[GDC2009レポート]Vol.05 GDC会場ぶらり旅
2009-04-03 掲載
5回にわたってお送りしたGDC2009。最終回はあまり語られない展示会の1コマを見てもらおう。
ノースホールのブースフロア入口。では会場を見てみよう!
SCEIブース
立体映像対応BRAVIAでPS3のレースゲームを参考出展。 対応メガネはReal3Dのもの。 3D 対応メガネは、今後発売される予定の立体映像対応BRAVIAのアクセサリーとして同梱される予定。 リリース時期は年内予定。
SCEIブースの一角ではPSP最新タイトルのおためしコーナーが人気。
PhyreEngineパワーの公開。 SPU(Synergistic Processor Unit)ベースのライティングとポストプロセス用グラフィックエンジンPhyreEngineのアップグレード2.40が合わせて発表。 これでゲーム内における植物をよりリアルにレンダリングする"foliage rendering"システムが追加された。 これに関するセッションも開催された。
なごみ系のかぶり物も登場。 午後にはなぜか全員いなくなっていた。
Gamecaster社のGCS3バーチャルシネマトグラフィ・システムとCraftAnimation社のCraft Cameraツールで構成された、バーチャルカメラコントール・システム。モーションセンサー内蔵のGCS3カメラに装備されたLCD ビューファインダーを通して見える3DCGの空間でカメラコントロールをしていく。
AiLive社ではモーション感知コントローラーで行った動作を認識するゲームを作るためのミドルウェアLiveMoveProを公開。 ブースでは、このLiveMoveProが搭載されたWii専用Motion Plusを使って、遅延ない精密な動きを実演。開発者側は、実例の動作を与えるだけで複雑な信号処理コードを書かずに認識モジュールを作り上げることができるそうだ。 このMotion Plusは6月に任天堂から発売される。
インテルやSCEIも顔負けの大きなブースで現れたOnLive社。 実演しているのは、TVに取り付けた専用ブラックボックスと専用のワイヤレスコンソールを使って人気ゲームがオンデマンドで遊べるサービス。またはプラグインのブラウザをPCやMACに搭載しても同じようなサービスが受けられる。ハイスピードのインターネットを介してOnLiveのデータセンターからゲームをオンデマンドでダウンロードする仕組み。サービス価格の設定はまだのようで、サービス開始は今年末を予定しているそうだ。
任天堂ブース。朝の社長の基調講演が終わった直後ではブースにキー局を始め、たくさんの報道陣が訪れていた。
ノキアのモバイルゲーム機「N-Gage」専用ブース。 今度米国でリリースするモデルには、Bluetooth経由のコントローラZeemoteが付いてくるものもある。 これは昨年末にドイツで先行してリリースされたもの。
こちらはウエストホール側にあるスイートブースで、ジョブハンティングサイトになる。 特にバンダイナムコの2コマブースではかなり大勢が詰め寄っていた。
ルーカスアーツも広いオープンブースで、所属アーティストたちの作品が並んでいてまるでちょっとしたギャラリーのようだ。
computer-on-a-chipのTegra。 ARM11 CPU 、GoForce GPU、イメージプロセッサ、HDビデオプロセッサ、モバイルDDRのようなメモリとノース・サウスブリッジから成る。
ニューロマーケットでは最大手企業のニューロフォーカスが会場にいるとは思いもよらなかった。 プレイヤーの神経系テストをするもので、プレイヤーが刺激に実際どのように反応するか、ゲーム趣旨と合った反応をするかどうかを脳波ベースで調査するもの。 これ以上近くでは撮影禁止。
既に100タイトル以上に採用されている、OC3社のフェイシャルアニメーション生成システムのFaceFX。音声認識に優れ、オーディオデータを取り込んでアニメーションを生成していくもの。リンプシンクや特別なエンジンを取り入れずにオーディオファイルだけでかなり精密なアニメーションが生成できる。
NaturalPoint社の光学式OptiTrackモーショントラッキングシステムとフェイシャルトラッキングシステム。
[ Writer : 山下香欧 ]
[ DATE : 2009-04-03 ]
[ TAG : GDC ]
関連のコラム一覧
|
|
[GDC2011]Vol.02 GDCでも目立つ日本人の活躍とは?普遍的な面白さをもつ『パックマン』 パックマンの生みの親、岩谷徹氏 開催25周年を迎えたGDC 2011では、特別企画として「Classic Game Postmortem」という .... 続きを読む |
|
|
[GDC2011]Vol.01 25周年を迎えたGDC。任天堂岩田社長の基調講演で盛り上がる世界最大のゲーム開発者会議「Game Developers Conference(GDC)」が米国サンフランシスコのMoscone Centerにて開催された。会期は現地時間の20 .... 続きを読む |
|
|
[GDC2010 レポート]プラットフォーマーからの基調講演がない稀な年GDC開催。プラットフォーマーからの基調講演がない稀な年 会場のMoscone Convension Center シド・メイヤー氏の講演が今年のGDCのメイン基調講演となった。メ .... 続きを読む |
|
|
[GDC2009レポート]Vol.04 戦い終わって...「Game Developers Choice Awards」「Game Developers Choice Awards」 例年、開催三日目に「Game Developers Choice Awards(GDCA)」が開催された。このイベン .... 続きを読む |
|
|
[GDC2009レポート]Vol.03 任天堂基調講演GDC基調講演:任天堂 岩田社長、DS「ゼルダ」公開、Wii出荷が5000万ユニット達成 任天堂株式会社岩田聡氏 Game Developers Conference 2009の3 .... 続きを読む |
- [GDC2009レポート]Vol.02 モバイルゲームサミットを覗いてみると (2009-03-27)
- [GDC2009レポート]Vol.01 いよいよ開催!ゲームデベロッパーズカンファレンス (2009-03-25)
最新のコラム一覧
- [raitank fountain]Vol.03 EOS C300インプレッション番外編〜"普段使い"のC300 (2012-02-03)
- [コロラド紀行]Vol.69 アメリカの郵便制度の台所事情 (2012-02-03)
- [DigitalGang!]Shoot.01 GoPro HD HERO2に思いを馳せる! (2012-02-01)
- [Do it]今求められるDIT(デジタル・イメージング・テクニシャン)とは? (2012-01-25)
- [岡英史のNewFinder]Vol.17 街のビデオ屋的3D制作2 ~JVCケンウッドのGY-HMZ1に注目! (2012-01-24)
関連のニュース記事
WRITER PROFILE
山下香欧
米国放送機器総代理店にて、デジタル化の先導だったシステムのインストラクターを始め、放送業務用DDR販売、ノンリニア編集システム構築やMarCom兼インストラクターとして従事したのち、独立。
現在は、米国ベンチャー企業のコンサルタント、そしてフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイべントのレポートを投稿。
山下香欧 のコラム一覧
Writer
|
編集部(99) PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートです。 |
|
稲田出(27) 映像専門雑誌編集者を経てPRONEWSに寄稿中。スチールカメラから動画までカメラと名のつくものであればなんでも乗りこなす。 |
|
石川幸宏(35) 映像専門雑誌DVJ編集長を経て、リアルイベントを中心とした「DVJ BUZZ TV」編成局長として活躍中。 |
|
小寺信良(23) 業界で噂の新製品を、AV WatchやITmediaのコラムでもおなじみの小寺信良氏がレポートする動画連載。 |
|
raitank(5) あまたの海外ソースを読み漁ってHDSLRを独学。海外から仕入れた情報を日本語で発信するグラフィックデザイナー/アートディレクター。 |
|
ふるいちやすし(44) 自身で脚本、監督、撮影から編集、音楽までもこなすマルチプレーヤー。 |
|
岡英史(19) バイクレース及びF3レース参戦など、映像とはかけ離れた経歴を持つ異色ビデオカメラマン |
|
手塚一佳(44) CGムービー制作、ネットワークゲーム制作を得意とするデジタルデザイン会社アイラ・ラボラトリの代表取締役。 |
|
江夏由洋(13) 兄弟で株式会社マリモレコーズを設立し、ノンリニアにおける映像技術、映像制作を中心に、最新技術を取り入れたワークフローを提案している。 |
|
山本久之(26) 映像エンジニア。フリーランスで映像設備のシステムインテグレーションと、ノンリニア編集に携わる。 |
|
林永子(26) 2005年よりサロンイベント「スナック永子」を開催。通称「永子ママ」 |
|
鍋潤太郎(18) ロサンゼルスを拠点とするVFXジャーナリスト。 |
|
高野光太郎(4) 映像クリエイター。フリーランスにてミュージックビデオ、番組オープニングタイトル、CM、劇場映画、全てをデスクトップで制作。 |
|
安藤幸央(9) 無類のデジタルガジェット好きである筆者が、SIGGRAPH ASIAやCESなど海外の注目イベントを紹介。 |
|
猪蔵(5) いつも腹ペコ。世の中の面白いことを常に探っている在野の雑誌編集者。 |
|
山下香欧(8) 米国ベンチャー企業のコンサルタントやフリーランスライターとして、業界出版雑誌に市場動向やイベントのレポートを投稿。 |
|
ヒマナイヌ(5) 頓知を駆使した創造企業 |
|
坪井昭久(5) 映像ディレクター。代表作はDNP(大日本印刷)コンセプト映像、よしもとディレクターズ100など。3D映像のノンリニア編集講師などを勤める。 |
|
萩原正喜(69) 米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。 |
|
岡田智博(7) クリエイティブクラスター代表。メディアアートと先端デザインを用いたコンテンツ開発を手がけるスーパー裏方。 |
|
江口靖二(5) デジタルサイネージコンソーシアム常務理事、慶應義塾大学DMC機構研究員などを兼務。 |
|
しらいあきひこ(2) カメラメーカー、ゲーム開発などの経験を持つ工学博士が最先端のVR技術を紹介。 |
|
今間俊博(5) 尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科 教授。アナログ時代の事例を通じ、教育関連の最新動向を探る。 |
|
伊藤裕美(5) オフィスH(あっしゅ)代表。下北沢トリウッドでアニメーション特集上映を毎年主催している。 |
|
秋山謙一(17) PRONEWS記者。映像業界紙記者、CG雑誌デスクを経て、2001年からフリージャーナリストとして活動中。 |
|
UserReport(10) 業界で話題の商品を実際に使ってみてどう感じたかを、各方面の様々な方々にレポートしていただきました。 |
|
System5 Labs(8) SYSTEM5スタッフが販売会社ならではの視点で執筆します。 |
