Go Proの魅力にフォーカス!

江夏的気になるブースから…

■GoPro
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2013年、全世界でビデオカメラ販売台数がSONYに次いで第2位となったのがGoProだ。今回、そのGoProブースでは新しく発売となる新モデルGoPro Hero3+を展示。更に機能を強化しての登場だ。Hero3+はハウジングの小型化・軽量化を行い、センサーなどの改良を施した。録画形式などには大きな変更はなかったのだが(それ故GoPro Hero4ではなかった)、あまり評判の良くなかったWi-Fi機能なども向上させ、バッテリーの持ちも30%改善。各種マウントやアクセサリーなども更に増え、いろいろな撮影現場を想定したラインナップを見せた。ブースではかなり多くの来場者を迎え、中には「今ここで買って帰りたい」というような声も多くあったようだ。

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InterBEEの初日にGoPro Hero3+の日本発売を公式に発表し、11月16日から各販売店で順次発売を行う。初期ロットが非常に少ないため、今のところ実質的な購入にはまだ時間がかかりそうだ。総代理店であるタジマモーターコーポレーションの水谷氏いわく、日本での売り上げ台数は年々数を増やしているそうで、新機種も大ブレーク間違いないだろう。

■Sony
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4Kの展示も引き続き多く見られた。大きな課題は4K放送だ。4K60pという規格が必要となる次世代の放送は、2020年に東京オリンピックを迎えるまでに具体化されるだろう。今年のInterBEEではHEVCの規格も取り上げられ、SONY PMW-F55も「いかに放送で使用するか」という点に力が注がれていた。UltraHDによる60fpsが着地点であるものの、XAVCなどといった新しいコーデックもあわせて今後の動向には注目が集まる。

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■Blackmagic Design
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Blackmagic Production Camera 4K

そして今年も大きな賑わいを見せていたのがBlackmagic Designだ。新製品となる4Kデジタルシネマカメラ「Blackmagic Production Camera 4K」は、いよいよ年内の出荷に向けて大きな話題を集めている。約40万円で購入できる4K UltraHD画質のカメラはProResやRAWで収録できるだけでなく、センサーサイズもS35mmで、なんとグローバルシャッターも搭載。そのコストパフォーマンスも併せて、実機に触れたい人は多かったはずだ。また4K収録機としても話題を呼んでいるThunderbolt/Thunderbolt 2対応のUltra Studio 4Kもいよいよ発売となった。安価で性能の評価も上がっているBlackmagic Design製品は日本でも大きな人気を博しているだけあって、今回のInterBEEの注目の一つだ。

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Ultra Studio 4K

txt:江夏由洋 構成:編集部


Vol.07 [BrushUP! InterBEE2013] Vol.00