 410」

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TriCasterシリーズの中でもコストパフォーマンスの高いTriCaster 410

国内初お披露目の製品だ。プロラインナップの中でもエントリーモデルで、4チャンネルのM/Eバスを持つ15チャンネル・プロダクションスイッチャーや映像入出力はHD-SDIのみサポートしている。価格は保守費用別途で2,480,000円よりとなっている。