Jünger Audio、GENELEC、LAWO、Lake People、VSM Control、RIEDEL、Communicationsなど多くの輸入製品を手掛けているが、LAWO V_pro8ビデオプロセッサーやGENELECミュージッククリエイター用モニターMシリーズ、DSP内蔵モニターシステムSmart Active Monito、Jüngerラウドネスコントローラーなどの新製品が出展された。

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様々な機能を統合したビデオプロセッサーLAWO V_pro8。様々な機能を内蔵している統合型の機器は操作や設定が複雑になりがちだが、グラフィカルなUIにより一覧性があり、設定内容を一目で把握できるようになっている。各種設定や機器の状態管理がWebベースで容易に行える

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Video-over-IPコーディング機能を搭載したビデオプロセッサーV_link4。V_pro8のチャンネル数を4つにして、機能をIPベースでの仕様に再構成したイメージの製品。ビデオルーターとFS、アップ/ダウン/クロスコンバーター、ビデオ/オーディオディレー、カラーコレクターといった機能はV_pro8同様に備えている

LAWO V_pro8は、8×8のビデオルーターとFS、アップ/ダウン/クロスコンバーター、ビデオ/オーディオディレー、カラーコレクター、タイムコードインサート機能などを統合しており、複雑になりがちな機器間の接続や調節が容易に行えるようになっている。設定はWebブラウザー上から行うようになっており、イーサネット上にある複数のV_pro8を一元管理することも可能。

Jünger Audioのラウドネスコントローラーは、チャンネル数のダウンサイジングやARIB対応、SDIボードの標準バンドルなど日本市場にマッチした仕様にしたものを新たにラインナップに加えた。

安定のGENELECモニタースピーカーMシリーズ

interbee2013_otaritec_1501.jpg GENELECの小型ニアフィールドモニタースピーカーMシリーズ。小型サイズなので、個人での使用やサラウンドスピーカーとしての利用が見込まれる。省スペースでのモニタリングやノートPCでの音声作業時などスペースファクターがよく、かつデジタルアンプと無音が一定時間続くとスタンバイ状態になる省エネ対策も施されている。

オーディオモニタースピーカーシステムとしてスタジオを初めとして個人まで幅広いユーザー層をもつGENELECからは、小型なニアフィールドスピーカーMシリーズとDSPを内蔵し、細かな音場調節を可能とした1237Aが新製品として登場して。MシリーズにはM030とM040のサイズの異なる2タイプがあり、いずれもGENELECとしては初めてデジタルアンプを採用している。1237Aはインターフェースボックスを介してPCとUSB接続することで、PCから周波数特性や位相特性などを設定できるようになっており、専用のマイクを使用することで、こうした設定の自動化も可能となっている。スピーカーは3ウェイ構成で、高域以外は電源にスイッチングレギュレーターを採用しており、省電力化を図っているという。従来からあるアルミ合金製の丸みのあるエンクロージャーからMDFを採用した一般的な箱型のデザインとなっている。

interbee2013_otaritec_1514.jpg 細かな音場調節を可能としたGENELECの1237Aモニタースピーカー。コントロール用の専用ソフトにより左右独立した周波数特性やディレーなどの設定が行える。サブウーファー使用にも対応しており、クロスオーバーや低域の位相調節が可能。 interbee2013_otaritec_1517.jpg 日本の市場に合わせてカスタマイズされたJünger AudioのラウドネスコントローラーD*AP4 LM2-JS。機能や性能などはD*AP4 LM4と同等。日本限定モデル。