PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [Movie Maker's GIG in Hollywood]Vol.03 "M" GIG From Cine Gear EXPO ~作品を後押しするPMW-…

News

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.03 “M” GIG From Cine Gear EXPO ~作品を後押しするPMW-F3やRED~

2011-06-15 掲載

数千万~億単位の制作費が今主流のインディペンデント作品のスケール感

cinegearexpo02.jpg

米国のインディペンデント作品は数千万~億単位の制作費が付くようなサイズ、つまり日本で言えば普通の劇場上映サイズの制作費で創られる作品を指すが、実はハリウッドもこのサイズの作品制作が一番熱いようだ。メジャースタジオ各社では、年間20数本のメジャー作品が手がけられてはいるものの、ハリウッドでも今は大きなバジェットが付きにくくなっている。そんな中でインディペンデントな作品が数多く生まれており、その制作を後押ししているのがまさにこれらのMサイズツールだ。

このエリアのカメラ機材として最も多く見かけたのはソニーのPMW-F3だが、RED ONE、EPICもかなりの台数が出展されるなど、中間バジェットのプロダクション向けとして、様々な製品群が群雄割拠しているエリアだと言えるだろう。DSLRムービーの活用なども含めて様々な試行錯誤がなされており、色々と面白い製品や会社が出て来た。

PIX VIDEO/SOUND DEVICE社

0603PIX.jpg

新たなミニレコーダーの登場は、マイクプリアンプなどのサウンド系専門メーカーSOUND DEVICE社から。AppleのProResとAvidのDNxHDの二つのファイルコーデックで収録できるポータブルレコーダー。ウルトラローノイズ(-128dBu)マイクプリアンプを内蔵し、収録はコンパクトフラッシュメモリー、もしくは2.5インチSSDを使用。HD-SDI入出力端子を備える『PIX 240』とHDMIのみの『PIX 220』の2機種がある。音にこだわり派への推奨品。

Hurlbutvisuals DSLR Cinema Rentals

0603hurlbutvisuals.jpg

ハリウッドでも活躍する撮影監督Shane Hurlbut,ASCとその関係者のエリートチームが中心となって研究しているDSLR関連の特殊撮影機材をメインにレンタル事業を展開している会社。ペリカンのケースにDSLR装着型のスポンジを仕込み、ケース背面にレンズ穴を開けて堅牢性を高めたものは、戦地や過酷なドキュメンタリー取材などで活用されるという。いくつかの製品は販売未定だが、レンタル市場で人気が出たら販売用に量産する考えだという。

Hyper digital key screen / メディアガーデン

0603mediagarden.jpg

日本から初参戦のメディアガーデンから、このCineGearExpoで新発売となった新素材のグリーンバック生地”Hyper digital key screen”を展示。難燃性かつ耐水性のフッ素加工の新素材は、汚れても中性洗剤で拭けばすぐに汚れが落ちる。また屋外用としてメッシュ素材もあり、風に吹かれても大丈夫。さらに同素材のテープも用意され補修も簡単と、会場内でも大きな反響を得ていた。ターゲット用のテープもある。

0603dks_02.jpg

IMAGE CONTROL / GAMMA & DENSITY

0603iC image control.jpg

NAB2011で発表されていた、カラー色補正をiPadやiPhoneでライブコントロール=つまり現場で調整が可能なアプリ“iC(IMAGE CONTROL)”。ポストプロダクションに持って行く前に撮影現場でカラーマネジメント情報を決定し、そのデータを送信することでカラーグレーディング作業を効率化させる。ASC(全米撮影監督協会)が取り決めたCDL(カラーディシジョンリスト)やLUTに準拠しており、WiFi経由でデスクトップのアップルベースのカラーグレーディングソフト“3cP”とシンクロさせたり、カメラからWiFi経由で送信されたデータ上でカラー調整も可能。

Flare 1080p240 & CORE 3G/HDSDI Models / IO INDUSTRIES

0603IO_INDUSTRIES.jpg

カナダの産業用光学機器メーカーIO INDUSTRIES社は、フルHD 1080pで240fpsのHS映像撮影が可能なカメラセットを展示。カメラヘッド部の”Flare 1080p240″は、2/3インチCMOS搭載で10bit/12bitのピクセルサイズ選択と、CマウントもしくはTマウントのレンズマウントが選択可能。また専用レコーダー部となるポータブルDVRソリッドステートストレージ”CORE”。非圧縮データで収録可能で、リムーバブルドライブシャトルは2TB。3D収録のためのデュアル3G/HD-SDIもサポート。

※日本国内ではDALSA製品などを取り扱う(株)エーディーエステック社が販売を担当。

その他フォトダイジェスト

Polecam
0603polecam.jpg

いまやDSLR用の特機として活用幅も多い。


HAWK V-LITE Anamorphics 1.3× SQUEEZE
0603HAWK_anamo.jpg

ドイツのアナモフィックレンズ専門メーカーHAWKからの新製品が展示。


DAZMO Tiny Fiber
0603DAZMOTinyFiber.jpg

カナダのバッテリーメーカーからはBNCから光ファイバーへ変換する、手のひらサイズのオプチカル・コンバーターが登場


camBLOCK
0603camBLOCK.jpg

かなり大きめのレールスライダーをアンドロイド・タブレット端末でコントール。



Vol.02 [Movie Maker’s GIG in Hollywood] Vol.04

[ Category : ]
[ DATE : 2011-06-15 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.08 エピローグ:インディペンデント力があるから、ハリウッドは面白い!

アフォーダブル展開する映像クリエイティブの現状とその周辺 "DIGITAL"のドアは、自らの手で開けないと開かない... 本特集では、主に小型軽量、そして低価格化した映画制作機材... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.07 Stereoscopic 3D 現在修行中!

ステレオスコピック3Dはどうなった? 3Dリグに装着したPMW-F3(CineGearExpoでの展示会場から) 現在アメリカ国内における映画館の数は、約6,000。そこにある約... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.06 ハイエンド・カラーコレクションから学ぶこと。EFILMの世界

カラーマネジメントで決まる映像の世界 映像作品の世界観は、カラーマネジメントで決まると言っても過言ではない。これまで高価だったカラーコレクションツールも、アップル社のColorや... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.05 アフォーダブルのクリエイティブ~プリプロダクションの重要性と機材の関係~

変わりゆく映画作りの役割 撮影/制作機材のデジタル化による小型化・簡便化が進む中で、映画作りの中でエンドクレジットに出てくる様々なスタッフのうちでも、あまり重要視されない部門も出て... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.04 “L” GIG From Cine Gear EXPO ~映像の最高峰は、やはりフィルム!~

L GIGは、最高品質を求められるハイエンドにスポットをあててみる! 最高品質を求められるハイエンドとなるLサイズの分野。もちろん今でもフィルム撮影が最もハイエンドであり、スピルバ... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.02 “S” GIG From Cine Gear EXPO ~ビデオライクなシネカメラ隆盛の理由は?~

DSLRや小型HDビデオカメラの関連製品を"Sサイズ"として紹介 今年も依然としてEOS 5D MarkⅡを中心としたDSLRムービーはハリウッドでは隆盛で、このレンジの市場も依然... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.01 From Cine Gear EXPO 2011 NEWS ~今年の潮流を見る~

今年もパラマウントスタジオで開催されたCine Gear EXPO 6月の3、4日(カンファレンスは2~5日)で米国ハリウッドのメジャースタジオ"パラマウント"施設内において、映画... 続きを読む

[Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.00 ムービーメイキングツールのオープン化と制作者の関係

映像制作が向かうアフォーダブル化という状況 4月に行われた2011 NAB Showでも見られたように、ここ数年のHDSLRの隆盛、S3D撮影カメラの登場とその小型化、低価格化、そ... 続きを読む

特集記事

QBEE2016 QBEE2016
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
InfoComm2016 InfoComm2016
イベント系オーディオビジュアル機材+コンテンツ制作関係などの専門総合展示会 InfoComm2016をレポート。
Digital Cinema Bulow III Digital Cinema Bülow V
映画撮影機材の専門展示イベント「Cina Gear Expo 2016」のレポート。デジタルシネマのいまを探っていく。
After Beat NAB SHOW 2016 After Beat NAB SHOW 2016
放送が始まった4Kやそれに伴うHDRなどのトレンドを中心として各メーカーの出展製品をみていく。
NAB2016 NAB2016
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会 2016 NAB Showをレポート。
SXSW2016 SXSW2016
米国テキサス州オースティンで開催された、SXSW(The South by Southwest:サウス・バイ・サウスウエスト)をレポート。
CP+2016 CP+2016
カメラと写真の総合展示会、CP+2016をレポート。
Digital Cinema Bülow IV Digital Cinema Bülow IV
パナソニックの新たなシネマカメラ・ラインナップ「VARICAM LT(AU-V35LT1G)」をレポート。
CES2016 CES2016
世界最大の国際家電見本市、2016 International CESをレポート。
PRONEWS AWARD 2015 PRONEWS AWARD 2015
2015年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
Inter BEE 2015 Inter BEE 2015
千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2015をレポート。
InterBEE2015の歩き方 InterBEE2015の歩き方
目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2015の歩き方」を紹介。
CEATEC2015 CEATEC2015
日本で最大のIT・エレクトロニクス先進技術の展示会 CEATEC JAPAN 2015をレポート。
IBC2015 IBC2015
オランダ・アムステルダムのRAI国際展示場で開催された、欧州最大の国際放送機器展 IBC2015をレポート。

トップ > 特集 > [Movie Maker’s GIG in Hollywood]Vol.03 “M” GIG From Cine Gear EXPO ~作品を後押しするPMW-F3やRED~