IMC TOKYO 2008 デジタル放送サービス・インターネットモバイルサービス最前線
2008-06-12 掲載
番組コンテンツ制作や4K伝送など最新の取り組みを紹介
IMC TOKYO 2008では昨年から、放送サービス関連のテーマが設けられている。
「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」がそれだ。
このコーナーでは、日本放送協会(NHK)、日本テレビ放送網、全国朝日放送、東京放送、フジテレビジョン、讀売テレビ放送、朝日放送、マルチメディア放送企画LLCの各社が、番組コンテンツ制作や4K伝送など最新の取り組みを紹介した。
IMC TOKYO、INTEROP TOKYOといえばインターネット関連のソリューションやビジネスというイメージが強いが、放送分野においても電波放映だけでなくネット配信を見据えた動きが出始めている。
とはいえ、インターネットを積極的に使用したコンテンツ配信を始めるまでには、広告収入やペーパービューによる収益確保や、デジタル著作権管理、海賊版撲滅など、越えなければならないハードルはまだまだ高い。
「デジタル放送サービス/インターネットモバイルサービス最前線」のコーナーでのインターネット関連の取り組みは、ワンセグと12セグとインターネットを連携したチャットサービスによる視聴時間の拡大や、違法投稿動画対策ソフトウェアによる著作権確保といった、既存放送への付加的な取り組みの紹介が中心だったのが残念だ。
キー局、準キー局のいずれも、番組コンテンツのインターネット配信に向けた取り組みは、まだまだ収益確保が見込めるビジネスモデルが育っていないことを表しているようだ。
コンテンツ面での最新の取り組みとしては、朝日放送が新社屋移転に向けて構築した「4K非圧縮リアルタイムサービス」が注目を浴びた。会場からのリクエストに応じて、大阪本社のサーバから4K非圧縮解像度のコンテンツをブースに伝送し、56インチ4K液晶モニタに表示して見せた。
このほか、NHKは「月周回衛星『かぐや(SELENE)』が映し出した月と地球に関する撮影システム」として、HDTVカメラの実物大モデルとともに映像を公開した。
まだまだインターネットを活用した専門イベントにあって、少々違和感のあるコーナーとなってしまっていることは否めない。
今後、インターネット配信ビジネスが本格化するにつれて、放送サービス分野はインターネットビジネス専門イベントには欠くことの出来ない分野へと成長していくだろう。
出展企業
- 朝日放送株式会社
2008年6月23日から大阪・中之島エリアの新局舎開局に向け移転中の朝日放送は、IMC TOKYOで「4K非圧縮リアルタイムサービス」を出展した...(続きを読む) - 株式会社NHKメディアテクノロジー
- 株式会社テレビ朝日
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マルチメディア放送企画LLC(MMBP-LLC)は、フジテレビジョン、伊藤忠商事、NTTドコモ、ニッポン放送、スカイパーフェクト・コミュニケーションズが共同で設立...(続きを読む) - 讀賣テレビ放送株式会社
放送局にとって悩みのタネは、番組のコピーを動画サイトに上げられてしまうこと。違法投稿を可能な限り少なくすることが、コンテンツの海賊版流出を防ぐことにつながる...(続きを読む)
[ Category : SPECIAL ]
[ DATE : 2008-06-12 ]
[ TAG : IMC TOKYO ]
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