写真左:メモリーカード・ポータブルレコーダー「AG-MDR25」
写真右:コンパクト・カメラヘッド「AG-MDC20」

パナソニック株式会社は、メディカル用途向けメモリーカード・ポータブルレコーダー「AG-MDR25」、および4Kコンパクト・カメラヘッド「AG-MDC20」の試作機を開発した。同2機種は新製品「POVCAM」として2017年春の発売を予定しており、価格は未定。

AG-MDR25は、SDXCメモリーカード対応のダブルSDメモリーカードスロットを備え、リレー記録により長時間の連続記録が可能。AG-MDC20と別売りの専用ケーブルで接続し、4K(3840×2160)30p映像の収録が可能で、カメラの操作をレコーダー側で行える。操作部はメンブレンシートでカバーしたスイッチを採用し、消毒用エタノールでの拭き取りが容易だという。3G-SDI入出力、マイク/ライン入力、HDMI出力に加えて、LAN端子を装備。PC/タブレットからカメラリモート(ズーム、フォーカス、アイリスほか)が可能。また収録中にPC/タブレットでモニタリング、また収録後に収録ファイルのFTPサーバー転送も行える。

AG-MDC20は、光学20倍ズームレンズ、16軸独立色補正機能、無影灯色再現モード、無影灯の高輝度下においても絞りすぎによる解像度劣化を防止し、適切な明るさに調整可能な光学NDフィルターの設定、アーム作動時の撮影でも映像の振れを抑える5軸ハイブリッド画揺れ補正などを装備している。