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[Report Now!]Roland/BOSS 2017春 新製品発表会

2017-02-03 掲載

恒例のRoland/BOSS 2017春 新製品発表会開催

2月1、2日の2日間、東京・秋葉原のローランド東京オフィスにおいて「Roland/BOSS 2017春 新製品発表会」が開催された。今回の発表会では、先月19日に米国で開催された2017 NAMM Showで発表した製品を中心に、新プラットフォーム「Roland Cloud」や、BOSS40周年記念限定モデル「BOSS COMPACT Series」、StrandbergとBOSSのコラボレーションによる試作モデルのギター、HD AVミキサー「VR-4HD」などを出展していた。

同社はこうした発表会を逐次開催しているが、昨年9月に開催されたRoland/BOSS 2017秋 新製品発表会で発表された製品などを見ると、最近は海外メーカーとのコラボレーションや製品の取り扱いが増えてきているようである。

現在の電子楽器は高度にデジタル化された結果、原理的にはどのような音色も作れるようになっている。その結果楽器としてどのような音色にまとめるかが課題となるわけだが、通常はメーカーがもつ楽器文化や思想に基づいたものになるものの、すでに定評のあるメーカーとのコラボレーションも一つの方向性といえよう。

フルHD対応のAVミキサーVR-4HD

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昨年発売となったVR-4HDは、ライブイベント収録やインターネット配信などの利用を念頭に開発されており、HDMIによるビデオカメラ接続のほか、15ピンアナログ接続によりパソコンなどの映像機器を接続することが可能な4チャンネルビデオスイッチャー。タッチパネルモニターやフェーダー操作により、直感的に映像の切り替えや、音量の調節などを行うことが可能。

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画像フォーマットは1080p/1080i/720pから選択可能。CH4のみ内蔵スケーラーが搭載されており、HDMIのほかRGBやコンポーネント、コンポジットの各種入力に対応している。また、DSK、PinP、スプリット、クアッド(画面4分割)の映像合成が可能となっており、PinPの位置は画面タッチで調節することができるほか、オーディオレベルメーターの表示により、各ソースの音声レベルを一目で確認できる。なお、このモニター出力は外部出力にも対応している。

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USB Vdeo/Audio Classに対応し、最大1080/30pの非圧縮映像を出力することができるほか、USBオーディオ・ループバックに対応しており、PCの音声出力を入力音声として使用可能となっている。また専用ソフト「VR-4HD RCS」によりWindows PCやMacからの外部制御や、「Video Capture for VR」によりVR-4HDからのUSB出力画像をPCで収録することもできる。

USBオーディオインターフェースRubixシリーズ

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新開発のマイクプリアンプを搭載し、定番USBオーディオインターフェースラインを一新した。今回発表されたのは2入力/2出力のRubix22と、2入力/4出力のRubix24、4入力/4出力のRubix44の3機種で、いずれもハイレゾクオリティの24bit/192kHzに対応している。その他にもXLRコンボジャックやMIDI端子、見やすいレベルインジケーターを装備している。なお、Rubix24とRubix44の2機種にはハードウェアコンプレッサー&リミッターが搭載されており、遅延のない安定した動作を実現している。

最大5つの音源ソースをミックスできるGO:MIXER

iOSやAndroidに対応したコンパクトなミキサーで、電源はバスパワーで供給でき、iOSやAndroid用のケーブルも付属する。カラオケ感覚を楽しむことができるセンターキャンセル機能やマイクや楽器、メディアプレイヤーが接続可能なマルチインプット対応となっており、3.5mmステレオライン入力を2つと、モニターアウトが装備されている。マイクや楽器、メディアプレイヤーなどをミックスして録音することができるので、スマホなどを利用した演奏動画収録やBGM付きの動画収録などを手軽に制作することが可能。

コンパクトなパワードモニタースピーカーMAシリーズの最新モデルMA-22/MA-22BT

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フロントにボリュームやEQのほか、イヤホンジャックなどが装備されており、音声編集やビデオ編集におけるモニタースピーカーとして最適なモデルとなっている。約111mm×134mm×223mmのコンパクトなボディに、80mmのウーファーと20mmのツィーターを装備しており、20W×2のデジタルアンプやピンジャックおよび3.5mmステレオジャックを装備している。なお、MA-22BTはBluetooth搭載モデル。

アコースティックピアノのタッチと音色を追及したRD-2000

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RD-2000は、シリーズ初となる独立した2種類の音源「デュアルサウンドエンジン」や、最新のハイブリッド鍵盤の搭載などにより、表現力と演奏性が飛躍的に向上したステージピアノで、ライブ演奏やレコーディングに対応したフラッグシップモデル。

「V-Pianoテクノロジー音源」を、アコースティックピアノサウンド専用として採用することで、1960年代から1980年代の豊富なエレクトリックピアノサウンドや1100種類以上の高品位なサウンドを収録した「SuperNATURAL音源」との2つの音源により、より自然で豊かな演奏表現が可能になった。また、内蔵の音色に「RDシリーズ」初代モデルの「RD-1000」が加わったほか、専用Webサイトより歴代のRDシリーズの音色を追加することができ、USBオーディオ/MIDIインターフェース機能を活用すれば、MacやPC上の音楽制作ソフトウェア音源と、RD-2000の内部音源を組み合わせた演奏も可能。

BOSSブランド初のアコースティックギターアンプACS-PRO、ACS-LIVE

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WAZA AMPやKTANA AMPがすでに発売されているが、よりコンパクトなシリーズとしてACS-PROとACS-LIVEが発表された。なお、ACS-PROは120Wバイアンプに20cmウーファー+ドームツィーター、ACS-LIVEは60Wバイアンプに16cmウーファー+ドームツィーターという構成で、いずれもディスクリートアナログ入力回路と3バンドEQを搭載した2チャンネル仕様となっている。ギターチャンネルにはアコースティックギター本来の自然で豊かな鳴りを取り戻すAcoustic Resonance機能を搭載しているほか、標準/XLRのコンボ・ジャックを搭載しボーカルやギターマイク、その他の楽器を入力できるマイクチャンネルを装備し、各チャンネルにハウリングを除去するAnti-Feedback機能を搭載している。

また、演奏中のギターのコード進行から自動でキーを検出し、音楽的で自然なハーモニーをつけてくれるHarmony機能や、ライブだけでなく練習や曲作りにも活躍するLooper機能を搭載している。

roland_boss-2017_00206 StrandbergとBOSSのコラボレーションによる試作モデルのギター

BOSS40周年記念限定モデル「BOSS COMPACT Series」

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1977年に発売されたBOSSのディストーションから40周年を迎え、その記念としてディストーションエフェクトDS-1の限定カラーモデルDS-1-4Aが発表される。漆黒のボディーに金文字や銀ネジなど、特別な外観となっているアニバーサリーモデル。なお、これまでのシリーズ総機種数は118機種、累計販売台数は1,500万台にのぼり、現在も50機種以上の製品を販売している。

Roland Cloud

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ローランドとVirtualSonicsの合弁会社により設立されたRoland Virtual Sonic LLCが運営するクラウドサービスで、ベータ版はすでにアメリカで先行リリースされていた。サブスクリプションサービスに加入することで、ユーザーは同社が提供するプラグインシンセサイザーおよびプラグアウトシンセサイザーを自由に使用できるというもの。クラウド上にある大容量音源を自由に使用できるだけでなく、レンダリングなどもクラウド上で処理されるため、クライアント側はスマホやタブレット端末など限られた資源でも対応可能。

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プラグアウトソフトウェアシンセサイザーとして往年の名機といえるSYSTEM-1、SYSTEM100、SH-101、SH-2、PROMARSなどが用意されているがこれら音源などは順次拡充されるという。


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[ Writer : 編集部 ]
[ DATE : 2017-02-03 ]
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